秀良子さんのレビュー一覧

年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~) コミック

秀良子 

死神は

死神は最も優しい天からの救済。

on BLUE誌掲載時に「金魚すくい」と「デラシネ~」のどこか1回分くらいは読んだことがあったとおもうが、改めてちゃんとまとまった物を読むと、元貧乏神の死神君が、とっても美形で色っぽい。

「金魚すくい」
この1作だけだと、「まぁ、随分と変わった趣向のマンガだけど、、、ふぅん」程度の、
与平のキャラが限りなく「しゅみじゃない」よりで、なんというか、後味…

5

年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~) コミック

秀良子 

じっくり味わって読む、大人の落語BL

落語の「貧乏神」と「寿限無」をモチーフとしたお話。
まさか落語がBLのモチーフとなるとは…!驚きです。

「寿限無」は知っていましたが、「貧乏神」は今回初めて知りました。
ちなみにデラシネとは、根なし草のことだそう。
転じて、故郷や祖国から切り離された人のことをいうそうです。

今回特に落語を下敷きとしているからか、単なる萌えではなく、情とか色気とか侘しさとか、そんなものがたくさん織…

10

年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~) コミック

秀良子 

暗闇の中の光だからこそまぶしいのだろうか。

死神。好きな設定でした。
秀さんの作品イラストは得意分野じゃないのですが、読み返すことが多かったので、今回も迷わず購入しました。

今回は好きになれなかった。
1つの作品は好きだった。
小向家の事情
これだけ大好きでした。
生まれた時からお母さんのかわりに身の回りの世話をするのが
男の人であること。
思春期の気持ちが当たり前に描かれていました。
それがとても心地良かった。

7

年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~) コミック

秀良子 

落語が漫画になるとこうなるのね。

読んで初めて落語からの作品なのだと気がつきました。
初めの金魚すくい、これって落語作家の小佐田定雄さんの作品なんですよね。
知り合いが落語をこよなく愛しているので、桂枝雀さんのテープを聞いたことがあり、
秀良子さんの手によってコミックスになるとまた違う味わいがあると
かなり心惹かれてしまう最高な作品に仕上がっていますね。

落語でも貧乏神の可愛らしさを感じたのですが、画でみると一段とで…

11

年々彩々(表題作 デラシネの花~落語「寿限夢」より~) コミック

秀良子 

死神の恋

onBLUEでの連載「落語シリーズ」2作に、drapからの短編と、描き下ろしを加えて構成された一冊。
落語シリーズは既読でしたが、その2作品とも切なさや、恋焦がれる気持ちが溢れて涙なしに読めなかった!

【金魚すくい】
怠け者すぎて女房に逃げられた大工の与平の元に現れたのは、家に取り憑いている貧乏神。
彼が言うには、取り憑いた家の人間が働いた儲けを養分にして生きているのだとか。
全然働…

9

雨の日 コミック

秀良子 

ふたりが幸せでとてもうれしくなる。

コマノと夏樹の或る一日を、
こっそり覗き見しちゃったような一冊。
ストーリーや山があるわけじゃないけど、
なんだかこっちまで凄く幸せな気分になれました^^


雨が降るお休みの日、
家で過ごすコマノと夏樹。
起きて、セックスして、マンガ読んで、
食べて、セックスして、昼寝して、
食べて、DVD見てまた…。
台詞もほとんどないけれど、
そのちょっとした表情や行動が
なんとも…

8

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

ダメな人たち

あらすじを読んで購入しました。
愛し愛されることに臆病な受け。
そんな受けを愛する2人の攻め。

いつもなら好きな要素なんです。
でも今回は何度もイラっとしました。
受けである安曇がどうにも好きになれませんでした。
自分の欲望を満たすだけの身勝手な人、にしか思えなくて。
BL作品なのにゲイで悩む安曇よりも、妻である杉沼の妹に同情してしまいました。

読み手によって評価が分かれる…

6

雨の日 コミック

秀良子 

二人の日常の1コマ

初めと終わりしかセリフが無いのに
その間の二人の会話が想像出来そうなくらいでした。
特別な事は何もなくても愛し合ってるコマノと夏樹、
朝目覚めて眼鏡をかけたのに
コマノにキスされて眼鏡を外される夏樹なんですが
そのコマノの表情が愛おしさ全開!みたいに優しいんです…。

食べるカップヌードルはノーマルとカレー。
どっちがどっちを食べたのかな。
夏樹がカレーかな。

読んだ漫画は…

5

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

それが愛だと、知りながら。

答えの出ない三角関係と、秘密のご褒美


ゲイであること、快楽に弱い身体であることを厭う安曇
安曇に義兄であり、初恋のひとである杉沼
そんな安曇を真剣に愛している史賀



義兄・杉沼から与えられる淫らなお仕置きと、
その帰り道で、部下・史賀に優しく甘く抱かれる時間。


初恋のひとでもある杉沼がもたらす痛みを伴った快楽と、
史賀から向けられる真摯な愛情。



8

「やがて恋を知る」初回限定特典書き下ろしショートストーリー グッズ

愛する人が幸せならば

「やがて恋を知る」本編のラストに3人で車でデートに行くシーンがありました。
行きの運転が杉沼、帰りが史賀。
その帰り道、後部座席で杉沼の肩にもたれ寝ている安曇とそれを気遣う杉沼の姿をバックミラーで見ながらの史賀の想いです。

純粋に愛を向けている風の史賀でしたが、その気持ちの奥底は本編でははっきりと伺い知ることはできなかったので、この史賀視点は、本編の結末の裏付けをするのに或る程度の役割を…

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