葛西リカコさんのレビュー一覧

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

やっぱり高校生は良い…!

冒頭から高校卒業までの世界観に惹かれました。

blの人気作では、個人的に社会人がメジャーというイメージがあったので、あらすじを読み期待して購入しました。
高校の閉塞感やクラスの雰囲気、クラスメイト同士の距離感など、共感できるところが多々あり懐かしくなりました。
それほど自然に、リアルで、一気に読み進んでしまいます。
私は、『閉ざされた空間の中の友情以上恋愛未満』が相当性癖なので、それぞ…

16

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

金の鳥籠

葛西先生の美しくも繊細な絵に彩られた歴史ファンタジー。
キーワードは、大国に攻め滅ぼされた「亡国の王子」。
父王の、生き延びて国の再興を果たせという命のもと、シルカシア王国第二王子のカイは、前年に亡くなった姉姫に扮して城を脱出するのだが…。

もうこれ、カバーイラストが圧勝!
美貌で謳われた姉姫に扮しても、王子と見破られない美少年。
取り替え花嫁のお話には挿絵の力がどれだけ味方するか、…

6

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

ありがとうございました。

強い受けが個人的に好みだったし、とても評価がよかったので電子書籍で読ませていただきました。もっと平良がかっこよくなって成長していくところが読みたかったです。切なくて、もどかしくて、とても素敵な物語でした。ありがとうございました。

13

ケルベロス 小説

真式マキ  葛西リカコ 

インテリヤクザ攻めは大好物ですが…

あらすじ:
ビッチと揶揄される捜査一課刑事・彰(受け)は、女子大生が毒殺された事件の捜査中、経済ヤクザの織宮(攻め)と出会う。
単身事務所に乗り込んだ彰だが、彰のトラウマを見抜いた織宮に無理やり抱かれ…

ヤクザ×刑事のサスペンス風味の作品。
ある事件が元で性的なことにトラウマを抱える彰が、織宮に抱かれることでそのトラウマを克服していくという展開です。

彰は数年前、相棒だった刑事に…

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彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

これぞワンコ!

読み残していた絆シリーズもようやくこれで終了です。
攻受逆転もいいですな。
人間側が主導じゃないと発情しない設定。
存外萌ポイントが高いと思うのです(*´▽`*)ハァハァ

さて、お話しですな。
受は対外ひどい目に合うのが世の常ですが
今回は、首都から離れての貧乏暮らし。
捨て子からの忌み子として大きくなったキース。
ずっと孤独だった。
それでも気丈にたくましく。
卵との運命…

2

好きになりなさい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

あじさいが素敵・・(絵の話です)

ちょうとアジサイの季節だなあとおもいだして
リカコ先生おっかけで到達したこの本に 今頃投稿。
何が好きって、この表紙。
アジサイがキーアイテムなのですが、それがとっても美しく描かれていて
うっとりー。
二人の表情も本文内容をまさにぴったりあらわすもので、さすが葛西先生・・・・うますぎるーと、感動。
後書きに記載あったかどうか定かではないのですが、椎崎先生もきっと、感動されたのでは。

3

裏切りの代償 ~真実の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

親愛

さて、絆シリーズも5作目ですね。

過去作品の中では一番大人っぽいヴィジュアルのインペリアルなのですが、
読後の感想としましては
過去作品の中で、一番子供っぽいインペリアルだった気がします。
大きい子供。それがちょっと可愛く見えてしまうから不思議だ。

インペリアルの選定が、身分に関係なく行えるようになった
最初の選定式。
青の卵の部屋で出会った一つの卵。
言いようのない気持ち…

12

好きにならなくてもいい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

結構しつこい攻め

う〜ん…どう言えばいいのか。
出だし。大人の魅力たっぷりの攻めに、反発しつつも気になって仕方ない受けの気持ちに感情移入して、強引かつ官能的に未経験の受けの躰を拓いていく描写に「神寄りの萌x2」評価と感じていました。
その後の、受けが甘やかされてどんどん素直になっていく様なども好ましいものでした。
が、起承転結の「転」とも言える攻めの隠していた秘密が浮かび上がり、そこからの二人に亀裂が入り………

7

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

サバイバー

主人公、加瀬は幼いころ両親を事故で失って、叔父に引き取られますが
ひどい虐待をうけてやっと生き残ったのです。
好きになった人を暴力でしか愛情表現ができなくて。
愛されたことがないから、愛することができなかったんだよね。
次に好きになった人は絶対に優しくするって誓って。
孤独でどうしようもなくて、元恋人がくれた黄色いシャツを抱きしめてと
切ないです。
パン屋さんに勤めはじめて、オーナー…

1

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

亡き人と残された人達、それぞれの思い

死者と生き残った者が出会える「天国ホテル」という壮大な設定の不思議なお話しでしたが、とても引き込まれました。

読み始めは、過去と現在の視点が度々切り替わるので少し疲れるなと感じましたが、後半は気ならなくなりました。

亡き月彦を思い続ける春希。
そんな春希に思いを寄せながら、傍で支え続ける康。
ようやく同意してもらえた旅行も、月彦に会いたいがためだった知った時の康が可愛そうで切なかっ…

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