鈴倉温さんのレビュー一覧

うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい 小説

小中大豆  鈴倉温 

垂れ耳うさ公

先生買い。ルビーさんらしいモフモフ溺愛かと思いきや、さすが小中先生!受けのウサちゃんの潔さが好きだったので萌にしました。垂れ耳も可愛いしね・・・「横浜中華街もどきな街」が舞台の可愛いだけじゃないお話、本編220P弱+あとがき。

渋谷の24時間営業居酒屋でこき使われている卯壬(うみ)。両親なくケモ耳な卯壬が住み込みで働ける場所は限られていて、お給料もろくに支払われず賄いも日に1度という超絶ブラ…

4

うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい 小説

小中大豆  鈴倉温 

鳥獣商の商品とは・・・

今回は禁龍門の鳥獣商と白兎の獣人のお話です。

隠れオメガな受様が攻様の裏の顔に巻き込れながらも幸せを掴むまで。

この世界は猿を祖とする猿人系の獣人達に統べられています。圧倒的
な数の多さから自らを「人間」と称し、その他の獣人達と明確な線引
きで他種族を支配していました。

近代になって獣人の奴隷制は廃止されますが、今も獣人に対する差別
は根強く、日本憲法で平等をうたいながら…

4

うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい 小説

小中大豆  鈴倉温 

個人的には、深く感動しました

架空の街で東洋の魔窟と呼ばれる無法地帯「禁龍門」を舞台とした、獣人+オメガバースになります。

フランクさんもおっしゃってますが、表紙やタイトルから甘くて可愛いお話を想像すると、結構キツくてしんどい内容でダメージを受けると思うんですよね。
そもそも小中先生ですが、わりとダークな部分がある作家さんだと思うんですけど。
ラブコメでさえ、ちょくちょく痛い設定をブッ込んでくる。
今回、そんなダー…

10

うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい 小説

小中大豆  鈴倉温 

ことごとく予想が外れてしまいまして

読み始めてすぐには『狼くんは社長の甘いごちそう。』と同じ世界観なのかな?と思ったんです。人間と半獣が一緒に暮している世界なので。
でも、オメガバースなんですよね。

で、主人公の卯壬は白兎の半獣(ロップイヤーで黒い瞳)なんですけど、養護施設育ちで高校中退、おまけにオメガの為、抑制剤を入手せねばならずとんでもなくブラックな職場でも耐えて働き続けないといけない身の上。働き先の店長に足蹴にされてい…

3

うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい 小説

小中大豆  鈴倉温 

全く予期せぬダークさにやられた……

表紙のイメージ、タイトル、あらすじなどから隠れオメガと優しいアルファによる甘々モフモフオメガバースものかと思って読んでみたけど、ダークでした……。

というのも、行政も司法も介入できないゆえに「東洋の魔窟」と言われる「禁龍門」いう架空の無法地帯が舞台なんですね。
だから、人を人とも思っていないような輩がうごめいており、かつてそこで行なわれてきた出来事が何ともエグくておぞましい。
そしてそん…

8

うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい 小説

小中大豆  鈴倉温 

設定てんこ盛りのケモ耳オメガバース

多様な人種と性が存在する中、
世界を統べるのは猿人系の人種〝人間〟

人間・蘭(α)×因幡の白兎・卯壬(Ω)
舞台は、横浜中華街の成れの果て【禁龍門】です。

卯壬が助けて欲しい時に、偶然出会ったのが蘭という男です。
卯壬のような獣人を雇ってくれるところは少ない中、
蘭は卯壬に仕事を紹介してくれるといい、
連れて行かれたのは泣く子も黙る、横浜【禁龍門】。

蘭は《阿楽々木堂》…

6

てなずけられたいハリネズミ コミック

鈴倉温 

ふわっと可愛い

絵が綺麗な鈴倉温先生、ほとんど小説の挿絵のお仕事が多い気がします。綺麗でふわっとした絵柄で、可愛い感じのお話がお好きならお好みかと!

表題◾︎野木×澤田
ストーリーはかなり無理がある設定で、惜しいとしか言いようがない。またこの無理のある感じがBL漫画らしいので、王道といえば王道。
男同士がどうのとかいう葛藤すらないので、少女漫画読んでるみたいな感覚になります。

初恋トリック◾︎新崎…

0

蝶々結びの恋 小説

御堂なな子  鈴倉温 

受けが攻めの気持ちをまるっと無視してる…

同級生同士の再会愛のお話。
主人公は自分以外の人間の運命の赤い糸が見えて、それを結んだり切ったりできるという不思議な力の持ち主で、両片想い状態の友達の糸を結んであげたりするお人好し。

心臓の手術を受けたために浪人した攻めと、大学で再会した受け。攻めからずっと好きだったと告白され、離れていたことで気持ちを自覚していた受けもそれを受け入れる。そして初めてのキス。そこまではいい。が、攻めが入院中…

1

氷を溶かす魔法 孤高の王子と慈愛の宝珠 小説

十山六季  鈴倉温 

努力ではなんともならないっていうのが……

無理をしているみたいな人を心配して、それが気になって仕方なくて、力になりたいとずーっと思っていたら、あらあら不思議、その人に恋をしていました……っていうのはあると思うのですよ。
柳弦の玲侑に対する想いというのはまさにそういうもので。
なのでこのお話がゆっくりゆっくり進んで行くのは好感を持ちました。

ただ、残念ながらこのお話、私にとっては『恋の話』と言うよりは『出産のお話』、それも『自分の…

4

間違いだらけの恋だとしても 小説

鳥谷しず  鈴倉温 

スッキリとはいかない恋

弟の恋人として攻めを紹介され、いけないと思いながらも好きになってしまう、というお話。
冒頭の出会いのシーンを読んで、あー、横恋慕とか略奪になるのかな、きついなーと思い、かなり身構えながら読んでいたのだが、そうではなかったのでホッとした。
ただ、その真相が終盤にならないと明らかにされないので、受けは弟を裏切ってしまうという明確な罪の意識を持って、攻めに初めて抱かれてしまう。気分は完全に浮気相手……

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