井上ナヲさんのレビュー一覧

制服と王子 小説

杉原理生  井上ナヲ 

高校生と寮モノは苦手だけど。。。

正直申して、高校生モノの小説は苦手の傾向があります。
高校生のかわいい系のコミックは耐性がついて萌えを感じるようになったものの、まだまだ小説は苦手。しかも寮モノも若干苦手。
なので好き作家さんかよほど興味を惹かれなければ読まないのですが、
今回も迷いました。
題名がベタだったし、でも刹那系雰囲気系で割と好きな作家さんであったので清水の舞台から飛び降りてみました。(怖くても肝試しはしたい、ホ…

7

制服と王子 小説

杉原理生  井上ナヲ 

学園物の決定版

山の上に建つミッション系の全寮制男子高校を舞台に、杉原先生が紡ぎ出した物語は、

入寮の日、学校の敷地内で迷ってしまった遥が一番最初に出会った上級生は、
めったに見られないような美形で、、、。

レンガ造りの寮舎、二人一部屋の同室の1年先輩。
寮の自治組織、生徒会、学園祭。
お互いが抱えている心の問題.

王子のような先輩と、寮生活の中で、少しづつ距離を縮めて、
夏休みのがらん…

4

制服と王子 小説

杉原理生  井上ナヲ 

積み重なっていく日常

これはもう、杉原先生というだけで買いました。
久々の作家買いです。
しかもイラストが井上ナヲ先生。
井上先生は、非BL作品も読んでいる好きな先生。
最近何冊か買った小説から、ど~うしてもこれが読みたくて、すぐに読んでしまった作品です!

ストーリーは、最近読んだ別作家さんの作品と設定がよくにていたりして。
いわゆる王道な、全寮制男子校の寮生達のお話です。
しかもミッション系で、優秀…

5

制服と王子 小説

杉原理生  井上ナヲ 

一人称でなければ神!

王道中の王道ですが、『待ってました!!!』と拍手喝采です。
本当、まさか杉原さんが学生寮ものを今書いて下さると思わず、きゃーと飛び上がるほど(大袈裟でなくー)嬉しかったです。
予約が始まると同時にポチり、到着を今か今かと待っておりました。


受けの遥は森園学院の新入生で、外見は優等生風の綺麗系。
中学時代も寮生活を経験しており、その時の痛い教訓で目立たず過ごしたいと考えています。

8

制服と王子 小説

杉原理生  井上ナヲ 

氷細工のような世界。

久々に繊細な杉原作品でした。
全寮制の高校に入学した受けと、その同室の寮長たる攻めの話しです。
可愛い容姿の受けは中学も違う学校で寮に入っていたが、ある事件があってからは退寮し、トラウマを抱えながらも次こそは上手く出来るはずと勢い込んで入学して来ます。そこで早速発作を起こしてしまうのですが、攻めに励まされ寮生活頑張れます。そこで攻めに憧れを抱きつつ、思いを膨らませていきます。
攻めは王子と呼…

4

捨て猫の家 コミック

井上ナヲ 

「君が選んだ最初で最後の子」

久しぶりに読み返してみたら、なんだか以前読んだ時より好きだなぁと思いました。
淡々と進むお話なので、何度か読み返した方が理解が深まるのかもしれません…。

ヴァンパイアものは好きなのですが、「永遠の命」、これが課題ですよね。
この本もある意味それがテーマかなと思います。
主人公2人が出会う前の出来事は全く語られていないので、ヴァンパイアのエドについては謎が多いのですが、ツンというよりも恐…

1

きみのはなし、 小説

朝丘戻  井上ナヲ 

ミニシアター系映画のような

「きみのはなし、」「ふたりのはなし。」は上下巻扱いです。ご注意を。
以下上下巻合わせての感想です。

朝丘さん初読み。
攻受ふたりとも、霞を食べて生きてそうなキャラ。

たとえるなら単館・ミニシアター系の映画みたいな雰囲気。日常淡々系。
単館系映画同様、好きな人は「大好き!」、苦手な人は苦手だろうな、と思います。

私はと言えば…
この丁寧さは嫌いじゃない、でもこの本を好きかと…

5

捨て猫の家 コミック

井上ナヲ 

まるで詩のような静かな物語。

タイトルのとおり、「家」がコンセプトになっているお話です。迎える場所であり、共に帰る場所であり、暖かい場所でもあり、誰かを招待する場所。

外国が舞台の孤独のヴァンパイア(エド)と何となくという理由で拾われた少年(フィル)との物語。
独特の繊細で美しい雰囲気の中、登場人物も台詞も少なく、設定についても多くを語られない為、他の方のレビューを読んで発見する部分も多々ありました。(ありがたいです。…

2

捨て猫の家 コミック

井上ナヲ 

黒が漆黒

猫というタイトルにひかれ購入

イラストは表紙から見てもわかるように
たぶん馴染めないと思いました
実際なじめなかったです

ですが、物語がしっかりしていたため
読み終わる頃には慣れましたし
黒がきついと思っていたけど深いと思えるほどになりました

吸血鬼の少年ですので
血を吸いますし返り血を浴びたりします
ファンタジーな描写じゃないだけに
引き込まれました

そうで…

1

きみのはなし、 小説

朝丘戻  井上ナヲ 

透きとおるようにあたたかく。

静かで、すこし揺れてまた静かになって、まるで鼓動の様な雰囲気です。
表紙の、温かみのある雰囲気と透明感がみごとに作風にあっています。

職業ややりとり、好きな食べ物やカラオケでの歌のチョイスなど、とても親近感が湧く要素がちりばめられています。どこかにこういう人いるかも、と思うかもしれません。

淡々としていつつも二人の心情を丁寧に描き、すこしずつ二人の気持ちが寄り添っていくのを描き出す作…

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