成瀬かのさんのレビュー一覧

愛がない 小説

成瀬かの  三尾じゅん太 

あぁすれ違い

表紙のイラストでSっぽい攻とMっぽい受の感じに惹かれました。
とても、雰囲気でてると思います。

実際Sというよりかなりの俺様キャラでちょっと引いてしまうのですが
受けも受けでなんかイライラするですよね。
ただ話が進み、結果バカップルか!って。
ハッピーエンドでほっとしました。

2

珊瑚の骨 小説

成瀬かの  六芦かえで 

みんな幸せになればいい。

面白かったです。
痛い部分を抜けば、結構好みのお話でじゅうぶん楽しめました。
なによりも、攻めが預かっている姉の息子・・・ちびっこい8歳なのですが、この子の表現が大変愛らしい。
本当に愛らしく、健気で、場を和ませてくれる存在で。いい、こういう健気なちびっこなら構い倒すのに!と。そんな和み要因もいますがやはり、成瀬さんの作品。
痛みを抱えた登場人物がたくさん登場する話でした。
受けも、攻め…

2

愛がない 小説

成瀬かの  三尾じゅん太 

その目線からのスタート!

本作品、「その視点から始まるの!?」とびっくりしました。
だからこそ、とても面白かった。
大いなるすれ違いですね。

同僚に告白した槙野と
女性関係に不自由しない告白された白井。
酔った勢いで、白井は、槙野を抱いてしまうものの、

白井にとっては、後悔と罪悪感。でもエチはかなり良かった。
槙野にとっては、遊び?という不信感。でも、それでも、一緒にいたいという健気さ。

それぞ…

2

愛がない 小説

成瀬かの  三尾じゅん太 

ジレジレです。

ストーリーは割愛しますがすれ違いラブです。

ほとんど攻め様視点です。
これが受け様視点の話だったらきっと悲壮感漂う切ない話だったのでしょうが、攻め様視点で攻め様がコミカルにも振り回されてぐるぐるしてたため萌え萌えな話でした。

攻め様なりにお気に入りとして受け様と付き合ってると思い込んでるのに、態度が裏目に出るところなんかどこの中高生かってところが憎めないキャラでした。


自分…

3

愛がない 小説

成瀬かの  三尾じゅん太 

なんでお前なんか好きになったんだろう!?

立て続けに擦れ違いカップルを読んでる気がするのですが、この作品も
ガチで擦れ違いで、攻め様が最悪な程傍若無人でしたね。
でも、なんだか憎めないタイプでもありました。
受け様は同じ職場の同期の同僚に憧れていて、いつの間にか憧れが恋になってる。
受け様は仕事も出来て人当たりも良く、モテる攻め様にダメもとで告白。
そしてやはり攻め様から失笑と共に断られるのですが・・・・
職場の飲み会で成り行…

9

愛がない 小説

成瀬かの  三尾じゅん太 

自分勝手ととまどいと、見事なまでのすれ違いw

あれ?今までと随分形式が違うぞ!
過去を回想するようなそれぞれのモノローグが交互で登場したと思うと、各章に区切り攻め視点で展開され、そしてエピローグに受けのモノローグ。
作者さんがデビュー前にWEBで発表していたものに、短編がついて出版社へ応募した作品に更に書下ろし短編をつけて構成された一冊になるそうです。
今回もなかなかに楽しませてもらいましたが、
またまたイラストが三尾じゅん太さん~♪…

5

女王陛下と跪く男 小説

成瀬かの  北沢きょう 

すごいギャップ。でもそこがよかった。

私、特に『女王様』が好みではないのですが(『女王様』がすべてダメなわけではないですよ)、これは厳密には『女王様』じゃないんですね。

八尋(受)は、我侭で傲慢な『女王様』を演じてるだけなんですよね。ホントは根暗で後ろ向きで、自分に自信なんかこれっぽっちもない。かなりのダメ人間です。
こういうキャラクターって、一歩間違うと(私は)ただうっとうしいだけになりかねないのですが、『なぜそうなのか』が…

3

女王陛下と跪く男 小説

成瀬かの  北沢きょう 

女王陛下の素顔はね・・・

成瀬さんのお話は必ずと言っていいほど、受けにトラウマありで、あまり痛々しいものは好きではないものの、それを期待しつつ読んでしまうってのもあるのですが。
内容は詳しく他の方が書かれてるので、思ったことなどの感想のみ。

こちらの作品の『痛い』部分は、自分の中の「うーわーこれは無理!」と「これぐらいのガチガチトラウマは物語のスパイス」と感じれる狭間でした。
危うかった。
特に後半に語られる受…

3

砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

一風変わったアラブモノ

帯『何も思い出さずに俺の傍にいてくれ―。』

アラブテンプレではなく、一風変わったアラブモノです。
何故ならこの主人公、ハル〔受〕はアラブの宮殿に軟禁されてはいるけれど記憶喪失なのですな。
記憶喪失だから何だどうなっているのか分からない。
その導入部分から、徐々に記憶を取り戻して行く過程が書かれています。

イドリース〔攻〕もアラブにありがちな強引な俺様攻めではなく、傍らについていて…

4

若と馬鹿犬 小説

成瀬かの  海老原由里 

良かったです。何度読み返したことか

無表情執着ワンコです。

表題作は、一見ワンコとわかりづらい、無表情でちょっと不器用なワンコ攻めに、受けが振り回されるという構図がとても良かったです。
しかも、実は○年ぶりの再会で、攻めは前々から…という執着攻めは大好物なので、ニヤニヤしながら大変楽しく読めました。

ワンコ=攻めの朗は、タイトルそのままにおバカなのかと思いきや、むしろ聡いというか鋭いところも十分にあって、たしかに飼い主…

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