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79/110(合計:1094件)
凪良ゆう 葛西リカコ
雀影
ネタバレ
あらすじの「スクールカーストLOVE」に、いい意味で裏切られた感じ? 「絶対君主への信仰が、欲望に堕ちるとき」っていうより、「絶対君主への信仰が欲望を昇華させすぎて、彼も人間だということを全く忘れてしまったような相手を、いかにして落とすか」っていうお話だった。 平良の妄信的な愛は、奉仕することだけ、奉仕することを赦してもらうだけで、それ以上を求めるなんて絶対あり得ないと完結してしまって、実のと…
イサヲ
多感な時期に平良から寄せられた、信仰にも近い一途な想いは、清居にとってもまた重要で必要な存在だったということに、当の本人たちはまったく気づいておらず。高校卒業後に再会したときからは平良から清居に視点が変わって、美しい清居の内面はけっこう天然ということがわかったり、平良はもうどうしようもなく信者だし、どこまでもすれ違う二人が面白くて一気に最後まで読んでしまいました。 気になったのは小山君の気持ちの…
愁堂れな 葛西リカコ
gamis
切なくもどこか愛に満ちたこのお話。 読み終わったあと、本を眺めて放心してしまいました。 プロローグから話は始まり、そこでは誰かが『愛』を語っている。 「たとえこの身が滅びようとも、この愛を貫くことができるだけで僕は幸せなのだと──。」 そんな言葉があり、本編へと入っていった。 両親はすでに他界し、兄弟二人で寄り添い生活をしていた日々が、あっけなく終わった。 アパートを爆破さ…
ピピン
高評価が続いている「美しい彼」ですが、私、手に取るのに非常に躊躇っていた、後ろ書きの煽り文句がございました。 「スクールカースト」でございます。 ああ、もしも片方がカーストの頂上で、片方が底辺だったら。今や遠き昔の出来事として、処理されている私の昔のトラウマが喚起されてしまうのではなかろうか? 結論から申します。その通りでございました! 1話目の「美しい彼」が痛い、痛い。クラスで浮きまくっ…
カイ
ある意味放置プレイ?!…(^^;) 本編書下ろしその後… 今まではお互いがそれぞれの事をしてた訳だけど 週末を急に過ごす事になった2人。 陽は今まで通りダラダラと過ごしているのですが 攻は何をするでもなく、そんな陽を向かいに座って眺めてるだけ。 とにかく攻はそんなことだけでも本当に嬉しくて幸せらしい。 それに耐えかねて攻を誘うのですが… 本当に初々しいカップルを見てるみたい…
鹿住槇 葛西リカコ
本編は既読なので書下ろしのみ 挿絵がひたきさんから葛西さんに変更されてます。 本編読んだときは別にひたきさんのイラストで違和感なかったのですが 葛西さんの線の細さの方が、 よりこのストーリーのキャラには合ってるような気がします。 今までは土日の週末だけ本宅に戻る攻でしたが 子供が寂しがって父親との時間が欲しいというので 金曜の夜から本宅へ帰るようになった。 それに対して…
山崎春のパン祭り
あまりにも自分の黒い過去と激似で… 読むのがしんどかった… 読み終えた直後の感想がこれだもん。 「暗黒の高校生活…カースト制度でフラッシュバック…鬱鬱…」 コミュニケーション能力がまったくない自分ととても被るんですよね… 最初の一歩(自己紹介)で躓くクラスでの浮きまくりの自分がこの小説で 頭の中で暗い影を落とす…あぁぁぁぁ惨めだ… もう、辛いのなんの。 前半部分でまず鬱状態になって…
まかない
前作、「夜明けには優しいキスを」を読んだ当初から、加瀬は凄く気になる存在でした。 誰かこいつを幸せにしてやってくれと。 そんな加瀬難民救済の一作、「お菓子の家」。 待ってました、そんな作品なので、ちょっと最初の期待値が高すぎました。 加瀬のトラウマであるとか、価値観は凄くしっかりしているんです。欲しいものはたいしたものじゃない。でも、自分の手に入らない。もがきながら生活している加瀬は魅…
拓海
『忠誠の代償~聖なる絆~』と『恋はままならない』の番外編です。 『忠誠の代償~聖なる絆~』 帝国薬學院から報告を受けたヴァルは、由々しき問題に眉をひそめています。それは、聖獣にとって猫にマタタビと言われる星竜香に、催淫効果が認められたからです。その話を聞いたギルとリグは、自分の聖獣を想います。副作用は?持続時間は?他の人に使われた場合は?皆が考え込んだ時に、キリハが言います。自分で試してみ…
六青みつみ 葛西リカコ
mayuta
ファンタジーBLというよりも、もふもふな戯れをするためにファンタジー世界をちょっと借りたという印象を受けました。 全体的な物足りなさをとても感じました。 1つ目は、ストーリー展開以外での設定が全て端折られているというか、舞台設定が提示されているようでされていないと感じたことです。 世界を構成している全体像もよく分からないし、ラグナクルス帝国がどういう国なのかよく分からないのです。 土台…