いわもと葉月さんのレビュー一覧

風の祭 小説

たけうちりうと  ビリー高橋  いわもと葉月 

青春小説BL風味

この頃のたけうちさん作品に共通して言える事なんですけど、BL小説っていうよりは青春小説としての面が大きい様に思います。
青春小説>BL要素といった感じ。

この作品もそうで主人公の孝には清い交際を続けている家族公認の彼女が居て、普通だったらそのまま大学に進学し交際をしていただろう日常がある出会いによって少しずつ変って行きます。
旅行の帰りで出会った喫茶店のマスター湘石、そしてその元妻茜は一…

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INTENSITY 小説

たけうちりうと  いわもと葉月 

たけうちりうとさんデビュー作

帯『僕が、愛する男性に出会った夏…。』
「文章の巧さと、シャープなセンスが光る(秋元康先生)」
「ゲイの息子を持った母親のセリフがよかった(内舘牧子先生)」

これは自分の持ってるBL本帯の中でもかなり異色、秋元康さんと内舘牧子さんですよ~。
ちょっとびっくりな名前ですが、この作品は「第一回ホワイトハート大賞受賞作」で上記2名が審査員だったのでその関係です。
ちなみにあとがきの後にこの…

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風の祭 小説

たけうちりうと  ビリー高橋  いわもと葉月 

設定や話の展開は好きなんですが、なんだろう、

設定や話の展開は好きなんですが、なんだろう、読みすすめるうちにテンションが下がってきてしまう。
これが今まで読んだ数少ないたけうちりうとさんの作品に共通しちゃってる傾向なんですが、それが私にとっては、すごくもどかしいです。
泥くさくい部分をキレイな理屈でまとめようとしちゃう部分に、軽い隔てのようなものを感じちゃうんですよね。けど、これはものすごく感覚的なものなので、そう感じない人もいるだろうし、そ…

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INTENSITY 小説

たけうちりうと  いわもと葉月 

早すぎた、のか。

第一回ホワイトハート大賞受賞作と言う冠の割には
顧みられる、又正当に評価される機会が少ない作品
ではなかったのか、と今更にして思います。

一身上の都合により戦場に出る事を一度断念した
報道カメラマンと自分の中の性志向を自覚してしまった
少年の恋。それは二人の心のひたむきさ故に軽口混じり
ながらも確実に前に進んでゆきます。

ですが。
想いをぶつけ合って赴いた戦場で訪れる非情な…

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