梨とりこさんのレビュー一覧

なぜ彼らは恋をしたか 小説

秀香穂里  梨とりこ 

負けを認めたときの潔さ

実は途中までは中立もしくは萌の下かなと思いながら読んでいました。
なぜなら主人公の一人・緒方があまりにも鼻持ちならない嫌な奴に見えたからです。
自分の才能に自信を持ち、ポリシーに芯が通っているのはいいことですが、柔軟性があまりに不足しているなぁと思ったからです。
しかし、その割には堂島の誘いにしぶしぶながらも乗るし・・・
あれ、ちょっと改心しようと思ったのかな?と思えば、派手なしっぺ返しを…

3

信じてないからキスをして 小説

火崎勇  梨とりこ 

もう一歩ほしい感じです

久しぶりに火崎勇作品を読みました。
先入観から苦手意識を持っていた刑事(攻め)と事件を追うことになった検事(受け)の話ですが、事件も恋愛も少々突飛ない印象を受けました。

恋愛に関しては「千条、いいのか、本当にそれで…?」と、そう思う箇所がちらほら。
感情の起伏が少ない千条(受け)の視点から書かれているにしても、もう少し何か思う事があってもいいような…。

事件に関しては本格等を読んで…

1

なぜ彼らは恋をしたか 小説

秀香穂里  梨とりこ 

氷の男が溶けるさま

さすがお仕事がっつりの秀さん、今回は建築業界のデザイナー同士を主役に据えて、ライバル関係を描かれてました。
しかしですねー、何だか読んでいて「他人同士」のワンコ攻めと、「挑発の15秒」のライバル関係、この二作品が頭に浮かんで、チラツキました。
なんか、あれが合体したみたいな話にも見えてくるのは、お仕事ガッツリのせいだからでしょうか。

若くして出世頭で優秀な大手建設会社のデザイナー緒方が、…

2

信じてないからキスをして 小説

火崎勇  梨とりこ 

ありえない~・・

結構読ませて頂いた?なんか変ないいかたですね・・うまく言えないですが・・
火崎さんには珍しい刑事ものです・・・

刑事と検事の恋なんですが・・・
面白かったですね・・
出会ってから、ちょっとからかわれる程度に口説かれている千条なんですが、
とても真面目で融通が利かなさそうな、正義感の強い!そして心も強い男です・・

そして攻めの刑事加倉井はクセモノ?ですね・・

0

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

実は、バッドエンドを期待しました。

つまらなくはなかったので萌評価ですが、私好みのお話ではありませんでした。

決して女性っぽいわけではないけれど、専門学校の同級生の女の子たちにも「女子枠」と言われるくらい控えめで大人しくて涙もろいゲイの青砥。
クールなイケメンが好みだけれど、出会うチャンスもなく、常々恋人が欲しいと思っていたところへ、理想のタイプの久住が現れます。
ひょんなことから、「恋人はいるけれど“セフレ”なら付き合え…

3

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

隠れた(?)名作ですよ!!これは!!

涙腺崩壊!!
久々に素晴らしい小説と出会ってしまいました。
ちるちるで、レビュー巡りをしていたところ、この小説と出会って、茶鬼さんのレビューを見て、買おう!!と思いました。
読んでみて、これは予想以上だと思いました。
BLなのに、ストーリーがしっかりしていてびっくりしました。
それと、意外と女子キャラが多かったです。
一番心に残ったことは、久住と、青砥との間の誤解を解くために(といって…

5

涙の中を歩いてる 小説

水原とほる  梨とりこ 

アタクシ、水原とほるさんのM奴隷です

ラストちょっと食い足りない感があったんだけど、とても面白かったです。
ああやっぱ、水原とほるさんは容赦のなさがステキ、と思いました。
生ぬるい、ただただ甘いだけの俺様攻めに少々飽きぎみの今日このごろだったのですが、改めて「水原とほるはすげーな」と思わされました。
容赦のない俺様鬼畜なドS攻めと、ひたすら健気な受け。
この作品のポイントは、攻めが執着攻めではないことです。(ある意味においては執着攻め…

10

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

せつねええええ!!!!!!!!!

ビックリマークいっぱいですいません。
そのくらい切なかったもんで。

攻めー!
お前はホントにシネ!
豆腐のカドに頭ぶつけていっぺん死んじまえ!!!

……というお話でした。
いやはや、非常に義月粧子さんらしいお話だなァと思いました。
容赦なく作者さんからイジメ倒される受け。
理不尽なんですよ。
あまりの理不尽さが悔しくて、切なくて、イライラして、なんかもう大変でした。
でも私、こういう甘ったれた…

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王子の秘めごと グッズ

結局のろけ

ぶっちゃけ、本編では黙して語らなかったイドリス王子も、出会いの最初からずっと好きだった、っていう、バレバレのネタを、あまあま濃厚エロと一緒に詰め込んだ、如何にも番外編らしい番外編。
献身的で腕も立つ、ベッドの中でも理想の嫁・惺を、イドリスがどんなに愛していたか、
二人の幸せを素直に願える、番外編でした。

3

幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

アラブかぁ

えれなさん、初アラブだそうで、
私も、ほぼ初アラブかもしれない。

私の場合「話を聞かない俺様男に翻弄される受け」はかなり鬼門、っていうか、地雷?
それに、アラブ書かない作家さんばかり読んでいたっぽい?

で、華藤えれなさんですよ。
例えアラブでも、えれなさんのご本となれば、読まないわけにはいかない。
ちゃんと特典小冊子付きを予約して入手いたしましたわ。

お話は、幼なじみ再会…

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