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5/12(合計:112件)
井上ナヲ
つる
ネタバレ
静かな作品。 でもはじめての恋だったり、 ずっと秘めていた恋。 静かな中でもキャラたちの想いはじわじわ来ますね。 白と黒だけで表されるタッチな分、 キャラの切なさや気持ちがぐっと伝わってきます。 キャッチーな性格のキャラがでで来るわけではないけど。 じわじわ来る魅力ですね。 恋人同士になった二人が読んでみたい。 川俣が天然タラシなのでグイグイいくかな。 基本ぶっきらぼう…
雀影
結局の所、この「先生」って小菅のことをどう思っていたのかな。 川俣が小菅のことを意識して、やがて惹かれていく。 そんな、川俣の物語としては、二階からふってきた手紙と押し殺した泣き声が印象に残っていたその2階の住人と偶然バイトが一緒になってっていう出会い方は、その後の感情の流れへの繋がりがよくわかる。 そう、川俣の感情の流れはよくわかる。 それに比べると、小菅の方は? 小菅の感情の流れ…
弥七
うーん。 表題作は、こんな得体の知れない人とよく付き合う気になったなと思って、なかなか納得がいきませんでした。ある程度はキャラクターの生い立ちとか性格だとか、表に出ないまでも作り込んだ方がいいんじゃないかなって、余計なお世話かもしれないけど思いました。だってどっちのキャラも薄っぺらいんだもの。 行き倒れた人を助けて同居するお話は結構あるけども、その設定自体ありえないし、そのありえなさを読…
江名
井上ナヲさんの本、前作の「きみが泣いたから」がよかったので、 こちらにも手を出してみました。 2CPのお話が入っています。 ぐわっと引き込まれるような大きな展開はなく、エロも少なめ、 そしてトーンを使用せず、黒のインクが活きた落ち着いた絵。 そのせいか、 さらりとした薄味の作品という印象なんですが、 目を引かれる、いいなぁと思うところもちゃんとあって、 やさしくあたたかな風合い…
bonny
レビューはある程度寝かせてから書きたいんですけど、今回は読了後軽いパニックに陥り、つい文字にしてしまいました…。いわゆる「作家買い」というヤツですが、期待しすぎたせいなのか、寝かせるまでもなく色々と薄すぎて、一体どうしたんだい?と心配の方が先に立ってしまった…。(ちなみに同人や雑誌は読みませんので、色々とりこぼしている情報はあるかもしれません。) 「ふたりぼっちの食卓」。人がおいしそうに食べ…
井上ナヲさんのデビューコミックスも大変素晴らしいのですが、二冊目のこの作品集もとても素敵。この方の描く空気感というか、間が心地いい。元気いっぱい、ドタバタコメディーもいいし、ドラマティックでシリアスなのもいいけど、なかなかこういった地味ながら品の良い作品に出会えないので、お宝的存在ともいえます。 アパートのお隣に引っ越してきた運命の相手との出会い(「片靴下の男」)、主人公と義兄と、その息子を…
楓花
表紙の青がとても綺麗で…思わず手に取った本です。 中の絵はトーンを使わない…何か独特の雰囲気。 静かな世界です。 【お隣さん同士/昔好きだった人に似ている青年×数学教師/兄×弟】の3CP ■片靴下の男/或る日の出来事~伊藤君と蒼井さんの場合~■ 伊藤(大学生)×蒼井(隣に引っ越してきた人) 片方の靴下だけ何故か行方不明、学食で冷奴に掛ける醤油がない…などいつもツイていない伊藤の…
粉雪
読み終わった後、じんわり穏やかな気持ちになりました。 ベランダの上から降ってきた「好きです」「先生」と書かれた紙切れと、押し殺すような泣き声。 その声の主は、川俣のバイト先の先輩・小菅。 この秘密を知ってから、川俣は小菅から目が離せなくなってしまいます。 とにかく、川俣も小菅も不器用だけど優しい。 そしてお人よし。 小菅は妻子ある先生の幸せを願って奔走し、 川俣は小菅の切…
って、失礼な感想ですが。 ドラマチックな展開とか、ないんです。 でも、じっくりと読み進めてゆき、いい話だなって思って「あー、でもくっついたから不自然にエロが入るんでしょ。エロを入れなきゃいけないもんね、BLだし」って思ってたら、エロなしで終わった! わかってらっしゃる。作者さんもだけど、出版者さんもよくやった! と、拍手しました。 エロは大好きだし、ないと物足りないって感じること…
A5サイズのペーパーに、 就職して引っ越した小菅の家に川俣が遊びに行って… という内容の漫画が描かれていました。 川俣は家が離れたので(といっても、多分同じ都内なんだろうけどw) 小菅のことが心配な様子、自分のが年下なのにね、可愛いな。 変なのにちょっかい出されたりしてないかな…と内心心配しながら、 「仕事、もう慣れました?」と、あたりさわりなく聞く川俣。 『パートのおば…