total review:280974today:33
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
33/38(合計:372件)
よしながふみ
むつこ
短編集です。 やっぱりめちゃくちゃ面白いです。 よしながふみ万々歳。 よしながふみさんの作風の広さを物語るかのような、バラエティに富んだ七つの短編が収録されています。 なかでも『執事の分際』がダントツで面白かったんですが、これって文庫版の『執事の分際』と同じ話ですよね。 「さあ 覚悟なさい 私はつくりもののあえぎ声で ぼっちゃまのお相手をしてきた 可愛らしい小姓達とは違いますよ 腰が砕けるほど…
ミドリ
ネタバレ
ちるちるさんでは今、よしながふみさんがブームなのかな(笑)?? 今まで読んだよしなが作品で一番好きかもしれない「執事の分際」。 冒頭の「シノワズリ」では、とある貴族とその浮気相手(マダーム)の従者の話。 二人は関係を持ち、徐々に惹かれていくのだけれど、身分の違いもあり、結局結ばれることはありません。 そして「ある貴族たちの一日」ではその従者の甥が出現。続く「小姓の分際」ではその甥が主人公に…
ともふみ
醜悪と崇高。対極の言葉ですがどちらも愛のなせるわざ。愛とは究極のエゴであり、言ってしまえばその両方が人間の本質そのものなのかもしれません。 時代や場所、そのときどきで天秤のように左右にゆらゆらゆれている。 読み終えて、そんな光景が浮かびました。 貴族を愛したがゆえに過去に深い痛手を負い、貴族を憎む男ジェラール。 父に裏切られながらも父を愛し、貴族としての挟持をもつ少年ジャック。 数奇…
雀影
浴衣で夏祭り 千影と小野がくっついてしまった後、橘がそれに気づくお話。 商店街の催しに合わせて、アンティークの面々も、それぞれ橘の見立てた浴衣姿に、 千影の浴衣姿を見たときの小野の様子で、二人の間に変化があったと気づいてしまう橘。 そんな橘に、小野は改めて恋してしまうが、、、 恋心は恋心として、どうにもならないし、好きだから抱き合っていて、離れられないのもどうしようもない。 …
木原音瀬 よしながふみ
かにゃこ
ゲイの訪問詐欺師・山村とインディオに育てられた従兄弟の野生児・宏国 これまたとんでもカップリング。 父親に捨てられ母親に捨てられたという境遇の山村。 いろんな職を転々とし、賭け事に借金、自堕落な生活を送り 浄水器を法外な値段で売りつける訪問販売をしています。 人を騙し糧を得ている山村のもとへ舞い込んだ従兄弟と遺産。 当然、遺産だけ毟り取るつもりで従兄弟・宏国を引き取るのだけど・・・…
よしながふみ作品に、神以外の評価をつけたことがないことに気づきました。仕方ないよね、だって私のツボなんだもの。 萌え評価しようとしたこともあるんですよ。実は『フラワー・オブ・ライフ』という作品を「超面白いけどBL的要素がなさすぎるから萌え評価で…デブ萌えできるならニオイ系として楽しめるかも」などと書いたレビューをうpしようとして、ちるちる上にこの作品がなかったことに気づき、「そりゃそーか」と自分に…
愛の物語ですが、救いの物語でもあります。 男娼を買う貴族嫌いのポルノ作家と、借金のカタに娼館に売られた貴族の子供。 そんな二人の話です。 激動のフランス革命時代を背景に愛の物語を描くなんて、力量が問われるのではないでしょうか。そして見事に応えている作者。 初めて読んでから10年近く経ってしまいましたが、今読んでも、何度読んでも、心に響くものがあります。 これって凄いことですよね。 …
短編集です。 素晴らしかったです。 よしながふみ万歳。 『それを言ったらおしまいよ』 学生時代からの友人同士である、ノンケとゲイの話。 幼馴染みモノの一種ですが、幼馴染みモノに必要な萌えツボをきっちり押してくれる作品でした。 『私の永遠の恋人』 泣きました。 アンドロイドモノで泣いたのは、水城せとなさんの『いつか好きだと言って』以来だなァ。 アンドロイドに何故こんなに感情移入できてしまうんでし…
手に取る本、手に取る本、どれもこれもめちゃくちゃ面白いんですけど、よしながふみさん。どうしようどうしたらいいのどうしようもないけど。 私のツボのど真ん中でした、スゴイ漫画だ。 大学が舞台です。 受けは、田宮という真面目で誠実で頑固でスーパー照れ屋な男。 攻めは、藤堂という金持ちのチャラ男のゲイ。 正反対の二人は同じゼミになり、お互いの心根の優しさを知って、仲良くなります。 で、ゲイの藤堂は田宮に…
ゆこみそ19
第1巻の終盤で、ジェラールの壮絶な過去が描かれた後に、 この第2巻で、ジャックの過去が明らかになります。 「家族への愛」「恋人への愛」 「愛」といっても、ひとつではくくれないほどの強大な何かがある、 ということをこの2人は語りかけてくれます。 この漫画は「萌え」というよりは、「唸る!!」に近い。 読み終えたあと、何かがドドドドと押し寄せてくるような気持ちになりました。