梨とりこさんのレビュー一覧

傷だらけの恋情 フェア協賛店限定ペーパー グッズ

甘く優しい

笹子の部屋に泊まり目覚めた時に笹子の姿が見えなかったことに少しの寂しさを
感じている亮司視点のショートです。

今まで寂しく苦しく辛いばかりの生きることだけのために必死で生きてきた亮司が
笹子と出会ったことで幸せを感じていて、それも少し依存気味なくらいと自覚してて
今まで一人でアパートで目覚めるのが当たり前だったのに今では笹子がいると
思うだけで幸せを噛み締めているのが伝わるのです。

3

傷だらけの恋情 小説

火崎勇  梨とりこ 

真面目ネガティブ受けと臆病オヤジ

派手さはないのですが健気な受けの亮司が意外に可愛く感じて一気に読みました。
攻めの笹子は元ヤクザのルポライター設定ですが、ルポライターとしての活躍場面は
一切出てこなくて、元ヤクザと言うよりヤクザと一般人の中間に今でも位置している
そんな風に感じる設定でしたね。

亮司は普通の家庭で育ち兄と両親の4人家族で平穏に暮らしていたが
兄が高校生になった頃からグレ出し兄のためにいつも家庭はいざ…

11

追憶の庭 小説

栗城偲  梨とりこ 

お祖父さま……!!

 もともと栗城さんのおはなしがとても好きで、今回も迷わず購入しました。わたし的には、結構ヒットです。まぁ、他の人のレビューを読むに”一般受けするよ!”というはなしではないようですが…。あくまで個人的なヒットっす。

 はなしの内容はみなさん書いてくださっているような感じです。でも、わたし的には、”昔あるところに、親友のことを恋愛的な意味で愛していた男がいました。でも気持ちを伝えたら、その親友は…

5

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

読み応え完璧です!

タイトル良し!
ストーリー矛盾なし!
軽すぎず、でも重すぎず!
キャラはたってる!
胸キュンあり!
読後感良し!
コメディはなし…。
いやぁ〜久々に完璧なBLを読ませて頂きました〜。
ツッコミどころもなく、勢いだけじゃなくストーリーでも読ませて、かつ萌えもあり。
しかも私の好きなワンコ攻めの要素も入ってて…なんでしょうか?この満足感w
丁寧な文章で描かれていて、全てがキラキラ輝…

5

彼は死者の声を聞く 小説

佐田三季  梨とりこ 

読み応えがありました!

佐田さんは個人的に『あの日、校舎の階段で』が
ハピエンと言っていいのに後味がツラい作品でした…;
今作は文庫本2冊はあるだろうと思われる厚さで
霊もの!?という意外さも手伝って手に取ってしまったにも関わらず
読む勇気がなかなか持てなかったのです…。
しばらく積ませていただきました。すみません。

受けを、精神的にも肉体的にも追い詰めて愛する攻め、というのが
佐田さんのツボなんだろう…

9

草食むイキモノ 肉喰うケモノ 小説

今城けい  梨とりこ 

まさにマイナスイオン

今城さんの作品は初読みです。
とても読みやすいですし、攻め受けの両視点でお互いの気持ちがわかりやすく面白いです。
梨さんの描かれるイラストも、良い意味で淡々としていて美しいのでオススメです。
梨さんのイラストのわたし個人のイメージは、大人の男という感じなんですが、特に今回受けが受け受けしいタイプなのでどうかな?と思っていましたが、すごーく可愛かったです。


受けは中卒で、工場の工具備…

10

禁断症状 小説

紗名マリエ  梨とりこ 

淫夢 DE 触手☆

淫夢+触手。
もう想像だけでエロエロ確定!

そのへんの期待は裏切らない作品。触手好き垂涎♪

こんなにエロエロなのになぜだか淡白な世界観。受サマ&攻サマのそこはかとなく漂うストイックさのせいか?
あるいは梨とりこ先生の美麗繊細な挿絵のなせる技か。

こんなにエロ描写三昧でありながら話の根底にあるものは純愛。触手にエログロに犯され、ただ快楽を貪るだけの虚しい行為が、従兄への純粋な想いをよりいっそう…

3

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

内面も男前なふたり

タイトルが秀逸。
ファンタスマゴリアってなに?と興味を引くのと同時に、梨さんの美しく少し排他的なイラストの雰囲気がマッチしていてとっても素敵。
わたしの中の砂原さんのイメージとはかなり違いましたが、良い意味で裏切られた感じです。

受けの束井は人気子役だった過去があるものの、今は親の仕事を継ぎ貸金を営む28歳。

攻めの永見は念願だったバーを営む、束井の同級生。
同窓会で再会するまで…

6

幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

う~ん・・・

アラブの王子:イドリス×護衛:惺です。
この方の作品は初読みでアラブものも初だったりします。
アラブものって、もっと俺さまな攻めが受けを翻弄させるみたいな
話と思っていたんですが、そうでもない??
と思いきや、作者さん自体アラブものが初だったみたいで
と言っても私も王道アラブがどういうのか詳しくありませんが・・・。

アラブものが初というのもありますが、特にここが萌えた!というのもな…

0

追憶の庭 小説

栗城偲  梨とりこ 

主人公よりも他が気になり

ゆったりと時間が止まったような雰囲気のお話。
梨さんの挿絵がとてもマッチしていました。
攻め、受けが前後編のような感じで、両視点で楽しめます。

攻めの大和は、いわゆる普通の大学生。
しかし風景画家だった祖父の顔も見たことがなく、このたび祖父の通夜へ参列し自分達家族・親戚達が祖父と絶縁状態だったことを知る。

受けの閑野は大和の祖父の同居人であり、最期を看とった儚い雰囲気の青年。

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