葛西リカコさんのレビュー一覧

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

夜明けのその後

偶然にも前作「夜明けには優しいキスを」を読んだのが半年ほど前。スピンオフに当たる今作をやっと読むことが出来ました。

前作では主人公を苦しめるDV男という当て馬ポジションだった加瀬が本作の主人公です。攻→受への華麗なる転身にびっくりしましたが、最後まで読むと、加瀬がどれだけ殴っても暴れても拗ねてもビクともしない阿木みたいな男に愛されて甘やかされる方が合っているんだろうなと素直に思えました。

6

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

攻めの方が不憫なのか?

「残虐非道な大国に攻め込まれ」「彼の女奴隷にされてしまう」というあらすじで勝手にエルヴァンの悪いイメージを作ってしまってたのですが、読んでみると全く別で逆に超紳士? 国を攻められ両親など殺されたカイも可哀想なのですが、エルヴィンの方が不憫という感じがしてしまいます。全てにおいてイメージ通りでなかったかも。敵国に連れてこられた時も美貌からして兄のお手付きになるかと思いきやすぐにエルヴィンに破瓜する権…

1

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

せつないお話です!加瀬弘明が幸せになります!

いや〜!!加瀬弘明が幸せになる本、読めて良かった〜!!なんて可哀想で可愛い人なんだろう...

はい。興奮してしまいました...この本は『夜明けには優しいキスを』に出てくる主人公の元カレの加瀬弘明が、その後新しい場所で新しい人に恋をするお話です。加瀬弘明贔屓の私としては、彼が幸せになってくれたので間違いなく神評価です!凪良先生、ありがとうございました!!涙
両親が事故で死んでから、親戚の…

3

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

ネタバレ?あり

王様と下僕。いや自称下僕? スクールカーストで下の方が攻めということで購入。
前半は一途に清居を愛する平良のキモ可愛さ?にほっこりしたり、それはそうじゃないだろう!とヤキモキして......
清居に視点が変わってからは驚きの連続で全く飽きさせない展開です。
すれ違いにすれ違いを重ねた2人のラブシーンではああーーっと声を上げてしまいそうになりました。
ああーーよかったねー!!っと。

凪…

12

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

美しい彼に誰もが夢中になる❤︎

はぁ〜今まで見てきた中でもトップクラスのお話と受様でした。
タイトル裏切らない『美しい彼』


最初は攻の平良サイドからの話で、後半は受の清居サイドのお話しです。

前半は清居が、何を考えてるのかがわからなくてハラハラしたのですが、後半になり言葉や行動の1つ1つが納得で、彼なりのサインがいっぱいありました。

清居はクールなタイプなのに、あんなにも乱されていて見ていてニヤニヤして…

11

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

オススメです

 平良の崇拝のような恋心、アイドルに憧れるような気持ちに引き込まれました。ストーカーちっくな思考回路を読みなら、ここまで人を好きになれるなんてすごいなと思いました。彼は、ヤンデレなのに、自己否定していて、諦めている他にはないキャラクターでした。
 あと完璧に見えた清居が嫉妬しているところが可愛かったです。すごくキュンとしました。
 全体的に、ところどころコメディタッチがあっておもしろかったです…

11

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

湿っぽさや重々しさがもっと欲しかった

設定とかは大好きです。主従関係、剣闘士、一途な攻め…。

でも、感動したり泣けたりってのがなく…。

気まぐれで拾ったユーリスが、やがて主であるカレルに劣情を抱く。賞金を費やした豪華な指輪を渡すも、人から愛されることに慣れていないカレルの反応は…。
暴動が起こり、ユーリスが身を挺して守ってくれたこた、また寂しさなどから、カレルはユーリスに口付けをする。

カレルが、自分の命を削ると分…

3

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

甘い香りに包まれました

キズを抱えた主人公さんに居場所ができた時は思わずホロリ。ふんわりとあたたかな気持ちになりました。

スピンオフ『夜明けには優しいキスを』を読むとまた違う視点がみれますよ。

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

無限ループにはまります。

久々に攻めの気持ち、受けの気持ちに交互に楽しめる作品に出会いました。
気がつけば『かわいいけどきもい』ループに、どっぷりとつかっておりました。

11

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

落差

小説に挑戦したのは初めてでしたので、ちるちるさんで最も評価の高い作品の中から選んでみました。

結果的には当たりだったと思います。

読み始めは思ったよりも文学的な味がしました。おそらくは大抵の人よりも極端に暗いところで生きる主人公に、共感できたりできなかったりと、掴みきれない感じが魅力的でした。

しかし後半、〈絶対王者〉であるはずの清居視点で、彼は本当に普通の、少し態度がでかいだけ…

4
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