一穂ミチさんのレビュー一覧

ムーンライトマイル 小説

一穂ミチ  木下けい子 

年下攻め祭り中

現在、期せずして、年下攻め祭り突入中。
一穂さんの新刊は、「オールトの雲」の太陽くんの弟・大地くんのお話。
流星くんと太陽くんを間近に見て育った弟くんは、性愛について、なんというかとっても素直でおおらかに育ってしまいました。
二十歳にもなってフリーターで、女の子からの誘いは断らないヤリチン。
この、一見最低のチャラ男のようでいて、実は、、、の大地くん。
プラネタリウムでの印象的な出会いと…

5

ムーンライトマイル 小説

一穂ミチ  木下けい子 

ひとことでは語れないけれど、やはり好き。

「オールトの雲」のスピンオフ、太陽の弟の大地の物語です。
(ということで、長文レビューです…)

一穂先生と竹美家先生との黄金コンビは勿論素晴らしいのですが、
空気の感じが木下けい子先生の挿絵ともすごく合っていて、
表紙を見たときから期待が高まります。

               :

読み始めて最初に思ったのは、え?オールトから何年経っているの?ってこと。
だって大地って…

10

ムーンライトマイル 小説

一穂ミチ  木下けい子 

甘くない、かといって苦くない恋愛は秋の空のよう

挿絵が木下けい子さんで、プラネタリウムという文字に「あ、オールトの雲のスピンオフだ!」とすぐ見当つきました。
何げに一穂作品ってホモ連鎖多いですよねwww
主人公は太陽の弟・大地。太陽より流星のほうがちょこちょこ顔出します。
実は一穂作品って一度読んだだけでは色々書くことができない。
この本ももうすでに何度ページをめくったことか(それでレビュを書き損ねることがよくあるのですがw)
二人の…

9

是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

更に「是」を愛せます

BLに嵌り早3カ月が過ぎ、例に漏れず「是」にダダ嵌りし買い漁った私が、唯一買おうか迷った本作。
「私は志水さんの描く≪是≫だから好きなんだ!」
と思っていたので当初は遠ざけていたのですが、徐々に色んな作家さんの漫画を読むようになり、こちらの作品が如何に『豪華』なのかと言う事をゲスト表記で知り、ソッコーお買い求めに至りました(笑)

さて、前置きが長くなりましたが。

私にとって、こちら…

6

ステノグラフィカ 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

一穂先生がさらにパワーアップ、しかし濡れ場はいらん

meet,againで「うわ、こんな緻密な描写するBL作家さんいるんだ」と思ったんですが
あいかわらず、文学の香りがする一穂先生。

以前よりもさらに空気感が増した感じだし、
まわりくどさも落ちて自分好みの文体に。

テンポよい会話の応酬に引き込まれた!

そうそう、フト前から気になってたんですけど、
一穂先生て短歌をやってらっしゃるんでしょうかね?
文章のはしばしに短歌に似た…

12

ステノグラフィカ 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

暗号解読

一穂先生の作品は独特の文体(体言止め、修飾語が若干多め)から今まではちょっと避けておりました。
(先生の大ファンの方、申し訳ございません!あくまでも私独自の感想なので許してください)

しかしこの作品、読んでみると…高評価も納得です。

ステノグラフィカは暗号という意味を含むそうです。
国会速記が暗号のようだから、ということと、
「人の本当の想いはまるで暗号のように隠れて見えず、解読して(心を通わ…

12

you belong to me 小説

一穂ミチ 

死ぬほど、好き

豪華詰め合わせ短編集。明光新聞社3カップル&西口に失恋したすみれさんのお話。
(レビュー、長いです。すいません…;)


『風味絶佳』
西口×碧。夏らしく鰻ネタ。鰻と言えば、精力増進。
おやじな西口に付き合ってやってね、碧♪

『セシルのブルース』
失恋して地方に飛ばされた、踏んだり蹴ったりのすみれさん。
失恋相手が男相手にまとまっちゃったって以外、どこがBLって話だけれど、

6

2012 Summer (From 「Stenographica」) グッズ

遠い日の、特別だった人

「ステノグラフィカ番外編。じじいの昔話です。」
…と、作者が軽口で紹介している、夏コミの無料配布小冊子。

巨人では川上や広岡が活躍していた時代(ということは、1950年代半ば)、
若かりし日の杣友もとい松田老人と、亡くなった誠士郎のある夜の情景。

全8Pという短いストーリーだが、非常に濃密な時間が描かれている。
特別な出来事がある訳でもなく、性行為自体の描写がある訳でもないのだが…

5

オルタナ・ボーイフレンド 小説

一穂ミチ 

「好きだよ、変態」

テテッ テッテテッ テ〜ッ♪
「街の灯ひとつ」の番外編。「愛情生活」の続きにあたる。片喰×初鹿野 のお話。

表紙は、几帳面な竹美家先生が二度とやりたくないとおっしゃったそうな力作w
某有名ゲームのパロディで、その名も「ストーカー・バミオ」(笑)

相も変わらず、隅から隅まで初鹿野が大好きで、それしかなくって
感受性が豊かなくせに、自分ができることやモテる事に全く無自覚なバミオこと片…

8

Summer Tune 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

いつまでも、いつまでも、愛する人々が 欠けないビー玉のようであって欲しい、という願い

夏休み、遠方の法事に出かけた両親の留守の数日間。
大学生になった志緒は、幼稚園児の妹・美夏と二人で過ごすこととなる。
美夏はお兄ちゃんが大好き、
両親の留守も「しーちゃんがいるから平気」と言ってくれるが、
幼児と二人の慣れない生活はなかなか疲れるものだ。

猛暑の昼下がり、庭にビニールプールを広げて美夏を遊ばせていると
丁度差し入れを持って りか がやってきて、水着になって一緒に入る…

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