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四ノ宮慶 兼守美行
茶鬼
ネタバレ
前作、前々作、ちょっと今ひとつ感があったのですが、今回は「愛」を主題に二人の男性が対比的に描かれて、その主題がとてもわかりやすかった。 流れもごくごく自然に感じて、この主人公たちの気持ちがなんとなく共感を呼んで、どちらの気持ちもわかるような気がする!って、結構気に入りました。 このラストのハッピーエンドは幸せが漂って、こちらまで嬉しくなるような。 そんな物語に感情移入して疑似体験しているよう…
四ノ宮慶 奈良千春
あんり
読んで最初に、果たしてこの恋は実る可能性あるのか?絶望的だろ。。。と思いながら読み進めていたのですが、まあまあ!うまいこと締めくくってくれましたね。こういう受け(弱気女の子っぽい)ってあんまし好みじゃなくて、きっと好きになれないなーと思っていたんですが、いいんじゃないのー?(笑)頑なまでに他人との関わりを拒絶する攻めが受けによって人間らしく、徐々に変わっていくのにきゅんきゅん。 最初はうざい受け…
青海
恋人を、突然の交通事故で亡くしただけでもショックなのに、 実は恋人は結婚していて、妻と娘がいた・・・ そして、仕事も住む所も無くして、茫然としていた秋に、 気まぐれで純也が声を掛けた事で、2人は出会います。 愛した人と同じ煙草の匂いと、右眼下の泣き黒子。 決して似ているわけではないのに、 秋はふたつの符合に純也と田之上の面影を重ねてしまう。 傷ついた心を癒すため、現実逃避だと…
snowblack
生まれ育った環境も、ひそかに抱え続ける悩みも違う。 しかし、誰かに認めて欲しい、居場所が欲しいと渇望し、喘ぎ苦しむ姿がシンクロした。 大病院の息子で、金銭的には恵まれ過ぎるも愛に飢え、反発心から医大を休学中の攻め。 捨て子で施設育ち、ようやく手にした幸せだったはずの恋人は不慮の事故で死に、 しかもその葬儀で妻子がいたことが判明、職も住まいもなくした受け。 寒空の下佇むそんな受けに、攻…
marun
シリアスが代名詞みたいな作家さんだと思っているのですが、やっぱり今作でも その系統をひた走るのですねと思いながら読ませて頂きました。 結果からすると・・・萌えどころも感動も個人的には希薄でした。。。すみません。 受け様の背負った背景はかなり胸に来るものがあるのですが、攻め様の子供のような って言うより、まんま子供の我儘&傍若無人で寂しがり屋と言う性格がかなり痛い。 まぁ、これはホント…
今回は年下攻めです。 主人公たちそれぞれに抱えるものがあり、互の存在がそれを埋め、そして高みへと引き上げる。 そこまでの経緯にはずるさであったり、傲慢であったり、思惑もあったりするものの、エンドへ向けての盛り上がりは、結構入り込めるお話で、ひょっとしたら今までの四ノ宮作品の中で一番自分的に好きかもしれないです。 愛する人を失った人が、初めて愛して愛される悦びを得る、 本当の愛が欲しかった人…
霧島伊都
つい最近この作品を知ったのに、知ったきっかけや経緯が なぜか思い出せないでいます。 読んでいて、途中までは それなりに萌えながら読めていたんですが、 途中から何故か、あまり萌えなくなってしまいました。 最後の後半で攻めの鈴木さんが色々と我慢しているのが伝わってきました。 また、鈴木さんの気持ちがガクに向いているのに、 それに気づかず鈴木さんが昔の恋人のことを想っていると 思っ…
ふら
とにかくもう草加さんが可愛すぎる!ツンデレ攻め好きの私にはたまりません。 ツンとデレの振れ幅が大きい程萌えるんですよ。 本編後の草加さん視点の短編のデレの威力にやられました。本編からは想像できないほどのデレっぷりにひたすら萌えました。 本編ラスト付近でもすでにデレてましたけどね。圭吾の校門の前に草加さんが立っていた場面ではちょっとうるっときました。 でも短編はそれを更に上回ってくれまし…
サガン。
いやー、面白かったです。 「玩具の恋」のスピンオフ。 今回はケイゴの友達ガクのお話。 個人的にはこちらの話の方が好みですv とにかくガクの置かれた立場が半端なかった。 親に家庭教師の男と抱き合っていたところを見られて罵しられ。 その男にも見捨てられ。 気が付けばうまく騙されてよくわからない借金を背負わされ客を取るハメに。 それもヤクザ絡みの店だから、そう簡単に返済が終わるはずも…
いやー、面白かったー! 連れていってもらったバーで乱暴されかけたところを助けてくれた草加に恋をしたケイゴ。 子供は相手にしない主義の草加に、それでもどうしても相手をしてほしくてケイゴは慣れたフリで関係を求める。 一夜限りの条件で草加は付き合うが、恋心に気付きどしても諦めきれないケイゴはセフレになってくれと頼み…。 好きなのに好きと言えない。 自分のついた嘘が自分の首を絞めていく。…