夏珂さんのレビュー一覧

刑事と花束 小説

火崎勇  夏珂 

あっさり

再読。
気の優しい大型ワンコと、ツンな刑事受け。

そんな激しい求愛行動はしてないのに、ノンケの受けがすんなりと好意を受け入れているところが(あっさりとではなく真剣に悩んだ末というのは書かれているけれど)マジで?と思ってしまう。

大型ワンコ死ぬほど大好き人間なのに、特に萌えることもなくキュンとするところもなく……。
非常に好ましいワンコではあるのに、なんで好きぃ!とならないのか、自分…

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小夜時雨の宿 小説

水原とほる  夏珂 

兄の面影がある弟

佳史は、6年間愛し合って付き合っていた恋人・雄司に一方的に別れを告げられた。一年後に恋人の弟・修司が突然現れ、雄司が病死したを伝えられました。
強引な肉体関係から、どんどん修司という存在は自分の孤独を満たされる存在に気がついてた佳史が、修司に愛という感情が生まれました。

受けの佳史に感情移入し過ぎて、読み始めたら止まらなかった。
恋人の雄司への想い、修司への戸惑い、佳史自分自身の孤独、憂…

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小夜時雨の宿 小説

水原とほる  夏珂 

弟の心情が丸わかりなのだが…

2008年刊。
生涯添い遂げようと思っていた相手からの一方的な別れを受け入れてしまい、くよくよした日々を過ごしている佳史。
しかしその相手、修司が余命幾ばくもないのを隠して別れを切り出したという真相を知ったのは、既に彼が亡くなってからとなる。
真実を知り悲しむ佳史に、佳史から勝手に別れたと誤解している弟・雄司は彼を責め立てた末に強引に組み敷くのだった。

今回の話は攻めキャラとなる佳史の…

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小夜時雨の宿 小説

水原とほる  夏珂 

反撃力乏しい柳腰の美人受

電子版。
挿絵入り
あとがき無し。

水原とほるさんの、初期作品はやくざから受ける凌辱ものが多いそう、
この作品は、華奢で健気で中性的な儚げ美人の飯島佳史が、兄弟から深く愛される話。

6年愛し合った恋人、雄司から、ある日突然離別を告げられる。
過去に異性と浮気があった彼、
きっと彼は言えない事情があるだろうと、理由も確認せず受け入れ、独りで泣き続ける。
一年後、突然恋人の弟、…

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オレの愛を舐めんなよ 小説

榊花月  夏珂 

傲慢で俺様で折れることを知らない年下の。

強引年下攻めもの。

主人公は、フレンチレストラン支配人の野々宮。
野々宮には子供の頃の可哀想なエピソードがある。
父親は元々シェフ。
野々宮が13才の時、両親が自動車事故で亡くなる。単独事故ではなく、衝突した相手にも死者が出て、保険金等、相手への賠償で無くなり。
そこを助けてくれたのが、父親の親友で総合食品産業のトップ企業・シルベグループトップの標(しるべ)弦一郎だった。
弦一郎は…

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汽車よゆけ、恋の路 ~明治鉄道浪漫抄~ 小説

久我有加  夏珂 

おもしろい

文明開化!!鉄道融資と山信仰。

村の発展のため、利権のため、
人間ってなんて身勝手なんだ…と苦しくなるけど、
正しいことばかりで正しいことなんてないって俊次がすごく良い。
この潔さに強さ!!そりゃ嫁に来いってなるよ~

神様×人間、だけどタカオは妙に人間臭くて、二人のやりとりのテンポが楽しい。
普段、飄々としているタカオの抱えるものの深さや優しさにズーーーンってなったり、
鉄道…

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抱けるもんなら抱いてみろ! 小説

成宮ゆり  夏珂 

成宮先生の攻×攻はいいぞ

有能な外科医×製薬会社の優秀なMR
いや〜仕事ができる男達はカッコイイですね!
攻×攻ということでベッドでの攻防が見所ですが、仕事を通してお互いの人間性に惹かれていく描写が丁寧で読んでいて気持ち良い作品でした。

夜の街で初対面、再開したのは職場(病院)という2人。
それまではタチ専だった受くんですが攻の前でだけスマートに立ち回れず、早々にバックバージンを奪われてしまいます。
葛…

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汽車よゆけ、恋の路 ~明治鉄道浪漫抄~ 小説

久我有加  夏珂 

異色作

第一印象は、久我先生ってこういうタイプの作品書かれるんだ〜。
私が久我先生作品で多く読んでいるのは関西弁も賑やかな芸人シリーズなので、ファンタジー系は初めて。

舞台は明治。文明開化がいよいよ進み、都市部だけでなく地域にまで鉄道の建設が進んできた。
そんな開発の折、ある山深い村の一つが鉄道反対を貫いていて…
…という設定。
ここに鉄道局の官吏である主人公の若友俊次が説得に赴くが…と展開…

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刑事と花束 小説

火崎勇  夏珂 

これは良い刑事受け

まずタイトルが素晴らしい。なになに?刑事さんとお花屋さんの恋?なんじゃそら!私ホイホイか!刑事受け大好きなので裏のあらすじに捜査一課とか書いてあったら即買いしてしまいます。

ヘタレワンコ年下攻め×キリッと男前お兄ちゃん属性です。はあ〜カッコ可愛い刑事さん大好き。平凡な町に起きた殺人事件がきっかけで2人は知り合うのですが、推理ものとして話もしっかりしているし、命の重さの部分もちゃんと書かれてい…

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オレの愛を舐めんなよ 小説

榊花月  夏珂 

攻めの19歳が気になった

野々宮(受)の視点でストーリーが進んでいきます。
レストランの支配人として働く野々宮の前に、19歳になった覇王(攻)が姿を現します。

野々宮と覇王の出会いは、13歳と5歳。野々宮は両親が事故で亡くなったことから、父親の友人である覇王の父親に引き取られ、野々宮の大学進学まで共に過ごします。その当時や、以降の疎遠になっていく様を回想しながら、現在の覇王との日々を過ごしていくうちに覇王への思いを…

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