四ノ宮慶さんのレビュー一覧

「爽秋の日に、ふたり」 准教授と依存症の彼番外編書き下ろしペーパー グッズ

年上の独占欲

本編後、瞬が大学に入って2度目の夏も終わり秋の気配も増した頃の二人の様子。
昼休みになると必ず恭平の研究室で二人で一緒にお弁当を食べて一緒の時間を過ごすのですが、瞬が詩に没頭すると恭平は置いてきぼりをくらったような気持ちになるようです。
本編の中でも、恭平の気持ちが描かれていましたが、ほんとうは創作する側になりたかっったけどなれなかった経緯。
だから研究者として、瞬の出来あがったばかりの詩を…

4

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

愛って何?

作者さんの得意(?)設定歳の差モノですね。
ここ最近の作品は自分的に、う~む、、、なものが多かったので久々に読み応えを感じました。

親から虐待を受け、彼を救ってくれたと思っていた男から「食事の前にはセックスをするのは常識」という刷り込みを受けてそれが抜けない青年が、
後見人となった大学の准教授から、もうセックスはしないと言われ、苦しみもがきながら「愛」というものを見つけるお話でした。

10

玩具の恋 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

初めての恋の行方

 高校3年生のケイゴは、ネットで知り合ったガクと一緒に、ゲイが集まることで有名なバー、Ragtimeに行くのです。ケイゴはそこで、意に沿わない男から迫られ、そのバーの常連である草加に助けられるのです。

 草加は年下は相手にしない主義だし、ケイゴのこともそれほど思ってはいないのです。
 ところが、ケイゴは草加のことが気になって仕方がないのか、どうにかして草加に近づこうとするのです。

 …

6

落椿 小説

四ノ宮慶  宝井さき 

もっと抵抗して欲しかった

エロに焦点を当てた場合は“神”、
情の機微やキャラの関係性などを重視して読む場合は“中立”という評価になりました。
中間を取って“萌え”とします。

簡単に言うと、傾いた組を救うため、組長(受け)自ら、自分の体を差し出すという任侠モノです。

もともと男を惑わす魅力のある若い組長さん。
若頭(攻め)に長年恋焦がれている設定なのですが、商品として差し出すことを前提に、当の若頭に性的な調…

5

落椿 小説

四ノ宮慶  宝井さき 

タイトル通り

極道2代目組長とその右腕で若頭との話。
受け様の組長の淫乱な男を狂わせる性がを調教+エロ多めで書かれてます♪
極道もの好きなのでドキドキ購入。

色々な事情(すれ違いとか)ので、人が変わったように若頭に調教される受けの組長。
男を狂わす性が開花した受けは客を取らされる。
複数人からのレイプありのエロ展開ですよ。
エロ多くていいねw
ただ、すれ違いで愛する人を他人に抱かされる人嫌いっ…

3

落椿 小説

四ノ宮慶  宝井さき 

二人で何処までも堕ちる

極道の2代目組長とその右腕でもあり8才年上の幼なじみでもある若頭との
誤解と嫉妬擦れ違い、そして受けである組長の魔性の淫乱な男を狂わせる性がを
エロエロ多めで描かれているストーリーです。

組長がはっきり言えば物凄い淫乱体質、幼い時に悪戯されたことが開花のキッカケ。
しかし、自身のその男を誑し込む性が、幼なじみで密かに慕う若頭を危険な目に
合わせた事を期に、自分の不埒な欲望を必死で抑え…

5

落椿 小説

四ノ宮慶  宝井さき 

何を楽しむか、どこを見るかで違ってくる

作者さん初シャレードは今までと雰囲気がカラっと変わって大人なしっとりとした淫靡なそして厳しい世界。
ヤクザ設定で、主従・下克上・調教など色々がテンコ盛りで見せてくれるそれは同人誌からの文庫化なんだそうです。
こういう話を読む時、その設定背景と萌えのシチュというモノの融合具合というのを見てしまう。

先代が亡くなり後を継いだ新橋一と言われる芸妓である母親の美貌を継いだ息子の晴也が二代目を襲名…

6

優しくしないで、ただ抱いて 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

抱かない男と愛を捨てた男。

あらすじを見て面白そうだなーと思って読み始めて。
途中、攻の頑なさに「うーん」と思ったりもしたのですが、読み終えてみるとなかなか面白かったです。

学生時代の幼い恋の痛手に恋することを諦めてしまったマサキ。
愛の無い、ただ抱かれるだけの関係を求めてウリ専のバイトをしてしまうくらいに傷は深い。
そんなマサキの前に現れた稲葉。
彼はマサキが死んだ恋人に似ているというが、稲葉はその男とはプラ…

1

優しくしないで、ただ抱いて 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

三十路童貞は一途でした。

すみません、この展開の内容と言うか過程がイライラしちゃって好みから丸ごと
外れてしまいました・・・。
内容的には、初恋が悲惨で残酷なものになってしまい、ゲイの恋愛や幸せなんて
絶対ありえない、ゲイは所詮一時の肉体の快楽だけでちょうどいいなんて大学生なのに
過去の出来事のせいで妙な諦めと悟りを開いたような受け様と、学生時代の恋人が亡くなり
その面影を持つ受け様に思わず声を掛けた事から知り合…

4

優しくしないで、ただ抱いて 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

愛を信じる男と信じられない男

前作、前々作、ちょっと今ひとつ感があったのですが、今回は「愛」を主題に二人の男性が対比的に描かれて、その主題がとてもわかりやすかった。
流れもごくごく自然に感じて、この主人公たちの気持ちがなんとなく共感を呼んで、どちらの気持ちもわかるような気がする!って、結構気に入りました。
このラストのハッピーエンドは幸せが漂って、こちらまで嬉しくなるような。
そんな物語に感情移入して疑似体験しているよう…

4
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