chikakumaco
2010年発行とあって、さすがに絵は旧く感じられます。が、上川きち先生の、真顔でトンデモな感じの堅さから来る笑い、みたいなのは既に形成されていて。「トンデモ」だと思って読むには楽しいです。
BLあるあるな設定。姉の代わりに見合いに来ちゃう‼︎ 振り袖着ちゃう‼︎
一目惚れだと言って、大貴の高校に転入して来る、とにかく猪突猛進な悠季。
見合いを台無しにしたと怒っても良い筈なんだけど、何だかほだ…
上川きち先生の、美麗な絵で描かれるエロス。
人ならざる者のケイと運命を共にしようと彼を執拗に探し続けた翔。
運命に導かれた恋人たちの運命は…。
なんですがー、上川きち先生の悪いクセ。
その人外の背景が全くと言っていいほど説明されない。というか、もう、しない。
これ、先生の作品には多い。とってもあるある。
どうやら、人の精気を吸って生きるという人外であるケイは、不老不死。
あまりに…
2016年に前後編にて、発表されたっきり、その全貌が明らかにされていない。
何が「スキャンダル」なのかは謎のまま。
生徒の減少により、合併される事になった2つの高校。総咲学園と秀栄高校。
二つの生徒会も合併し、何と⁈ 総咲学園の生徒会長・弥勒寺と秀栄高校の生徒会長・光明院は既に付き合っていて、生徒会室でイチャついている。しかし、セックスまでは進んでない模様。
この二人のストーリーは一体…
上川きち先生の所謂会社社長、御曹司ものは、『菅波ホールディングス・グループ』という一大勢力があるのだが。(詳しくは、「発情獣の躾け方」に相関図(=勢力図)があるよ!)
海藤HDグループとは、菅波HDグループに負けず劣らず、巨大なコンツェルンらしい。
以前の作品中にその名が出てなかったかな? と、「シークレットルール」とか、諸々読み直してしまったよ。うん。出てこなかった。丸っきり新しいグループら…
上川きち先生の久しぶりの新刊〜!最近の作品はスピンオフ、スピンオフで、既刊の作品の関連作品が多かったので、今回はどの作品世界から来たのかと思っていたら…全くの新作でした。
人外は以前にも「はじまりはさよなら」や「さよならバイバイ」で描かれているけれど、それとはまた違う種族ということらしい。特に人間と変わるところは無く。寿命が少し長く、発情期があり、満月の夜にだけ、念動力や発火能力が使えるという。…
上川きち先生式ファンタジー。
突然美形がやって来る(⁈)シリーズです。他のレビュアー様たちも書いてらっしゃる様に。
傲慢な暁に何故ほだされたのかは良くわからんままに落ちて行く修吾(美人)くん。
暁の執着も、どこから来たのか不明なまま。
…結局身体の相性的な事なんでしょうか?っていうことも釈然としないままに2人はラブラブに。
元カレもモヤーッとしてますし。。。そして消える。
当て馬として…
謙市は若い頃の遊び人が過ぎて。
急に「あなたの子供です!」と現れた雄介を「ありえる⁈」と、アッサリ信じて受け入れてしまう。
上川きち先生ならでは‼︎エチシーンは受けがエロいです‼︎謙市が37歳とは思えない乱れっぷり。
また、執着攻めの雄介が何と⁈4歳から謙市を想ってたという筋金入りなのも笑えます。
これはほだされますよね♡
また、苗字で判るように、謙市は菅波家の人間です。その他、「媚薬」…