栗城偲さんのレビュー一覧

Canna 2(アンソロジー著者等複数) コミック

スナエハタ  栗城偲  大槻ミゥ  櫻井ナナコ  ゆくえ萌葱  文善やよひ  青山十三  カシオ  梅松町江  崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵)  桐嶋リッカ  見多ほむろ  山田2丁目  コガマユミ  ミナヅキアキラ 

掘り出し物

ミナヅキアキラ先生の挿絵見たさに手に入れました。

「日本萌神話企画」と題して、沙野風結子先生と栗城偲先生がそれぞれ、古事記あたりを題材に書かれた短編に、ミナヅキ先生が美しい絵を描かれています。

沙野先生「鳥の船の夢」は、足の不自由な神様ヒルコと、その弟トリの物語です。
兄弟は、神であるがゆえに、周囲の人間達に天災を防げないことを責められます。
代償に体を差し出そうとする兄と、兄を愛…

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可愛くて、どうしよう? 小説

栗城偲  小嶋ララ子 

百合ップルちゃんを愛でる本

読んだ印象は、可愛くて、どうしよう?
タイトルそのまんまです。本当にどうしよう?
可愛くて純粋でキラキラしていて、
汚れた大人(私)には、直視出来ない眩しさ(笑)

高校生の男の子が二人でイチャイチャしているという、
男百合っぽい、ほわほわしたお話です。
子猫がじゃれ合っているような微笑ましい無邪気さがあり、
読んでいる間じゅう、目じりが下がりっぱなしでした。(私の)

ストー…

4

いとこいし 小説

栗城偲  北沢きょう 

ヘタレ攻め

幼なじみの従兄同士、
意地悪されて嫌われていると思いこんでいたら、
実は、
好きな子ほどいじめいたい的な、
好きすぎて意識しすぎて自然に仲良くすることが出来なくなっちゃった的な、
で、
それがばれたら、途端に大暴走。
みたいな。
なんというか、BLらしいBL.
攻めが華道の次期家元候補って言うセレブ感も適度だし、
受けの主人公の方は、花は好きだけど家元とか流派とかからは距離をお…

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今日も明日も会いたくて 小説

栗城偲  小嶋ララ子 

ヘタレだけどカッコ良い

好きでした、この作品!
攻めが好き。
そして年の差物も好き。
読みたいのにスピンオフ作品がなぜか手に入らないんですよ…なぜ?

受けは実家が営むお弁当屋さんを切り盛りする、浅緋。
性格は容姿に反してズバッとしているといいますか、男らしいかな。
ハッキリ物を言う一所懸命なタイプ。

攻めはボロボロの様相で、浅緋の弁当屋にかなりの頻度で通う人気漫画家の黒崎。
浅緋に会いたいばかりに…

4

ぼくのすきなひと 小説

栗城偲  サマミヤアカザ 

受けが微笑ましい

こちらはスピンオフ作品なんですが、前作の方は未読です。
この作品は高校へ入るまではえっちシーンはありませんし、別にショタが受け付けないわけではありませんが(反対に大人ぶって背伸びしてるような攻めは好きな方ですが)、この作品の攻めにわたしにはあまり魅力を感じなかったです。残念。

攻めは、生真面目で勉強のできる小学六年の渓。
進学校へ通いつつ、さらに塾へ通っています。

受けの七水は、頭…

1

追憶の庭 小説

栗城偲  梨とりこ 

主人公よりも他が気になり

ゆったりと時間が止まったような雰囲気のお話。
梨さんの挿絵がとてもマッチしていました。
攻め、受けが前後編のような感じで、両視点で楽しめます。

攻めの大和は、いわゆる普通の大学生。
しかし風景画家だった祖父の顔も見たことがなく、このたび祖父の通夜へ参列し自分達家族・親戚達が祖父と絶縁状態だったことを知る。

受けの閑野は大和の祖父の同居人であり、最期を看とった儚い雰囲気の青年。

2

地角の衆生 小説

栗城偲  ミナヅキアキラ 

今年一番の可愛い受

ミナヅキ先生のイラスト見たさと、もふもふが絶品との情報につられて買いました。

期待を上回る可愛さでした。

まず、表紙で何分か手が止まります。私の「表紙手が止まり時間」最長記録です。
ここで600円のもとは取れました。

さらに、本文に入って一行目で、可愛いのはイラストだけではないと予感します。
痛い目に会う受の鵺の描写が、かわいそう萌えの心を鷲掴みです。

哀れな受が好きな…

8

裏を返せば…! 小説

栗城偲  梨とりこ 

Sっぽくはないかな

あらすじを読むとザックリ内容がわかってしまいますが、一応ネタバレなしで書きたいと思います。


受けの南雲は塾で事務員をしているノンケさん。
彼の目下の悩みは講師の本郷の存在です。
彼はなぜか南雲にだけひじょうに嫌な態度をとるんですね。

攻めはゲイで数学講師の本郷。
ツンツンして南雲への態度は最悪なんですが実はM男さんで、南雲が気になっております。

本郷の彼氏がS男なため起…

1

いとこいし 小説

栗城偲  北沢きょう 

とんだヘタレで妄執気味な攻めだけど一途

華道を舞台にした話で、女性が家元になる家系なのにしばらく身内の女性が
生まれなかった事から次期家元候補が男ばかりになり、従兄弟同士で互いに
牽制し合ったりライバル視したり、苛めや揚げ足取りと言う家元襲名問題が原因で
小さな頃から同じ年で仲の良かった二人が大人の思惑でライバルにされ、
一方が暫定的な家元候補に決まるまで、すっかり会話もしなくなった二人。

そんな二人が、実は家元候補の龍鳳…

4

不埒なおとこのこ 小説

栗城偲  鈴倉温 

ところどころに萌?

煮え切りませんね、攻めさんも受けさんも。
好きなら好き、付き合うなら付き合うとどこかに書いてほしかったなあ。
(いや、書いてあるか。
攻めさんの一方的な気持ち、希望、おねがいとしてだけど…)

それと、後日談が完全に蛇足に感じました。
大してラブラブでも幸せでもないし。かといって新展開があるわけでなし。

良かった点としては、この攻め君が好みでした。
だからこそいかにも腹黒っぽい…

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