成瀬かのさんのレビュー一覧

愛がない 小説

成瀬かの  三尾じゅん太 

お話もイラストも◎

傲慢な攻が健気な受にいつの間にかハマってしまい、逆に振り回されてしまう――という王道の展開ですが、細かい章構成とそれぞれの一人称で語られる心情が面白かったです。そしてエロかった!笑 三尾じゅん太さんのイラスト(特にモノクロ絵)がカッコ良くてエロくて大好きでした。白井に強要されて槙野が奉仕するシーンのイラストの構図が大胆でドキッとしました。

白井が、傲慢なくせに真面目で誠実なところが可笑しかっ…

3

鬼人の契り 小説

成瀬かの  みろくことこ 

健気な鬼なんです

「契り」シリーズの第3弾です。
「白虎の契り」の清夏の従兄弟である橙弥(受)とその式神である正親(攻)とのお話です。
ガッツリネタバレしていますのでご注意下さい。

東家の呪術師である橙弥が、正親と呪術師としての仕事の帰り道に穢れの気配のある神に見初められ穢されてしまい、そして穢された橙弥は、正親との式神としての誓約が破棄されてしまいます。
それにより18歳から23歳までの記憶を失い、誓…

3

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

切なく哀しい

タイトルと表紙の通りモフモフ。
子狐の神様と、都落ちした武士の恋。
というよりも、子育てものです。
恋愛と言うよりも、愛です。
愛の中でも、家族愛とか、そっちに属するような雰囲気なので、BLかと言われると首を傾げてしまうところですが……。

前半は完全に子狐育成ものできゅんきゅんします。
モフモフ好きには悶え狂うほどの可愛さでした。
むっちりした赤子バージョンのままでもよかったくら…

5

砂の国の鳥籠 小説

成瀬かの  三枝シマ 

表紙とタイトル買い

変化球アラブ。
王子な攻が不器用健気です。
記憶喪失な受は、おどおど兎のようで、見た目は15歳くらい……。

記憶喪失の受の一人称で進むので、焦れます。
あまりにも謎が多く、ヒントも少ないので正直イラッとすることも。
どうやって記憶を失って現状に至るのかという部分がとにかくもどかしく、先を知ることに重点を置きすぎてしまい、感情移入できませんでした。
なので、物語中盤の内容などは正直あ…

5

黒豹の契り 小説

成瀬かの  みろくことこ 

ちょっと変則なツンデレ受け

『白虎の契り』のスピンオフです。
前作の受けの清夏の義父が今回の受け。
攻めは同じく妖。
ですのでカップル自体は別でも、組み合わせの種類は同じく妖×呪術師です。

**********************
受けの由羅は霊力の少なめな呪術師ですが、人並み外れた美貌の持ち主。
一族の東家は霊的なコンサルタント業を生業とし、由羅もその一人として仕事を請け負っています。

攻めは黒豹…

4

甘えない猫 小説

成瀬かの  高星麻子 

傍にいたい。

どこまでの人のいい喫茶店マスターと気まぐれにもほどがある!野良猫のお話。

まず和朗のキャラがすんごくいい。
誠実というか真面目というか。
一見草食なんだけども実はそうでもない男らしさがあり。
優しくてどうも世話をやいてしまうそのお人好し加減がツボでした。

一方葵ですが、警戒心バリバリでフシャーっと威嚇したと思いきや気まぐれにすり寄ってきたり。
感情はまるでなく、コミュ障気味。

3

僕の悪魔-ディアブロ- 小説

成瀬かの  穂波ゆきね 

健気さは時に強さにもなる

取引として売られてしまった里玖ですが…
それでも戸惑いながらも健気でいるところが可愛いです。
愛してもらえないことを、周りのせいにしない。
悪く言えば自虐的ですが…里玖の言動や行動がそれを補ってくれる。
愛情に飢えている受けは良いですね。
そんなに自分を価値ないものと思わなくても…
と切なくなってしまいますが…。
愛に飢えてる分、素直で吸収力も強いです。
なので儚そうに見えて強い。…

3

憂える天使~アンジェロ~ 小説

成瀬かの  穂波ゆきね 

健気な天使…!!

不幸な境遇の中で翻弄されながらも頑張る受けが好きです。
弱弱しく見えて、周りの人のために動ける心優しい子。

攻めは最初酷くて強引?と見えて実は…優しい。
というかファミリー(身内)をとても大切にする人。
だから受けを好きになったらもう…大切にしますね。

マフィアのファミリーがイイ雰囲気を出してくれてます。
事件とか起こってハラハラしますが、
最終的には恋愛でほっこり…。健気で…

1

異界の王 小説

成瀬かの  鳶谷あい 

襲い受けバンザイ

続編執筆されているそうで、早く続編出ないかな~と心待ちにしつつ再読。

現実世界で事故に遭い、そのまま異世界に飛ばされちゃった受けの話です。
それだけだとBL小説などでもありがちな設定ですが、他の異世界トリップ作品と違っていたのは、受けくんはビッチだったのです。(『奥様は魔女』オープニング調)
神託で異世界の王の花嫁にされちゃっても、王が受けの好みのタイプだったので、逃げ出すこともせず乗っ…

4

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

テッシュ必須

とってもピュアなお話なのですが、普段から小説にエロを求めて止まない私でも満足するような一冊です。

前半は、ニヤニヤするような癒しのシーンが多いです。
その一番の要因は何と言っても攻めの鐵が拾った子狐、琥珀。
この琥珀が、生まれたての無垢すぎるくらい無垢な存在で、本当に可愛いんです。
あまりにも可愛いとあざといなと穿った見方をしてしまう私から見ても可愛い!
例えば、鐵が大好きすぎて、彼…

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