葛西リカコさんのレビュー一覧

金銀花の杜の巫女 小説

水原とほる  葛西リカコ 

双子の巫覡、こういう物語は好きです。

表紙とあらすじに惹かれて、購入。
評価があまり高くなかったのでどうだろうと不安でしたが、想像していたよりも面白かったと思います。
陰と陽、正反対の巫覡の双子と、運命の人。
閉ざされた村の因習話、たまらないですね。
とても読みやすいので、一気に読めてしまいました。

そう、良くも悪くも読みやすいのです。
色々伏線がはってあるのですがどれも先が読めてしまって、皆思った通りの結末で意外性は…

2

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

やっぱり合わなかったです

宮緒さんの作品を読むのはこちらで三冊目だったと思うのですが、うーん、やっぱりわたしには合わないようです(汗


受けの祐一は、ひじょうに美しい男なので女性からモテモテですが、女性恐怖症。
原因は、長い髪の女性に追われる夢のせい。

攻めは女装姿も美しい、呉葉。
複数の店を経営する出来る男のはずなのに、祐一への対応はまったく理解不能。


まさかまさかの前世話でした。
いや、こ…

4

金銀花の杜の巫女 小説

水原とほる  葛西リカコ 

因習と因縁

山奥で神の依代として政財界のトップに神の御宣託を授けて来た巫女の一族。
現在巫女である咲と顔に火傷痕のある幹。
議員秘書である田之倉が名代として社を訪れることで一族や双子の運命を変えて行きます。

美貌の双子と顔の火傷痕、現代社会から隔離された一族の因習と血族の因縁とくれば横溝正史の小説が頭をかすめます。

話は幹視点と咲視点が交互にストーリーをつなげ、2人が田之倉を好きになる過程や思…

3

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

キュン死、初体験!

凪良さんのシリアスタッチの作品は初読みです。
でも、すっごい良かった!
はー、もっとはやく読めば良かったー。


加瀬はチンピラなみに目つきの悪い28歳。
これでも受け。
スーパーネガティブ男で、コミュニケーション能力がマイナス値。

攻めの阿木はパン屋のオーナーで38歳。
ヤクザと言ってもいい強面ながら、愛想も面倒見も良い。
実はもとホンモノの方。


主な登場人物は…

7

金銀花の杜の巫女 小説

水原とほる  葛西リカコ 

言葉で説明ばかり、退屈でした

この著者の他の作品も読んだことはあります。
今回は「痛くない」です。
またこの作品は違う作風へのチャレンジであったようです。
でもこの話、わたしには面白くなかった…。

一応ネタバレ有りにチェックをいれておきます、
読み始めてかなり早くから、
山岸涼子の「時じくの香の木の実」って漫画をおもいだしてました
 それでわかる方にはネタバレになると思うので。

話がうごかず、モノローグ…

4

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

前作から読めば良かったかも

高評価だったので読んでみました。スピンオフらしいのは知っていたけど、前作未読だからか、年齢の割に思考回路が幼くて、シャツに固執したりする加瀬の気持ちがほとんど理解できず、もともと後ろ向き過ぎる主人公が苦手ってこともありますが、残念ながら私には響かなかったので、淡々と読み終わってしまいました。。一度は拒否った阿木が、加瀬を受け入れるまでの葛藤とかがもっと深く書き込まれてたら、もっとドキドキしたと思い…

3

好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

掴めない!

葛西先生の挿絵ということで買わせていただきました。
椎崎先生の作品は初めて読みましたが、キャラクターのつくりがすごく好きでした。
セイくんのキャラもなのですが、私個人は守川さんが好みすぎて…
すごく謎めいた紳士的な風貌や行動がイラストとマッチしているのもあり、大人な雰囲気は結構よくあるタイプの攻め様かな?と思いつつ読んでいたら、終盤にかけてまさかのストーカー癖っぷり!!
まさに掴めないキャ…

8

ダブル・バインド外伝 アウトフェイス 小説

英田サキ  葛西リカコ 

番外?というか5つめ的

新藤さんと奥様との関係がずーっと不思議だったのですが
奥様の美津香さんとは、こういう関係だったのよ!というのが
ハッキリ解って、やっと納得いきましたw

今作は、葉鳥くんがより一層頑張ってるのですが
異常人間の餌食になっちゃうのではないかと
やっぱりハラハラドキドキしながら読みました。

自分を投げ出してまでもその人を守りたくなるほど
人を好きになるなんてこと、現実ではどれだけあ…

1

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

4つ目

まるごとひとつのストーリー。

いやぁ~、一体葉鳥くんはどうなるんだ!?と思っちゃいましたよ!

犯人のあの展開は、予想外でした。
そして葉菜ちゃんの事も。
こういう自分の想像に対する裏切りって楽しくてしょうがないですよねw

相変わらず上條に対する瀬名の態度で、オロオロする上條が楽しめます。
が、ちょっとずつ上條も進化してますねー。
瀬名には成長しないって怒られてるようですが…

2

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

3つめ

こちらも前作同様、一冊すべてがひとつのストーリー。

今回は、一段と瀬名くんのとんがり度合が上がったような気がしましたが
それに四苦八苦しながら半分楽しんでいるような上條との
掛け合いが面白かったですね~。

新藤と瀬名のわだかまり・・・みたいなものも
ちゃんと解けていったというところが
瀬名の上條に対する態度が変わって行ったところかもしれませんね?
どんどん自分を上條に見せてい…

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