崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵)さんのレビュー一覧

タンゴの男 the final コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

ステップは続く

旧作にてレビュー済み。
旧版との違いは、陰影の濃さと線の調整でコマやセリフに修正はない。
そして旧版にあったヒロの別れた彼女の話『その後の志保ちゃん』が載ってない。
この新装完全版には初デビューとなった読み切りの『タンゴの男』と、彼等のその後の話『リベルタンゴ』が載っていること。
このタンゴの男のペーパーは確か何かのコミックを買ったときおまけで全種類ついていたのだが、それがなんだったか記憶…

6

ライアテア コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

恋物語というにはあまりに壮大

BLのL(LOVE)は、愛であって、
“恋” 限定ではないはずですが、大体の作家さんは普通 “恋” を描いているように思います。
その方が萌えやすいし、胸がきゅんとなるからかな。
でも、この本の作者、岡田屋鉄蔵さんのBL本はちょっと違うように感じます。
たしかに男が男を愛するし、
そのリアルな肉体美は素晴らしいし、
その躰でのセックスシーンだってしっかりあるのに・・・
多分、物語が壮…

5

ライアテア コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

一味違うよね

イラストだけ考えれば、絶対好みでない系統なんですが毎回読み始めると止まらない。
コミックスは小説とは違うからもろに始めからド~ンって個性的なイラストから
入らなければならないから、随分読まず嫌いなんてもったいない事をしたと
思っている作家さんでもあります。
今回も、ゲッ!濃いじゃん、オヤジじゃん!なんて思いつつ恐る恐る手に取った次第。

そして中身はと言うと、おっと、人生とは何ぞやみた…

3

花丸漫画 Vol.7 コミック

羽生山へび子  崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵)  新井サチ  本間アキラ 

おおおー!3作品

毎号毎号読み応えあります♪
他のアンソロが2ヶ月に1度が多い中3ヶ月に1度なんでちょっぴり中身を忘れてそう~って思っちゃうんですが、案外に覚えていて。だけど新しい号が出るときは前号を引っ張り出してきてまたそちらも読み直してみたりと、更に読み応えが(汗)

さて、羽生山へび子さんの新連載開始です~♪
ロックンロールなトラック野郎が主人公ですよ!!う~ん、、今回もリーゼントが光ってるぜ☆ギター…

1

ライアテア コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

本当の自分を取り戻すライアテア

やっと、やっとこの本が単行本になってお目見えしました。
初掲載はCannaの創刊号。
草食な雑誌に岡田屋作品、なんて斬新な!とその行方を見守っていましたが、どうにも作品の経過と共に作者さんと編集の隔たりがあったようで、そのラストは線だけの完成していない原稿用紙でした。
作者さんの魂の分身ともいえる作品がこうして他社に移ったとはいえ加筆修正されて、本になる。こんな嬉しいことはありません。
そ…

6

千夜一夜 - しとねのひめごと コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

心に残るお話でした

これ程心を打つ作品を久しぶりに読んだ気がします。
この作家さんのお名前は以前から知っていたのですが、1つの作品を最初から最後まで読んだのは初めてでした。もっと早くに読んでおけばよかったと思いました。
「いいお話を読ませてもらいました」というのが読後直後の感想です。
私はこういう、お伽噺とか民話が下敷きになっているお話がとても好きなのですが、その語り方がお見事でした。
アラブと日本という、全…

3

タンゴの男 the final コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

色んな意味でため息が出ます・・・

まず、黄色い表紙の古い方の「タンゴの男」との違いを一応整理。

チャプターごとの表紙:文字の入り方などが微妙に違って、よりスタイリッシュな感じです。
そんな細かい情報はいらないですかねw
そうそう、古い方の本にしか入っていない話もあります。
・エピローグの「その後の志保ちゃん」
  二股をかけていたヒロの元カノのその後のお話、3ページ。

反対に、こちらの「タンゴの男 the fi…

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タンゴの男 the final コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

最終版

最終版と銘打つだけあって、実に素晴らしく渋い素敵な装幀の本に仕上がっています。
カバーの紙の色合いや質感といい、本体表紙のの金一色の印刷も素敵。
この、BL的な甘さからは程遠い、渋くてガタイのいい男二人の表紙の本は、タンゴを通底メロディーにした、愛の物語。
旧版のカバー絵の方がBL的には成立していて人目を惹くし、こんなカバー絵の本、いったい誰に訴求するのか心配になるようだけど、大丈夫。
読…

3

タンゴの男 the final コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

べネ姐さんが すべて

萌×2に近い『萌』です。
岡田屋鉄蔵先生の絵が、【男男ザ☆男カモ~ン男】なもんで、『萌』です。
話は素晴らしくかっこ良くて、情熱タンゴとそれぞれの人生が上手くマッチしています。
私は、べネ(女性)が一番好き。
頼もしくて、自分の考えをしっかりと持ち、自立している美人姐御。
バイトで、『芋洗坂のSMバーのショウ』をしているなんて、最高じゃないですか!
アンジーとヒロの恋愛物語ですが、べネ…

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タンゴの男 the final コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

愛の在り方と理想の未来

タンゴという言葉でどんなイメージが浮かびますか?

先生の描く愛情深いお話が相俟って、“情熱的”というイメージが凄くしっくりくる作品でした。
#知識がありませんので、個人的に感じる雰囲気でしかないですが。。。

ボーイズラブという女性向けの恋愛漫画ではなく、(絵柄が筋骨隆々なのもあるかもしれないですが)骨太な愛情物語といった雰囲気だと感じますね。
アンジーとヒロの関係、ベネとの友情、恋…

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