よしながふみさんのレビュー一覧

1限めはやる気の民法 1(新装版) コミック

よしながふみ 

セックスまでの距離

 帝能大学法学部を舞台にしたキャンパスものです。大学生活がリアルに描かれています。前期テストとか、留年とか懐かしいです。

一見チャラい藤堂と優等生タイプの田宮はゼミ仲間。とはいえ、ゼミ生たちは内部進学者であるお金持ちの子弟ばかりで田宮は馴染めない。金にモノをいわせた付き合いをオゴリだと言ってもぴしっと断る田宮の男気に藤堂は惹かれ始めます。
田宮は藤堂に「ご同類かと」とゲイの扱いを受け、その…

2

ジェラールとジャック(文庫) コミック

よしながふみ 

素晴らしい!よしながワールド!

私が初めて読んだBL作品が、よしながふみさんの『執事の分際』『ジェラールとジャック』。BLにはまるきっかけとなった作品。 


もう素晴らしいとしか言いようがなく、読み終わったあと1時間くらい放心状態だった。まるで映画を見終わったあとのよう、それも極上の。今でも私の中でナンバーワン。


ジャックはジェラールの初めての客で、出会いは最悪。しかし、再会し共に過ごすうちに…。 


14

橘という男 コミック

よしながふみ 

なぜだかほんのり甘い気持ちで 僕は彼女を抱きしめていた

アンティークで見習い店員として働きたいと言い出した楓子。
初めは強烈に拒否していた小野だが、髪も切って、身体の線も出ないようにして、そこまでして小野に気を遣うでこちゃんを追い返すことは到底出来ず・・・バカだけど懸命な部分は父親譲りなんだな(´Д⊂ヽ
ところがでこが橘のお嫁さんになると言い出した辺りから、風向きは不穏な方向へ。
そんな考えを諦めさせる為にとわざと冷たく接する橘に、完全に畏縮して…

6

悪魔のような男 コミック

よしながふみ 

頼むよ 幸せになってくれ

よしながさんの前書きがなんだか可笑しい。
『千影×小野です。すいません。やってます。夢じゃありません。「永遠はありますか?」の次の日の話です。ごめんなさい。そしてどうもありがとうございました。それではどうぞ。』
どうして何度も謝っているのか(笑)

ここから千影×小野が本格的にメインになってゆく。
読んでいてこのまま小野もちぃで落ち着くのかしら・・・と思ったのだが、なかなかどうしてそうも…

5

そしてかくも平穏な日々 コミック

よしながふみ 

帰りにどこかでごはん食べて行こう

「七夕の夜」の次の日のお話。
昨晩かなり恥ずかしい場面をエイジに見られてしまった小野は、店に向かう足取りもやや重い。
しかしあっけらかんと小野との2人だけの秘密に喜ぶエイジに、小野はやや拍子抜けしてしまう。
やはり前半はほのぼの・・・前半は。
一方、橘は千影が小野と外で食事すらした事がないことを知り、怒り心頭の面持ちでご出勤。
小野と千影は結局、橘の見繕ったお店で夕食をとる羽目になるのだ…

3

愛とは夜に気付くもの コミック

よしながふみ 

よしなが先生の描く漫画の雰囲気が好き

よしなが先生のBL作品初読み!

執事×お坊ちゃん。
イイですよ。゚+.(*`・∀・´*)゚+.゚イィ!

美形で高飛車。自信家。そんな受と、従順。世話焼き。頭脳明晰。でもチョッピリ意地悪な攻。

なんかねぇそのバランスがなんとも言えません。
よしなが作品ってスゲェなって改めておもった瞬間でした。

坊ちゃんは、執事が大好きだし、執事も凄く坊ちゃん大事にしてるし。
作風も、今…

3

そっとしておいて コミック

よしながふみ 

その晩は とてもとてもよく眠れた

いくら百戦錬磨の魔性のゲイだと本人は豪語しても、実際は恋愛の「れ」の字も知らない子供じゃないの小野って・・・と思わされたお話。
そしてこんな些細な事までも作品として昇華してしまうところが、なんともよしながふみらしく、ほくそ笑んでしまった。
「そしてかくも平穏な日々」でも小野は恋人と外で食事すらしたことのないというエピソードがあったが、今回も小野の乏しい恋愛経験が露呈されていた。

この人、…

3

青い鳥 コミック

よしながふみ 

天使みたい

防犯の意味も含めて、橘と千影のマンション近くに住まいを移した小野。
引越しを手伝ってくれたお礼にと3人で食事をした後、小野の新居で振舞われたワインであっさり酔いつぶれてしまう橘がちょっとカワイイ(*^-゜)
ボンボンなのに本当に意地汚いったら・・・(笑)
結局、橘も千影も泊まっていくことになるのだが、その夜に2人が心から信頼しあう姿を偶然に目撃してしまい、小野はどうしようもない嫉妬心に苛まれ…

3

初恋 コミック

よしながふみ 

一緒にいてあげるよって 言えば良かった

前作でも登場した翔平だが、今回は仕事関係で知り合った年下の片桐に恋をしてしまい浮かれ気分・・・ところがその彼はあっさり小野に持っていかれてしまい、しかもあっさり捨てられてしまうという、何ともお気の毒なエピソードだ。
なんか小野のお陰でふたりとも傷心なんだが・・・(;´∀`)

アチラの世界はある程度ドライな関係というのがアリだとは思うが、それでも誰も小野を悪く言わないところが彼の人柄を表して…

3

僕の大切なひと コミック

よしながふみ 

こういう時って・・・どうしたらいいんだろう・・・

またまたよしながふみの前書きが笑える。
『自分のマンガじゃなけりゃ 千影のちんちんで橘をひーひー言わせてやる所なのですが・・・』
ああそうなんだ、よしながさん的には千影×小野ではなく千影×橘だったのかと。
好きで描いてるんだと思っていたのだが、自分の作品だと同人誌ですら儘ならないものなのか。

今回は橘と千影の少年時代のお話。
鼻っ柱の強い橘少年(14歳)、口だけは当時から達者だった。…

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