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32/62(合計:613件)
宮緒葵 梨とりこ
ゐずみ
ネタバレ
渇仰と渇命まで読みました。 ヤンデレなら萌えも生まれるかもしれませんが カニバリズム(渇命の方ですが)となってしまうと 萌えではなく恐怖が勝る。 という訳で「中立」にしましたが トンデモ設定なのに破綻することなく書き上げてらっしゃることに 平伏したい気持ちです。 攻に関して「犬」という表現が前面に押し出されていますが 飼い主の愛情を求めているというよりは 欠如した自己を受で埋めた…
秀香穂里 梨とりこ
東雲月虹
合理的なものの考え方しか出来ないカタブツ、 建築デザイナーの緒方は 実績のある東峰建設のチーフデザイナーで 空間に無駄など作らない設計をします。 遊び心なんて一切必要ないと思うタイプが、 自分とは正反対の考え方の堂島と 合同でレコード会社の新社屋を手掛ける事になります。 堂島は、まだ業界内では若いノグチ・デザインのチーフで 初対面から握手を求めてくるような男で困惑しますが 緒方は…
栗城偲 梨とりこ
bonny
栗城偲さんはおすすめいただいていた別の作品があったのですが、楽しみに取っておいていて、先に読んだこの作品がお初となりました。梨とりこさんのイラストが大好きなのです。 フィジカルなエロもコーフンいたしますが、メタなエロもハァハァ滾るクチなもので、SM、特にMの心理について登場人物に言葉で解説させる体を取ったこのお話はとっても新鮮、かつ勉強になりました。だってだって、恋愛感情って基本SMだと思う…
木原音瀬 梨とりこ
薄雲
上巻は導入部だと思ってたら、本当に見事に導入で、あの静かすぎる展開は下巻へと続く嵐の前の静けさだったわけですよねやっぱり。 下巻のジェットコースター展開は、もはやBLのお約束をことごとく無視しまくる木原節によって、具合が悪くなりそうでした。 この話の凄いところは友情だったふたりの関係が、親愛を経て恋愛へと移行していく様が、もの凄く自然に描かれていることに尽きます。 つっかかりも疑問も感じ…
上下巻とボリュームたっぷりで、上巻読み終わったら下巻がめちゃくちゃ 気になって、結局やっぱり一気読みをしてしまいそうです。 何が素敵ってこの本の装丁、上下巻をぴったりひっつけると、1枚の絵になるようになってます。そ れも、出会いから9年間の歳月を描く壮大なストーリーになるそうなので、上巻は出会った年、そして下巻では9年後の年が描かれてるんですかね。【美しいこと】みたいでドキドキしました。 …
桓武天皇
上巻に続き、あらすじ抜きで感想をつらつら述べていきます。下巻も表紙が美しい。成長して山田より100倍頼りになる路彦が彼に寄り添うようなビジュアルが目を惹きます。 まず、読んでいて興味深いと思ったのは山田と路彦の思考の違いです。山田は典型的な男の人の考え方を持っています。まあ、かなりアホで巨乳好きでキレ性でどうしようもないですが...。一方路彦は嫉妬深くて面倒くさい女のような思考の持ち主です。すぐ…
沙野風結子 梨とりこ
マキヲ
ガイゼル帝国に制圧されていくラカン神国ーーその混沌の数ヶ月間を3組のカップルの視点から描いています。オムニバスであり、一つの物語でもある、なんとも不思議で爽快な作品でした。お話も然ることながらアイディアが素晴らしいと思います。 そして、色々なキーワードに「重くて暗いお話なのでは…」と躊躇している皆さんにお伝えしたい!重い・暗い場面も一部確かにありますが、それだけではないので、安心して萌えるつ…
あらすじは他のお姉様方のレビューを参考にお願いします。私は特に印象的だったポイントをあげたいと思います。 まず、この本の魅力はずばり表紙だと思います。実はこれ、上下でくっつけると一つの龍の絵になるのです。そして、上下で変化する路彦と山田の関係が如実に表現されています。上では、まだ幼い路彦に手を差し伸べる山田が描かれています。一方、下になると路彦が大人になり、山田の方が逆に守られる立場になりま…
雀影
本編のあれやこれやがあっての、ようやく二人の気持ちが通じ合い、落ち着いて一緒に暮らすようになった二人の、あるオフの日の朝のお話です。 いつもなら、達幸の作る朝食の香りで目を覚ます明良だが、珍しく達幸より先に目覚めて、そっとベッドから降りようとしますが、腕の中から明良がいなくなるとたちまち哀しげにうなされ始める達幸を見て、明良は達幸に母性とも言える愛しさを感じます。 ベッドから抜け出るのをあきら…
砂原糖子 梨とりこ
もこ
走馬灯か!ナルホドナ(*・∀・)な一冊。 お話自体がまるで走馬灯を見ているかのような作品でしたね。 現在から過去。それから今に至るまでの流れ。 そして現在に戻る。 艶が見た走馬灯を読まされているかのような作品でした。 小さいころに出会った永見とのお話。 一人だった自分と一人だった永見。 お互いを埋めあうように一緒にいて、 好きだと告白されたのもうれしかった。 でも唯一間違った…