一穂ミチさんのレビュー一覧

HAVING YOU 小説

一穂ミチ 

Before, After

「is in you」の番外編が2編。

その後の二人。
ちょっとした隠し事をしちゃった圭輔。
バレて後ろ暗い圭輔を、一束がからかっていたぶっている話。
「反省会」は結局そのまま、イチャイチャべたべたに突入。
珍しくバカップルのエロエロ話って感じでした。ごちそうさま。

その前の二人。
再開前、香港転勤の辞令が出た時の大阪での圭輔。
彼女との別れもあり、そして出勤初日。
本編…

4

a scenery like you 小説

一穂ミチ 

香港…、帰るもの、去るもの、残るもの。

「is in you」番外3編。
一穂さんの同人誌は、いつも装丁も可愛いのだけれど、
この香港の地図のデザインもすごくお洒落。

「is in me」のあと、香港へ帰ってきた日の話「うれしくってだきあうよ」。
もう少し一緒にいたいのに、それを言い出せずグルグルしている一束。

「brother sun,sister moon.」は、圭輔の二人の妹が香港に遊びに来た時の話。
家族のよ…

7

my name is Red 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

赤い記憶

「雪よ林檎の香のごとく」の番外編。時間的には色々な、短いお話が入っています。
朱肉、紅玉、ナナカマド…と、赤をテーマにした短編集。
相変わらず小物の使い方が上手い!

志緒くんの、独特な鋭くて真っすぐな感性の魅力。
無自覚で熱烈でそして実はエロティズムに溢れたレポート=ラブレターに痺れました。
桂じゃなくても、やられちゃうよー。
二人の会話も相変わらずいい。

どうでもいいことで…

2

春情終夜 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

二十歳になっても志緒くんは志緒くん!

一穂ミチさんの清冽なデビュー作、「雪よ林檎の香のごとく」の番外編。
タイトルは、「しゅんじょうよもすがら」と読みます。

志緒の二十歳の誕生日を迎える少し前から当日の話。
妹の美夏(いつの間にやら幼稚園児、そしてmeet,againでは小学生になっているのよ〜)が
拾ってきた捨て猫の貰い主を探すのに、
相変わらず人間関係の狭い志緒がメールを送って頼んだのは、桂とりか(多分)。
職業柄…

2

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

佐伯密

この本読むに当たって、前作になる「is in you」に佐伯っていたっけ?
と、佐伯の事を全く思い出せなかったのですが、、、。
そして、佐伯の方が攻めだって、なんとなく思いこんじゃっていて、読んでいても良時のイメージが全然定まらない。

で、「is in you」を改めて読み直してみて、
「佐伯」と「密」。
理由はこれか!

「佐伯」は攻めで、「密」が受け。

「is in y…

5

come on you グッズ

血って

美味しいよね。

普段丈夫な人が弱っていると、なんだかテンション上がっちゃう。
それも、いつもなら自分が受けに回っている相手だったりすると、弱っているところを攻守交代、いけない穴につっこみたくなっちゃう。
そんな風に興奮して楽しそうな密を見て,良時は思うわけです。

これが可愛いって思う自分にうんざりだ、って。

お互いに40過ぎて、結婚も離婚も経験して、そしてようやくたどり着いた…

4

ステノグラフィカ 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

可愛らしいお話を読みたい方にはうってつけ

一穂ミチ先生の本はどれも優しい雰囲気で、今回もなんだか
ほっこりした気分になりました。
碧はとにかく大人しくて慎ましやかで可愛らしいです!
西口も優しく甘くてとてもいい中年だったと思います!
それだけではないのですが。
内容は結構出来事がとんとんと進んでいくイメージだったのですが、
一穂ミチ先生独特のゆったりとした空気が漂っていました。
二人がくっつくまでの間はなんだかちょっともどか…

5

窓の灯とおく 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

生まれて初めての恋は

「街の灯ひとつ」に出てきた、蚕を飼っていた初鹿野の同僚の話。

遺伝子研究をしている築と、義肢を制作している新。
一穂先生の物語を魅力的にしていることの一つに、
この「仕事」というファクターがあると思う。
学生、先生、マスコミ勤務もいれば、商社マンもいる。
呑み屋を営む人もいるし、珍しいところでは、藍染めをしている人やガラス職人、
特殊清掃業(BL界には紀宵という先輩がいるけれど!)…

9

come on you グッズ

下品で、可愛くって

ルチル文庫創刊7周年記念フェア、書き下ろしSSカード。

「is in you」で当て馬として登場し、非常に印象的で魅力的なキャラだった佐伯。
その後の「off you go」では主役を張り、長年の良時への恋が成就!(拍手!)
そんな二人の、端から見たらイチャイチャじゃれているとしか見えない一コマ。

良時は親知らずを抜いたばかり、痛み止めもまだ効かず全身ぐったりしている。
弱ってい…

4

Saturday night paralysis 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

清いながらも色っぽい

志緒が成人を迎えます。おめでとう!

桂はあいかわらず飄々としていつつ、
表にはそんなに出さないだけで
志緒に夢中なんだなーっていうのがすごく嬉しい。
そんな桂に志緒はやきもきしたりするのも可愛い。

『サタデーナイトパラリシス』とは
橈骨神経麻痺、という症状らしいです。
腕枕をすると、なるんですって。うふ。
なかなか痺れが治らず、満足に右手が動かせない為
志緒は責任を感じて…

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