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歩田川和果
雀影
この個性的な歩田川さんの絵、 結構好きなの。 人物の痩せて角張っているプロポーションとか それも、デフォルメされているようでいてデッサンには全く破綻がないところとか わざと手書きにしたグルグルした吹き出しとか 影の黒ベタの使い方とか クールだけど、中村明日美子さんほどオシャレすぎないところ。 うん、 ホントに絵は好きだ。 っていうか、絵は好きだけど、多分ここに登場する4人…
葡萄瓜
特別な事件を大仰に描くのではなく、 日常の中に埋もれたささくれを 丁寧に掘り起こして修復して行き、 そして現在進行形…と言う手応えの 物語です。 何なんだろう…評者にはこの作者さんの 絵柄についての世評の方が多分判りません。 読み返す毎にこの物語にはこの絵柄が良い、 と馴染んでゆくばかりで。 作風と画風、両方が足並み揃えて成長して 今に至った、そう言う感じですね。 幸…
イチ。
ネタバレ
大大大好きな作家さん。 デビュー作で衝撃を受けて以来、ずーっとお慕いしております。(〃ω〃v) ラフな印象で、幾重にも線を重ねたようなタッチが特徴的な独特のイラストなので、好みは分かれるかもしれません。 そういう点で絵柄に関しては一見拙さがあるものの、妙に色気のあるキャラ、柔和なキャラ、誠実なキャラなど…それぞれの個性がにじみ出るような描き分けがなされていて、すごいなぁ…と感心してしまいます…
東雲月虹
歩田川さん、初読みです☆ 全体的に細長ー…という印象なんですけど、 読み続けると慣れてきますw そういう感じね、って。 三味線自体に興味があるので、 それを若人がやってるってだけでも「おぉ!」だし チーム組んでるって(社中っつうらしいんですが)イカスわ! 最初からゲイだとカミングアウトする杉森さんも凄いけど、 あっさり「いいけど」で済ます三人も凄いw こんなに鷹揚な人達ば…
hiroe
新入社員になったばかりの仁が、中学時代の同級生・城崎と偶然再会した。 仁は中学のとき同性に告白して玉砕したばかりか、それが噂になって広まってしまい傷ついた過去があり、そのため同性の恋人・千聖との関係もひた隠して暮らしているし、同級生は玉砕の過去を知ってるから昔話なんかしたくない。 だけど城崎は「俺は味方だったぞ」と言って、馴れ馴れしく話を続け… …という出だしのストーリーなんですが、久し…
茶鬼
マッチ棒みたいな人物が特徴的な歩田川さんの絵は、かなり好き嫌いを呼ぶ絵だけれども、雑誌掲載でない分というか、作者さんの思うままにとてもゆっくりと展開していくそのストーリーが、 実になんでもない普段のことで、大きなヤマがあるでもなく、何か衝撃的なことがあるでもなく、 些細な主人公の心の内のさざ波を丁寧に綴る、そのマイペースさと穏やかさが好きだ。 とても地味で華はないけど、こうして本として出てく…
とっても読みやすかった。 前の本(エディドヤとか)に比べると、わかりやすい恋愛マンガで、ちゃんとエチまで行きつくし、1年がかりでじっくり連載していただけあって、1冊の本としては非常に満足度高いです。 人物の影側がベタ塗りだったり、シルエットだけの遠景画や、キャラのシンボル付の吹き出しといった、個性的な絵も、画面全体のデザインとしてメリハリがきいているので、見やすくて好きです。 室内を…
AK
絵柄、吹き出しが独特で慣れるのに時間がかかります。 好き嫌いがハッキリしてしまうのではないかと思われます。 長唄教室の仲間(変わり者揃い)で、タイトルの「藤娘」を目標に稽古していく中 主人公杉森の相手に予想された先生の竜一は超天然な感じに話進むのか?と思っていると 斗馬が絡んできて意外なカップリングでおや??と思っているうちに どんどん引き込まれ最後には、良かったのかなとじわじわとき…
ぺり犬
絵が結構好み。ラフな描線とかざっくりした簡略絵がいかにもこなれていて達者だなと。パセリとか芋までかわいいしw 吹き出しもだけど台詞回し自体もクセがある。段々読み進んで慣れるとそれが味って感じます。 多めの台詞も書き文字もわいわいした雰囲気出ていて楽しいです。 社会人ものだけど雰囲気は大学サークルものっぽい。男子5人(全員成人なんですが)がほのぼのわちゃわちゃとしています。ときに画面の…
不思議な空間が漂う歩川田作品3冊目、今回はエチありますw 影法師みたいな、マッチ棒みたいな登場人物達がおりなす、出会いの物語はとても印象的で、ものすごくじっくりと読みたい本です。 実際、一度目流してよくわからなくて、二度目じっくり読みこんで、三度目解らなかった部分を目を皿の様にしてセリフを頭に叩き込んで、四度目また更にじっくりとかみしめて読んで、これを読み応えといえば、そうなんだろうと・・・w…