よしながふみさんのレビュー一覧

1限めはやる気の民法 1 コミック

よしながふみ 

今読んでもちっとも古くない

今は亡きビブロス版
ビブロスが倒産してリブレになって、過去の本を次々新装版、再版している。
作品によっては、再編集したり、過去の本をそのまま再発売したりといろいろだ。

この本に関しては、多分どこも弄らず再発行
もう10年以上前の作品で、舞台は現代の大学だというのに、古びた所が見あたらない。
それだけ、普遍的なお話で、作品としてよくできているって事だ。

1

猫とおじさん コミック

よしながふみ 

優しい子なのは本当なのよ

前々作「初恋」で傷心の片桐を、早速体で慰めてあげた翔平さん。
しかし案の定振られてしまい、そのウサを小野にぶつけていたところ、同じ場に居合わせた斉木和敏に「キモいオネエ」と罵倒されてしまい、またもや怒り心頭・・・。
どうにかして痛い目に遭わせてやりたいと思った翔平は、小野に一晩だけ遊んでやれとけしかけるんだけども、いやあこれまたなかなか大人げないことだ。
しかし小野を逆恨みしてナイフまで持ち…

6

猫とおじさん コミック

よしながふみ 

まれにみる鬼畜。

初恋っていう漫画は見てないんですが、コレだけでも十分面白かった。
オネェの久世と、その久世をキモイと一蹴した和敏。
腹いせに久世は魔性のゲイ小野を投じて、和敏を撃破?することに成功したわけですが、フラられて飲み潰れた彼を介抱したのは良いけど、小野に復讐しようとたくらむ和敏は久世を怒らせてしまって、おしおきされちゃいます★
今までオネェ言葉だったのにいきなり男らしくなって、鬼畜モード全開で和敏…

5
非BL作品

西洋骨董洋菓子店(1) 非BL コミック

よしながふみ 

BLへの(2度目の)入口でした

ちょうどアニメの放送がはじまる少し前に、男性の知り合いが「とにかく面白い」と勧めてくれたのです。
当時の私にとってBLは「触れてはいけないもの」という漠然としたタブー意識があって(元々好きだったのですが、好きと言うことが憚られたのでそのうち禁忌視するようになっていたのです)よしなが先生の作品もその中に含まれていたのですが、男性がそう言うのなら、と、アニメを視聴してから原作本を読んでみたら、びっく…

2

愛とは夜に気付くもの (新装版) コミック

よしながふみ 

執事といえば

文庫版では『執事の分際』になってますが、『愛とは夜に気付くもの』新装版嬉しいです。

執事といえば、よしながさんのこのシリーズを置いてない!!
ぼっちゃん、可愛い!! クールな執事がまたよし!! 下克上万歳!!!

鼻の穴が膨らむこと間違いなしですよ~!

5

愛とは夜に気付くもの (新装版) コミック

よしながふみ 

これが『執事』だ!

革命期のフランスを舞台に描かれた、執事とぼっちゃまのお話です。

よしながふみさんのマンガといえば、1ページに3コマという大きなコマ割です。
大画面でぐいぐいと魅せるHシーン……素敵です。

ぼっちゃまがクールな執事にワガママ放題なのもたまらない……。
クロードのクールで大人の魅力が満載の執事は「これぞ執事!」と唸ってしまいます。

4
非BL作品

西洋骨董洋菓子店(4) 非BL コミック

よしながふみ 

甘くほろ苦い

最初に言っときます。エロは全くありません。そして、小野は魔性のゲイと呼ばれていますが他はノンケのような感じに見えます。その辺が曖昧なんですけど…この巻は恋の駆け引きと言うものもほぼなく、橘の過去のトラウマを軸にして話が進んでいっています。

よしながふみさんは最初、漫画の書き方や絵が苦手で避けていたのですが機会があって読んでみると意外に面白かったです。最後の終わり方とか結構好きだし、橘がトラウ…

2

無罪世界 小説

木原音瀬  よしながふみ 

面白かった

遺産目当てに、言葉も常識も知らないジャングル育ちのイトコを引き取り、すったもんだの挙げ句、結ばれる話です。
木原音瀬さんにしか書けない話です。
ジャングル育ちてw
裸で謎のダンス踊って病気を治そうとしたところなんて、笑いすぎてお腹がひきつけ起こすかと思いました。

主人公は、木原作品によくあるタイプの男です。刹那的で享楽的な生き方しかできない嫌味な男。人当たりはいいのに責任転嫁だけは上手いタイプ。…

10

無罪世界 小説

木原音瀬  よしながふみ 

萌えとは微妙に違う不思議なおもしろさ

詐欺師まがいの職業で稼ぎ、賭け事好きで借金まみれの山村の元に転がり込んできた顔もしらない親戚からの遺産。
借金の返済がせまる山村は喜々として飛びつこうとするが、その遺産には大きなおまけがついていた。
幼いころジャングルで行方不明になり、原始インディオに育てられた従兄弟、宏国だ。
ずっとジャングルの奥地で育ち、日本語も日本の生活習慣もまったく知らない宏国の世話をすることがこの遺産を受け取る条件…

5

五つの音 小説

火崎勇  よしながふみ 

冷めてるようで、じつは情熱的

タイトルの「五つの音」とは、「あ・い・し・て・る」です。
その意味に捕らわれすぎて大事な人に言えなかった、という後悔。
でもそれを認めたくない主人公・鵡川。
やり手アドマン・鵡川はヘッドハンティングされた会社で、昔の恋人・久遠と再会する。
高校卒業時、一方的にひどい別れを告げ、未練はなかったはずなのに。
再会したら、なぜか久遠が欲しくてたまらない。
俺様な鵡川は、なんとか久遠を手に入れ…

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