chi-coさんのレビュー一覧

食わせ者の純愛論 ~准教授 溝部孝蔵~ 小説

chi-co  陸裕千景子 

大人のくせに可愛い

『王様の恋愛美学』シリーズ(と、いうらしいですね。知りませんでしたが)の二作目。
主役カップルが違いますからスピンオフでしょうか。
わたしは一作目の攻め・杉崎があまり好みでなく入り込めませんでしたが、この作品は攻め受けともに好きなタイプでした。
前作と同じ大学が舞台です。


受けの溝部は准教授。
真剣な恋をせず軽薄でチャラチャラ見せていますが、生徒の相談には真面目に乗る人気のある先…

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一歩、前に~潔癖症からの卒業~ 小説

chi-co  みずかねりょう 

タイトル通り

『潔癖症』での苦労がこの作品の大部分です。
これを(特に受け本人が)乗り切っていくことができるかというお話。
そして嫌味な女性やグイグイくる当て馬キャラは登場しない、珍しい作品かな。


受けは、大学の図書館で臨時職員として働く遥。
子供の頃に遭遇した事件で、極度の潔癖症に。

攻めは長身でいかにもモテそうな風貌の結城。
遥の勤める大学の二年生。


遥は、バスに乗れば20…

2

食わせ者の純愛論 ~准教授 溝部孝蔵~ 小説

chi-co  陸裕千景子 

なんかスゴイね(笑)

以前出た作品のスピンオフ。
なんとなくスピンオフ出てたんだーってとこまでは調べたんですが、それから時間が経ってしまって。
前作から時間が空いてしまったので、もっと詰めて読めればもっと面白かったのかなとか思ってみたり。

今回の主人公は杉崎の同僚の溝部。
噂では軽い雰囲気のノリのいい先生のようであるのだが、実は生徒の相談にも乗ったりするちゃんとイイ先生の部分も持っていて。
そんな溝部の魅…

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君恋ふ ~ 晦日からの芽出し ~ 小説

chi-co  旭炬 

時空を超えた追いかけっこが今終わる

長かったようで短かった異世界追いかけっこ、既に6巻までなっていたと
読み終えて気がつきました。
祖母の田舎の蔵で見つけた扇に長持、この最終巻で現世と異世界とが繋がっていて、
今回主役の二人が運命的なつながりを感じさせるストーリーになっていました。

しかし、個人的にはちょっと不満と言うか、これは私の嫌いな設定だったと
思う事があって、最終巻なのにどこかで不満を抱いてしまいました。
長…

4

愛情たっぷり 君恋ふ特別ショートストーリー グッズ

愛情あふれる

光耀帝の平安っぽい時代に戻ってきた二人の心温まる(?)エピソード。
ここでは、今までにない千里だけでない帝も含めた二人の歩み寄りが見えて、「愛」がはぐくまれているな、と。
そして千里も随分と大人になったものだと、微笑ましく二人の様子を楽しみました。

大勢の見守る中、用意された炊き立ての白米と梅干と鮭の塩焼きを前に、帝が今挑戦しようとしているのは、なんと握り飯作り!
前のスリップの時、苦…

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君恋ふ ~ 晦日からの芽出し ~ 小説

chi-co  旭炬 

ほんの小さな一歩は、大きな一歩

いよいよ完結しました!
祖母の家の蔵の中の長持ちの中から平安みたいな時代にタイムスリップしてしまった、根暗な16歳の千里が、
時の御上である昴耀帝に見染められ無理矢理妻にさせられてしまった始まりのこのお話。
逃げる千里に追う帝といった鬼ごっこな二人は一体どうやって決着をつけるのか?

千里が元の時代に戻ってくるのに帝も付いてきてしまって、そして千里を苛めていた泉も千里のいる祖母の家にやっ…

3

好き、好き、大好き! 小説

chi-co  三尾じゅん太 

大好きな気持ち☆

まさにタイトル通り!!

テンポもよく2人のやりとりもとても面白くてあっという間に読めました☆
吾妻の事が大好きなワンコ系の基紀とクーデレの吾妻のお話。

前半は基紀が告白して吾妻を追いかけるお話。そして後半は2人がノンケであるためにセックスをするためにはどうしたらいいかと、基紀はバイブを店に買いにいって自分でためしてみたり、吾妻は綿棒を使ってみたりと2人の可愛いおバカ加減に思わず萌えに…

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とめてとまらぬ恋の道 小説

chi-co  北沢きょう 

ネコ3匹が主役です(嘘)

我輩は猫バカである。
いや、犬も好きだがとにかくネコ。

数年前にお亡くなりになったトロさん(享年10歳、体重9kg)は、
ちびっこの時は寝るのも風呂もいっしょ、朝はおでこをペンペンやられて目覚め、
夜はトロさんに押しくられてベッドの端で寝る毎日。

そういうネコ好きにはたまらん一冊であることは間違いない。

しかも、ネコの名前が「すもも」に「すいか」に「すだち」だとぉ!?
け…

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君恋ふ 下弦のうつろひ 小説

chi-co  旭炬 

クライマックス間近

異世界に飛ばされた高校生の千里と昴燿帝との執着じみた鬼ごっこも
次第にクライマックスに近づいてきたと感じる今作。
帝と共に現代に戻って来た千里、相変わらずの意固地なくらい意地っ張り。
それも、異世界に飛ばされるまでは苛められっこだった事がかなり尾を引いている
そんな風に思えるのですが、現代に戻った千里を待っていたのは、
蔵の中で異世界に飛ばされてから時間が進んでいない現代でした。

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君恋ふ 下弦のうつろひ 小説

chi-co  旭炬 

帝は帝

祖母の家の倉の長持ちの中に落ちて平安のような時代へタイムスリップし、帝の后にされてしまった高校生のお話も、いよいよクライマックス。
あと1冊を残し最後になります。

現代へ戻る術がわかり池に飛び込んだ時、一緒に帝も戻ってきてしまったのです。
帝のいる世と違い文明のあるこの世で、ひょっとして展開的には、俺様な帝が千里の立場に立った事で彼の気持ちを知り近づいていくのかな?
なんて予想は見事に…

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