御堂なな子さんのレビュー一覧

いとしい背中 小説

御堂なな子  麻々原絵里依 

受けが少し子供っぽいなぁ…と

歳の差と身分差のある二人、しかも攻めは俺様属性ということで、これだけ見ればかなり自分好みの作品だったのですが、うーん、受けの名生が少し子供っぽくてあまり好みではなく…萌え切れませんでした。

ただ、テーラーという仕事と背中フェチという設定は中々見なくて面白かったです。さらに、名生の背中フェチの真相も、なるほど、そこに繋がるのかと意外性もあって良かったです。
途中までは名生にも感情移入出来たの…

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ダイヤモンド・エクスプレス~伯爵と甘美な恋~ 小説

御堂なな子  明神翼 

甘々です

鉄道オタクで旅行会社に勤める真面目で一生懸命な受けと、鉄道デザイナーで伯爵で眉目秀麗な攻め様。夢の豪華列車ダイヤモンドエクスプレスに乗り、ゆっくり育まれていく愛❣️。

攻めのレオンを陥れようと事件が起きたり、受けの輪(りん)が列車内のカジノで危ない目に合いそうになったりしますが、ふたりの想いがまっすぐで、ストレス無く読むことができました。

私は両片思いや、相手を想うゆえに身を引く、など…

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情熱的な恋のディール 小説

御堂なな子  北沢きょう 

まるで王子さまのようなディーラー

2015年刊。
ラスベガス・カジノビジネスで成功を納めている世界的経営者の御曹司攻め×ギャンブルを毛嫌いしている国家公務員の堅物美人受け。

日本からカジノ招致目的で訪れている視察団の一人である十樹(とおき)は、偶然出逢ったカジノのディーラー・顕成(けんせい)に心奪われ、何かにつけて彼を思い出す。
それは相手の顕成も同じで、初対面からの十樹へのアプローチは口説きが甘ったるく押しが強い。

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蝶は夜に囚われる 小説

御堂なな子  ヤマダサクラコ 

可哀想すぎる受け好きの方に

不憫な受けの痛さMAXのお話です。幼少の頃から親に売春をさせられるという劣悪な環境で育ち、高校で出会った攻めに初恋、別れて12年後に再会するストーリーです。

警察・ヤクザが絡むスリリング系のお話で読み応えもあるのでドキドキハラハラできますが、とにかく受けの青伊が不幸すぎて可哀想。子供の頃から28歳の大人になるまで辛い事だらけで今にも死んでしまうんじゃないか?っていう酷い目にばかり遭います。意…

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恋は銀幕に踊る 小説

御堂なな子  亜樹良のりかず 

スパダリ好きのあなたへ送る

間違いなく『神』です。
それも強烈な『スパダリ』と、『凄く可愛いくて、ともすれば弱く見えちゃうのに、一本筋の通った受け』

先ず最初に『BLありき』と念頭に置いておかないと、
「ン???」
いきなり唇を奪われちゃう???と思うかも。
それだけはBLだと思ってお読みください。
それ以外は本当に面白いっ!
グイグイ惹き込まれて行きます。

まぁーた、亜樹良先生のイラストがたまらんっ…

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戀のいろは 小説

御堂なな子  テクノサマタ 

読むなら寒い季節に!寒さがよく伝わる。

BLソムリエのおすすめで読みました。
不憫な受けが包容力抜群の攻めに会い幸せになる王道のストーリー。
このタイプの作品を何作か読みましたが、蛍は3本の指に入る不憫さ。
捨て子で、実の親と拾ってくれた奉公先の奥方に2度捨てられています。
その奉公先では布団なし、風呂なし、残り物の食事、教育も受けられず、暴力を振るわれ、挙句の果てに借金のかたに売られる・・。
ただ蛍は教育を受けていないせいか…

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蝶々結びの恋 小説

御堂なな子  鈴倉温 

受けが攻めの気持ちをまるっと無視してる…

同級生同士の再会愛のお話。
主人公は自分以外の人間の運命の赤い糸が見えて、それを結んだり切ったりできるという不思議な力の持ち主で、両片想い状態の友達の糸を結んであげたりするお人好し。

心臓の手術を受けたために浪人した攻めと、大学で再会した受け。攻めからずっと好きだったと告白され、離れていたことで気持ちを自覚していた受けもそれを受け入れる。そして初めてのキス。そこまではいい。が、攻めが入院中…

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神狼さまの恋薬 小説

御堂なな子  緒田涼歌 

もふもふ尻尾を抱きしめたい



時代は定かではありません。学校はあるし医者も祈祷師もいるし神も魔物もいる、いろんな時代が混じった感じのあるとても昔といったイメージです。

街で化け物と忌み嫌われるトウリ(受け)は街に出た際、祈祷師に唆された長の息子・ショウに捕まり、病気のショウの妹の快癒のための生贄にされてしまいます。儀式の際に呼び出された神・蔡牙(攻め)はトウリを憐れに思い、神の住む土地・水晶宮へ連れていかれるので…

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キスから始まる除霊と恋 ~幽霊屋敷の男爵閣下~ 小説

御堂なな子  高世ナオキ 

ワンコの活躍が際立つ除霊ファンタジー

元々除霊ファンタジーものは大好きなのだが、今回お気に入りの一冊がまた増えてしまった。

この話で悪霊退治を生業とするのは、高級クラブや会員制バー等を経営している紅大路グループのオーナーにして、平安の世から続く陰陽師の能力を引き継ぐ紅大路公威(べにおおじきみたか)。
気品があるなかで迂闊に近寄りがたい雰囲気を漂わせている。
ゴシップ雑誌の新人カメラマン・航介が彼と出逢ったのは、大物政治家の不倫スキャ…

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戀のいろは 小説

御堂なな子  テクノサマタ 

健気〜〜〜〜〜〜!!

とにかく受けが健気で愛おしいです。。
あまりの過酷な環境に思わずホロリときてしまいます。
あんなに粗末に扱われたのに身を挺して前のご主人達を庇おうとする純真さには、攻めが絆されてしまうのも納得です。。
鬼と呼ばれる攻めがなぜ最初から受けに情けをかけたのかも、理由が分かるとまた切ない。。
攻めには二度と同じ悲しみを繰り返さないように受けを大事にしてほしいです。。
それにしてもイラストを見る…

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