梨とりこさんのレビュー一覧

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

まっすぐ

既読してかなり時間を経ています。作品読んですぐレビュー書いた時と、時間を経てレビュー書くとじゃ評価が変わっちゃうことが多い私ですが、この作品に関しては変わりません。文句なしの「神」です。健気な受け、性格に難有りの攻めはたまらなく大好物。義月さんの作品の中では一番好きな作品です。

主役2人の関係は主従関係。ヤクザの組長の息子であり、IT会社の社長である霧島隆俊とその組のヤクザの吉野一葉。
一…

4

凍える吐息 小説

和泉桂  梨とりこ 

本質似た者同士

伯爵家の妾腹の子ながら長子の受け様と悪人と言われる徒党が
集まるバロックでも有名な詐欺師の攻め様との駆け引きめいた
愛憎劇的なストーリーでした。
一般的な恋や愛とは一味違う今作品の二人、甘いだけが恋愛じゃ
ないみたいな設定で読み応え抜群の厚さでしたねぇ~
出会いは詐欺師として仕事をしている最中に受け様が
詐欺行為を暴く形で出会うのです。
それがまさにこれから続く恒久的な互いへの執着的…

5

凍える吐息 小説

和泉桂  梨とりこ 

詐欺師と御曹司の駆け引き

鬼畜眼鏡な天才詐欺師の桐谷と、プライドの高い御曹司の侑生の駆け引きです。
2段組で読み応えがあり、一気に読み終えました。

桐谷は自分の仕事を正義感の強い侑生に邪魔されたことで彼に興味を持ち、いつか仲間に引き入れようとします。
そのために侑生に近づき、あの手この手で画策するのですが、侑生もただのお坊ちゃんではないので、次第に反撃するようになります。
この二人の駆け引きと力関係が面白かった…

4

傷つかないからキスをして 小説

火崎勇  梨とりこ 

旅先での殺人事件

今回は口が悪く不真面目な態度の捜査一課の刑事と
美人なのに堅物と言われる検察庁の検事のお話です。

休暇先の温泉街で遭遇した殺人事件の真相解決と
二人の日常を綴った番外編3本収録しています。

事件を捜査し、犯人を逮捕するのは警察でも
その犯人を裁判にかけるかを決めるのは検察。

なので、
警察と検察に属する人間が親しくなることは
良い事では無いのですが

ある事件をき…

3

幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

静かすぎる物語。

華藤さんのアラブものです。
というとちょっと違うかな?
アラブはアラブだけど、王道アラブなノリではなく。
むしろ、幼馴染みの再会モノ、身分違い、擦れ違い的な。

その昔、中東の産油国アムランで、兄弟のように育てられた王子イドリスと惺。
しかし、ある陰謀によってイドリスに怪我を負わせることとなった惺は国外追放となった。
それから、8年。
淡い想いを抱き続けたイドリスから護衛を命じられ…

0

後にも先にも 小説

中原一也  梨とりこ 

ん~・・

タイトルも設定も好きなんだけど、いかんせん萌えず
ぱらぱらっと流し読みにしてしまいました(´Д`。)グスン
ほかの方の評価を見る限り、もっと評価でそうなので読み返すべきか否か。
ただ、探偵とか刑事とか事件とか。
読まず嫌い含め~あんまり得意ではなく、あまつさえ
「好き」へ向かう道のりがわりと事件をはさんだことで薄かったな~という印象でした。ん~・・・・

バツイチ子持ち。
男女関…

3

神の囲い人 小説

沙野風結子  梨とりこ 

3つのエピソードが重なる

帯『ふたつの国の種を、ひとつに混ぜ合わせよう』

最初裏表紙のあらすじを読んだ時は、うーん、ファンタジー??登場人物カタカナばっかだしイマイチ苦手なんだよなーと思いつつも、梨とりこさんの挿絵に魅かれて読んでみたんですがおもろかったー!
やはりジャンルで好き嫌いを作ってはいけませんですねー。

大国のガイゼル帝国と小国ラカン神国とは戦争をしています。
ラカン神国は、天子様絶対崇拝といい、…

5

禁断症状 小説

紗名マリエ  梨とりこ 

触手はよかったですが

触手が出てくるの初めて読みました
ちょっと抵抗があったっていうか勝手に苦手意識を持っていたのですが、全然大丈夫でした”(ノ><)ノ
得体の知れないものというだけでどうしてこんなに興奮度が増すのでしょうw
攻の言葉攻めよりも萌えましたww

でも触手以外はあまりよかったとは言えませんでした
読んでいて飽きちゃったんですよね
最後まで読むのにひと苦労
読み終えた後もなんかいまいちすっきりし…

1

傷つかないからキスをして 小説

火崎勇  梨とりこ 

ヘタレ刑事にツンデレ検事の続編

信じてないからキスをしての続編が登場です。
捜査中に怪我をした加倉井に怪我の療養と言われ
誘われて二人で旅行に行き、そこで殺人事件に遭遇。
第一発見者として捜査協力をするかと思っていた
加倉井が、関係ないとそ知らぬふりを・・・
いつもなら真っ先に事件を捜査する加倉井なのに
遺体を見た後は何故か頑なまでに係ることをさけ、
千条にも旅行だから係るなと、らしからぬ発言を。

相変わらず…

5

華陰の悪魔 小説

水月真兎  梨とりこ 

残虐アクションだけど面白い

かなりハードなアクションを展開してる作品です。
やくざ物なんだけど、特別組同士の抗争があるわけではないので
任侠道みたいな仁義うんぬんは殆ど無いようなお話。
初めから暴力の遺伝子が組み込まれているような家系で
その特徴を色濃く受け継いだ受け様が主人公です。
外見が「アルビノ」のような姿で儚げな美しさを持った
悪魔的な暴力を好み、その外見からは想像も付かない
しぶとさと化け物なみの強さ…

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