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1/2(合計:11件)
会田薫
まぎぃ
とても雰囲気のある中、短編集。時代は江戸っぽく、皆着物です。 安易なハッピーエンドにならず、余韻を残す終わり方で、なんとも切ない恋物語が多かったです。 一生を風靡した花魁の息子として生まれ、男娼として生きることになった夢二。春を売る仕事をしながら、初めて自分を抱いてくれた絵師に絵を習いたいと壮絶な修行をするが。。 みなに夢を売る漫画ですが、これは安い物語にはならない。絵師のその後、夢二の…
みみみ。
ネタバレ
ふゅーじょんさんが少し前にセールしてくれたのがきっかけで目に止まった1冊。 電子のセールは古い作品探しにほんと重宝してます。オマケにお安く買えるんだからありがたい限り♪ カラーの色づかいといい、白黒の塗り分けの鮮やかさといい、とても好みな作風でした。 BLはこの1冊っきりなのが惜しいですが、ITANで描かれているのを拝見すると作風的にはBLジャンルよりそっち系の方が合っているのかも。 …
フランク
【螺旋の素描】【心化粧】【永日小話】 大正時代の娼館が舞台で、そこで働く男娼の夢二(少年)が主人公です。 幼い頃から絵を描くのが好きだった夢二が、とある絵師に水揚げをしてもらった後、その絵師に弟子入りを希望します。三日間でデッサン100枚描けたら絵を見てやってもいいという絵師だったが、その後、娼館にやってくる事はありませんでした。 娼館が舞台ではありますが、性愛や色恋沙汰がメインではあり…
ふばば
表紙と口絵の色合いが美しい!全編カラーだったらどれほど幻想的になるだろう? 「螺旋の素描」 大正6年、男娼館に預けられた娼婦の息子の物語。 絵を描くことだけが好きで、身売りも母親も何物にも執着せず、勃起もしない不感症の夢二。 水揚げで画師と出会った彼は、今迄とは逆に狂ったように絵を描き出して、画師が自分の絵を見てくれることを待ち焦がれる。 幼い頃、目の前で客を取ったり、多分ネグレクト…
fiona0109
初読み作家さんです。 表題作は元々は同人誌だったようで、今回それに描き下ろしで『心化粧』と『永日小話』という作品を描かれたようです。 この描き下ろしの作品は表題作から約1年と15年後位のお話です。 主人公の夢二の心境だけでなく、男娼としては先輩の不二彦、お客の奥村、そして大崎のそれぞれの心境までも細かく描かれています。 必ずしもハッピーエンドではない、人生の中で色々起こる出来事をそれぞれが…
ココナッツ
Kindleで無料だったために読んだ作品。 非BLです。 非どころか男×女ですので、なぜこれがちるちるさんに登録されているのか良くわからない内容なのでご注意を。 会田薫さん初読みというか、実は拝見したのも初めてだったのですが、ポスターなどのイラストを描かれたらきっと緻密で素敵だろうなあと思います。 かなーーーり前に高杉晋作や久坂玄瑞の歴史同人誌にハマっていたのですが、まさかここで再びこ…
こーが
思わず、燃える!! いいですねえ、この時代。 高杉晋作の狂気。 赤根武人の悲壮。 此の糸の純真。 急激に流れていく時代と、絡み合う登場人物たちの想いが、たまりません。 ある程度、幕末を齧っているから面白いのかもですが。 討幕か佐幕かでいくと佐幕側がなんですが(函館新政府好き)、維新志士の中だと長州が好きなので、かなり愉快です。 まだまだ未登場の面々もいますし、今後の展開が目が離…
茶鬼
BLではありませんが、歴史が好きな人にはまた別の視点でワクワクできる漫画じゃないでしょうか? 『螺旋の素描』で、すっかりその絵の虜になった自分ですが、その時も和の独特のしっとりした描写が大変に気にいった作家さんです。 その作家さんの手になる幕末長州の志士達v 高杉晋作、赤根武人、山形狂介(有朋)、伊藤俊介(博文)彼等は皆20歳代です。 その命を燃やす青春なんです。 BLじゃないけど、若者…
表紙はパステルの色調のちょっと癖のある線、でも中を開くとそこに広がる世界は独特の雰囲気を持つ、黒とその陰影のはっきりしたノスタルジーを感じさせる色気のある絵。 でも決して古くはなく・・・独特の間合いと雰囲気で、とても魅せる作家さんだと思いました。 はっきりいって好きです!! 表題から永日小話までは夢二という男娼のお話。 しかし、ただの男娼ものではないのです。 画家にあこがれ、水揚げの…
ともふみ
萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い) おおぅ、これはかなり好みの作風だなあ。 エピソードにややぶつ切れ感があるのが物足りないけど、独自の世界観が構築されていて、すごく可能性を感じる作家さん。 焦点は恋愛にはなく、花街に売られ男娼として生きた少年・秋斎の「夢二」としての半生。 水揚げの相手だった画家への慕情、かつての心の拠り所だった兄のような相手との束の間の夢、母への複雑な思い。 大正時…