栗城偲さんのレビュー一覧

玉の輿新調しました 玉の輿ご用意しました(3) 小説

栗城偲  高緒拾 

甘くてちょっぴり苦しくて、読み終えた後は前向きになれる!!

「玉の輿ご用意しました」の3作目です。
こちら完全な続編なので、単独で読む事は難しいと思われます。
気になられた方は、1巻目からぜひどうぞ!!

元々好きな作家さんですが、このシリーズは特に大好きで、今作の発売も首を長くして待っていました。
続編と言う事で、出来上がってるカップルのイチャラブが楽しいかと言うと、主人公の成長に重きが置かれた作品なのです。
もちろん、イチャラブも存分に楽し…

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玉の輿新調しました 玉の輿ご用意しました(3) 小説

栗城偲  高緒拾 

更なる前進

玉の輿シリーズ3冊目!
ワクワク待機していましたヾ(*´∀`*)ノ
3冊並べると青依の成長を感じて笑みがこぼれます。

昔の印南そっくりな不遜な甥っ子登場や、
青依の特殊能力に感嘆したベルさんからの提案、
印南と青依の喧嘩ete…
周囲がドタバタしつつ『Plus Ultra』を感じる内容でした。


印南の為に何が出来るかを常に模索しつづける青依。
恋人としては対等で居られて…

8

stand up, please! 小説

栗城偲  街子マドカ 

なぜなのか?が気になって…

中立寄りの萌えです。

AVのモザイク職人ゆえに在宅で誰とも会わず寝食も忘れて没頭し、ひたすら結合部や性器を凝視しているためか三大欲求を無くしEDになって数年という創丙。対人スキルも恋愛スキルも落ちてどんな際どいAVを見ても全く反応しなくなって…。

なんというか書き方とか話の繋がりが唐突に思える箇所がいくつかあったり、ずっと疑問もあったりで萌え切れず。

二人が同居して居心地よく暮ら…

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玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

訳あり御曹司社長とチンピラ風青年の年の差もの

御曹司のゲイの社長とチンピラ風なノンケの青年のお話です。
話の中で何度も青依が自分が印南に釣り合わない、恥をかかせる、迷惑をかけると思うのが可哀想で切なかったです。
家庭の事情やその後のケガから転落人生で当たり屋なので確かに、印南と関わるにつれ気になってきますよね。
特に会社に書類を届けにいったエピソードは辛かった。

お互い最初はどうなるかと思いましたが、確かに当たり屋相手にいきなり恋…

2

同居注意報 小説

栗城偲  陵クミコ 

すれ違いは思い込みから来るものなのよね

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきあり。

『見た目と実際が違っちゃうので、すれ違いや誤解が生まれてしまう』というのはBLも含めた恋愛小説の一つの醍醐味だとも思うのですが、そのお手本の様なお話でした。ドラマチックな大きい出来事が起きる訳ではないけれど、最後までうふうふしながら楽しく読めます。

父の急な転勤が決まり、高校三年生の壱(はじめ)は父の親友の息子である駈流の家に下宿することになり…

4

小説ディアプラス創刊50号記念「書き下ろしプチ文庫」 グッズ

後日談の甘さ堪能

本編の番外編15作品の小冊子です。

本編が未読だと「ふーん仲良しだね」だったんですが、本編を読んでから読むと、後日談の二人の甘さにジタバタしそうになりました。

私が一番印象に残ったのは、「溺れる人魚」の番外編「ひとりじめ人魚」です。反省したとはいえ、遊び人の桂(攻)に本編読了後もなんとなく不安を抱いていたのですが、眞生(受)にメロメロだという心中が分かり、ホッとしました。これ、これが欲…

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もういいかい、まだだよ 小説

栗城偲  小椋ムク 

『象の時間、ネズミの時間』みたいな話かと

電子書籍で読了。挿絵あり(サイズが小さいです)。あとがきあり。『特別版(ペーパーかな?)』が付いていました。

大人気だった『てのなるほうへ』のスピンオフなのですが、こちらの評価(得点)がとても低いのは何故だろう?種類は違うけど切なさ具合はこちらも負けてはいないと思うのですけれど。
『命の長さ』についてのお話なので、お若い姐さま方には今一発だったのかな?こちとら、かなり薹が立った女子なもので…

4

鬼の棲処 小説

栗城偲  コウキ。 

購入検討している方へ。電子の特別版をオススメします。

「鬼の棲処」とシリアスさを連想させるタイトル。
疫病神扱いされている「黒鬼」と呼ばれる子供。

不憫な展開が大半を占め、
救われるお話なのかなーと思ってたのですが真逆でした。
『絵本の中にあるおとぎ話』を読む感覚がシックリきます。

所々細かい部分を掘り下げることなく
バックボーンがふわっとしてる点が少し目についてしまったのですが、
絵本の世界となれば、うーん、それくらいがちょう…

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同居注意報 小説

栗城偲  陵クミコ 

嫁に欲しい攻めの家事力

あとがきによると攻めは「オカン攻め」との事で、個人的には非常に好みな攻め様でした。
というかこんな旦那欲しい…と思わせるというか(笑)
オカンな社会人攻めと、ツンとクールに見えるが実は一途で純情な高校生受けのお話でした。

親の転勤をキッカケに、子供の頃から憧れていた攻めと同居する事になりときめいていたら、相手は自分の事を忘れていた。
しかも初対面と思われてたのにキスまでされた…と、受け…

3

忠犬カウンターアタック 小説

栗城偲  アオイ冬子 

カクテル好きの気持ちをくすぐる「初恋」v

前に『カフェオレ〜』の方を読んでいて気になっていた作家さん。

小道具の使い方が上手だなと。
カクテル然り、指先然り、複数のバー然り。

しかし、タイトルから想像していた展開とはちょっと違って、
カウンターアタック?……と、読みながらじれじれしてしまいした。
一冊最後まで読みきれば、成る程な!と納得できるのですが、
本編だけだと色々ともにょる感じが残ります。

出来ることなら、…

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