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一穂ミチ 小椋ムク
あむり
ネタバレ
どこかおとぎ話のような素敵なお話でした。 設定があまり得意なお話ではなかったので、 「ハマらないぞ!」と、天の邪鬼な気持ちがもくもくと持ちあがって、 物語に入り込むことを敢えて拒否していたのですが、 終盤で、引きづられてしまいました。 最後、ウルっとしてしまいました。 一穂さんのお話は、 その世界に2人しかいないような空気があるように感じます。 2人だけの世界観だからこそ、…
一穂ミチ 北上れん
晴々
私にとってちるちるさんでの初レビューであり、初読み作家さんである一穂ミチさん。 とにかく初めてづくしなので、お見苦しい点はどうかスルーでお願いします。 あと、お話の大筋は他のレビュアーさんのレビューでご確認ください。 まず、内容に関して。 仕込まれたたくさんの伏線とともに、主人公である知明と慈雨さん、そしてその周りにいる登場人物がキレイに繋がっていく様が、本当に気持ちいいくらいに清々し…
茶鬼
初めての他社からの小説出版。 一体どんな違いがあるんだろう?また違った一穂作品が見られるんだろうか? そんな期待で手に取った本。 切なげな展開、綺麗なイメージを湧き立てる言葉を使ったセリフ。 こうして思ったのは、この作者さんはストーリーは何も突飛でハラハラするような事件や何かはないのだけど、言葉のマジックでぐいぐいと引き込んでいく部分、それを改めて思ったのでした。 しかし、ここに登場…
一穂ミチ
snowblack
『雪よ林檎の香のごとく』番外編同人誌。 春は別れの季節。 同人誌『ランデブー』を読むと桂が志緒の母校から転任していることが知れるのだが、 その転任を前にした早春のエピソード。 今や大学院生になっている志緒だが、少し時間が巻戻る… 二人が出会った高校を去る時… 早春の歌々を通じて桂の、志緒の、そして桂に恋した女子高生の想いが際立つ。 そして、珍しくストレートに嫉妬の感情を表…
『アイズオンリー』の番外編、3/3おひな祭りJガーデン無料配布本。 『ブレスオンリー』。 付き合い始めて少ししてからの二人。 縁に訓の結婚祝いのプレゼントを一緒に見立てて欲しいと頼まれ、待ち合わせをする数真。 しかし間の悪いことに、数真は風邪をひいて喉を枯らしてしまう。 他の人と違って、縁にとって声は他者を識別する非常に大きな要素だ。 これは大丈夫だろうか?と、自分の服装を写メ…
一穂ミチ 竹美家らら
志緒、大学4年生の夏休み。 彼は家族とともに沖縄に旅行に来ている。 本編で生まれた妹美夏も、もう来年は学校に上がる年齢だ。 偶然職場の親睦旅行が同じ時期の沖縄に重なった桂と、南の島で一日だけのランデブー。 離島の空港に迎えにくる志緒、降り立つ桂。 家族が出払った明るい昼間のコテージで抱き合った後は… 桂が「珊瑚の骨を踏んでいるようで申し訳ない」というシーンが好き。 志緒の研ぎ…
『雪よ林檎の香のごとく』の番外編同人誌。 本編(後半部)の中でちょっと出て来た教え子たちの同窓会に出席した桂は、栫と会う。 相も変わらずな栫。(申し添えると彼は、後にmeet,againで主役を張ります。) 昔の桂を、 「上っ面で生きていこうとしている感じがすごくして、あの、悲惨な軽薄さをいいと思っていた」と 素知らぬ顔で鋭く表現する彼は、本当は案外桂や志緒と近しいところにいる人なの…
江名
あまり一般には馴染みのない特殊な障害を持っているため、 他人に興味を持たずに生きてきた28歳の主人公・縁(受け)と、 子供のころ全く目が見えなかったけれど、 手術により視力を得た、縁より2つ年下の数真(攻め)。 このふたりの、再会の物語。 まだ、小学生1年生と3年生だった頃のふたり、 全盲の「かず」に本を読み聞かせた「ゆかりちゃん」の話が、間に語られます。 この「かず」が賢く…
marun
登場人物の微細な心の変化を抜群な文章、構成で描いている切なくてどこかほのぼの 心にじんわり臆病な恋心と切なさが染み入ってくる作品だと思います。 それにイラストは小椋ムクさんとくれば、まさに最強タッグなのでしょうが、 個人的にはじんわり&もしかしたら涙もじんわりくるかもしれないこの手の繊細な それも、障害をテーマにした作品は苦手かも知れません。 なんだろうね、どこか素直に作品の良さを受…
東雲月虹
待ちに待った、ミチさんのスピンオフ作品ではないお話! どんなキャラが出てくるのか またどんな素晴らしいエピソードの数々が!?と 心躍らせながら読み進めました。 (気持ちを落ち着かせようとしてもそんなの無理) 会話・感覚等、抜群のセンスで やっぱりぐいぐい惹きこまれて行くのですが 縁の病気、私はこれが想像出来なくて 縁の苦しさがわからなかったのです; とても丁寧に例えを用いて説…