やまがたさとみさんのレビュー一覧

スリークオーター コミック

やまがたさとみ 

若さのセンシティブ

最近はBL描かれてないのかな、のやまがたさとみ先生の2001年作品。
絵柄同様、内容も非常にセンシティブ。
ゲイである大学生の寄る辺なさ…

主人公は、大学生の山下。
ゲイ自認があって、だけど好きになるのは友達、男が好きな男にはホレない。だから好きな人とは抱き合ったことはなくて。
そんな空虚さを感じていたところに、「ヤリチンのナンパ男」として有名な深沢と出会う。
深沢は山下が男でも躊…

0

感情回路 コミック

やまがたさとみ 

やっと読んだ

これ程積ん読してた作品があっただろうか、という。。
表紙から、男同士プラス女の子の三角関係だと誤解し、なんかめんどくさそうだなーと、読むのを伸ばし伸ばしにしていました。
実は女性ではなく、男子高校生が繋ぐ、二人の大人男性の恋だった。

かっこいいい教師の水口と、予備校講師のハルジ。昔付き合っていたのに、体だけとうそぶいて、別れてしまった。ちなみにお互い彼女持ち。この辺も貞操観念がないのがや…

0

フェイクファー コミック

やまがたさとみ 

2カプ完結編

先に感情回路読んだ方が、という時系列ではありますが、向こうに書き下ろしでレニ×マキの出会い編があり、どっちかというとそれはこっちのフェイクファーを読んだ後の方が感慨深い気がします。

やまがたさんは、ステディーいるけど体は違う人と繋がってるとか、好きなのに体だけのふりをしているr、という設定が多い。
レニ×マキも、体だけの感じ。レニは、初恋が実らず傷心の山下を連れ込み、優しく体を開く役。しか…

1

スリークオーター コミック

やまがたさとみ 

山下くんの話

テイストは少女漫画。ちょっとおセンチな感じのモノローグ。

深沢と、山下。
ゲイであるゆえに、本当の恋人にめぐり合うのが難しい、そんな山下の焦燥が溢れる漫画。
しかし、深沢は、体を繋いで多くを語らないまでも、山下のことを大切に思っているようで良かった。

バイト先で好きのなった人に告白するも、実らなかった恋。バイの店長(女性)や、告白できたということで救いがある。
そのうち、誰でもい…

0

Zwei ツヴァイ 小説

かわい有美子  やまがたさとみ 

ストーリーは萌2と神の中間 文章とイラストは神 総合で神です

『上海』でかわい先生の書かれる文章に惚れこみ、その後何冊か購入してこの作品はその中で三冊目に読んだものです。まとめ買いして最初に読んだ2作品は、ストーリーも文章も私は引き込まれることができず、結局途中で読むのをやめてしまったのですが、この作品はよかったです。時間を忘れて読んでしまいました。

この純文学のような文章が本当に好きです。そして、今回はイラストも素敵でした。文章からイメージされる須和…

4

Zwei ツヴァイ 小説

かわい有美子  やまがたさとみ 

穏やかな恋

「天使・・」の峯神がとても好きで、荒れていたらしい彼を読みたくてget。
挿絵の雰囲気が「甘い水」や「天使のささやき」と全く異なっていて
どんなお話だろうと思っていたら、しっとり穏やかな大人の恋という印象で
とても切なく、よかったです。
高校時代の同級生の再会もので、本編と後日談あります。
時系列でいうと Zwei→天使のささやき→甘い水 かな。
地雷は、あんまり思いつかないです。

1

Zwei ツヴァイ 小説

かわい有美子  やまがたさとみ 

一途な想い

所謂平河寮シリーズの時系列で一番最初の物語との事で、発行順無視で『天使のささやき』1、2巻の次に読みました。
天使〜でチラと出てきた山下と、数年ぶりに再会した高校からの友人・須和のお話です。

確かな言葉は無くともお互い想いあってた高校時代。
大学から少しづつ距離ができ疎遠になった二人が数年後仕事絡みで出会うのですが、山下が思う須和への印象が酷い( ;∀;)
そりゃ10代と比べたらアカン…

1

涙をとじこめて 小説

杏野朝水  やまがたさとみ 

すごく萌えました(笑)

電子書籍になってないから、クオリティが低い作品だと思っていました。
…とんでもない!
文章はかなり読みやすく分かりやすい。
「瞳をすまして」より内容もよくできていると思います。
すごくおもしろかった。あと、萌えました。
…「瞳をすまして」で輝にハマったからこの作品を購入したため、客観性はまるでありません。
「瞳をすまして」とこの作品は、萌えが結構盛り込まれていて文章も読みやすく完成度が…

2

Zwei ツヴァイ 小説

かわい有美子  やまがたさとみ 

すれ違う想いから未来へ

かわい有美子さんの書くラブシーンが好きです。
よくあるいやらしい単語などは使わず、どちらかというと淡々とした描写が続くのに、この生々しい交情の感覚。

高校生の時、友達以上恋人未満だった2人が、30過ぎて再会する。
あの日超えられなかった一線は今はこんなにも脆く、山下は須和が今でも自分のことが好きだと確信して欲情し、須和はずっと心で想っていた山下と一度でも抱き合えてうれしいと寂しく笑う。

6

Zwei ツヴァイ 小説

かわい有美子  やまがたさとみ 

追わない男

 「饒舌に夜を騙れ」の橋埜が「逃げる男」だとしたら、本作の須和は「追わない男」です。
 情が薄いわけでも、想いが軽いわけでもない。むしろ、高校の時からかれこれ15年も、変わらぬ強さでずっと一人の相手に恋している、いちずな男なのに。親友と呼ぶにはあまりに密な、でも互いの若さゆえに一線を飛び越える勇気を持てなかった高校時代。すこしずつ距離が離れて行った大学時代。そして須和は検事に、想い人の山下は警視…

6
PAGE TOP