total review:280994today:53
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
32/61(合計:609件)
木原音瀬 梨とりこ
薄雲
ネタバレ
上下巻とボリュームたっぷりで、上巻読み終わったら下巻がめちゃくちゃ 気になって、結局やっぱり一気読みをしてしまいそうです。 何が素敵ってこの本の装丁、上下巻をぴったりひっつけると、1枚の絵になるようになってます。そ れも、出会いから9年間の歳月を描く壮大なストーリーになるそうなので、上巻は出会った年、そして下巻では9年後の年が描かれてるんですかね。【美しいこと】みたいでドキドキしました。 …
桓武天皇
上巻に続き、あらすじ抜きで感想をつらつら述べていきます。下巻も表紙が美しい。成長して山田より100倍頼りになる路彦が彼に寄り添うようなビジュアルが目を惹きます。 まず、読んでいて興味深いと思ったのは山田と路彦の思考の違いです。山田は典型的な男の人の考え方を持っています。まあ、かなりアホで巨乳好きでキレ性でどうしようもないですが...。一方路彦は嫉妬深くて面倒くさい女のような思考の持ち主です。すぐ…
沙野風結子 梨とりこ
マキヲ
ガイゼル帝国に制圧されていくラカン神国ーーその混沌の数ヶ月間を3組のカップルの視点から描いています。オムニバスであり、一つの物語でもある、なんとも不思議で爽快な作品でした。お話も然ることながらアイディアが素晴らしいと思います。 そして、色々なキーワードに「重くて暗いお話なのでは…」と躊躇している皆さんにお伝えしたい!重い・暗い場面も一部確かにありますが、それだけではないので、安心して萌えるつ…
あらすじは他のお姉様方のレビューを参考にお願いします。私は特に印象的だったポイントをあげたいと思います。 まず、この本の魅力はずばり表紙だと思います。実はこれ、上下でくっつけると一つの龍の絵になるのです。そして、上下で変化する路彦と山田の関係が如実に表現されています。上では、まだ幼い路彦に手を差し伸べる山田が描かれています。一方、下になると路彦が大人になり、山田の方が逆に守られる立場になりま…
雀影
本編のあれやこれやがあっての、ようやく二人の気持ちが通じ合い、落ち着いて一緒に暮らすようになった二人の、あるオフの日の朝のお話です。 いつもなら、達幸の作る朝食の香りで目を覚ます明良だが、珍しく達幸より先に目覚めて、そっとベッドから降りようとしますが、腕の中から明良がいなくなるとたちまち哀しげにうなされ始める達幸を見て、明良は達幸に母性とも言える愛しさを感じます。 ベッドから抜け出るのをあきら…
砂原糖子 梨とりこ
もこ
走馬灯か!ナルホドナ(*・∀・)な一冊。 お話自体がまるで走馬灯を見ているかのような作品でしたね。 現在から過去。それから今に至るまでの流れ。 そして現在に戻る。 艶が見た走馬灯を読まされているかのような作品でした。 小さいころに出会った永見とのお話。 一人だった自分と一人だった永見。 お互いを埋めあうように一緒にいて、 好きだと告白されたのもうれしかった。 でも唯一間違った…
紗名マリエ 梨とりこ
こにしそる
主人公の智史は毎晩謎の触手に犯される夢に悩まされる、という不思議系のお話です。 内容は触手に犯されるシーンと、同居中の年上の従兄弟、聖也とのベッドシーンが交互に繰り広げられて、ストーリーよりえろメインな作品でした。 同居中の聖也はゲイで、淫夢に悩まされ憔悴する智史を救おうとしてくれますが、この夢の原因を知ってるようなそぶりを見せます。 くっつくのがわりと早くて、お互いがお互いをすごく大事…
綺月陣 梨とりこ
M+M
1冊丸ごと表題作です。来栖薫(受け)の目線で進んでいきます。 大曽根×来栖ですが、来栖は元恋人・井原とセックスを何度もします(むしろそちらがメイン)。他の男にも陵辱され、人前プレイもあります。恥ずかしいけど感じちゃう、というSMチックな甘いものでなく、辛く厳しいものなので、苦手な方はご注意ください。 293ページとちょっとした厚さですが、薫の身に降りかかる出来事が悲惨で、ぐいぐいと引き…
洸 梨とりこ
mЗm
とはよく言ったもので… お話の一番最後のセックスは、何と前戯ナシという大暴挙でしたΣ(-∀-;) いくらなんでもやりすぎですよ~\(+_<)/ケガしちゃう…orz そういう超ファンタジーがラブシーンの流れを壊さず綺麗で好き、という人もいるかもしれませんが、 私は思わず「オイオイ…入らないって。ゲイビ男優だってめっちゃ馴らしても、ちょっと苦しそうだよ…ケガするって…焦」と突っ込みを…
mayuta
一気読みでした。 それもこれも冒頭の書きだしがとても気になる内容で、「これは一体どういうことなんだろう」と最後まで本を閉じることができませんでした。 そして幼少期から始まる苦しいまでの切なさ。 鎧をまとい続ける受けと、本音を隠すことが巧みな攻めの人物像がすれ違いの切なさをより引き立てていたと思います。 受けの艶(えん)はただ不憫というのではなく、不憫が生んだ歪みが描かれています。 大…