一穂ミチさんのレビュー一覧

Please,Mr.lostman 小説

一穂ミチ 

ぶるっと

あまり得意ではないカプなのですが、
後日談好きとしては読まずに居られず、購入させていただきました。

それにしても、展開に「ぶるっ」とさせられました。
「きっと嘘に違いない。裏があるな!」と分かっていても、
なんか雰囲気が日本のホラー的で恐いよ~と
おびえそうになりました。

大雨のある日嵐の家に、栫がやってくるというお話。
京都土産ということで、幽霊子育飴を買ってきます。
こ…

1

Summer Tune 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

かわいい

志緒の妹が成長したな~というのが、先に来てしまいました(笑)
本編では、まだお腹の中にいて産まれてなかったのですが、
年の離れた兄妹となることを志緒が気にしていたのを
思いだします。
志緒はきっと妹思いなお兄ちゃんなんだろうなと
しみじみしてしまいました。

今回は、志緒の両親が数日不在で、志緒と妹で
過ごしている様子です。一軒家に2人だけでいることを
桂はとても心配します。

2

ちょうちょ結び 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

我慢できず購入!

「雪よ林檎の香のごとく」に感動して、
同人誌を出されているとしり、我慢できず購入に
いたりました。
16ページということで、薄いのですが、
その分、文字が細かいく、多く読める点が嬉しいです。

本作のみどころは、桂の和装なのですが、
個人的には、志緒です。
本編から数年後、もう志緒は、大人になっています。
でも、あの頃のみずみずしい心をそのまま持っているのではなく、
ちゃんと成…

2

Why Don't You 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

桂の心、志緒知らず。

『雪よ林檎の香のごとく』で
志緒が“ゆうき”を札幌へ見に行き、桂も追いかけて来て
帰りの飛行機からのお話。

ホテルに泊まったけれど何もせず
「起きたらキスしていい?」って桂は確かに言ったのに
起きてもご飯食べても身支度しても
一向にキスしてくれる気配がない。

学校は学園祭で、今しか出来ない経験なんだからと
親に「学園祭が終わってから帰します」と言ったそうで、
11時前くら…

2

感情教育 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

エピソードの効果とミチさんの文体の美しさ!!

他校(女子高)の生徒に電車で耳をぺロッと舐められるという
痴漢行為に遭ってしまう志緒のお話なのですが
これがもう、本編より志緒も桂も志緒の両親も
大っっっ好きになってしまう同人誌です!!

男子高生ならば、女子に触られるだけでラッキーと思うケースが多い中、
志緒にしてみれば不快極まりなくて一人で女子高にのりこみ
学校へ連絡が入り、桂が自ら希望して駆けつける事に。
“何でお前って、い…

1

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

何と素敵な物語でしょうか

タイトルから文学的な作品かと思い、
堅苦しそうで、情緒的に感じてしまい
なかなか読む気になれませんでした。
しかし、しかし、早く読めば良かったっ!
涙してしまいましたよ。

教師、生徒ものは数多くあると思うのですが、
その設定だけで終始してしまうことも多いと思います。
この作品では、1人1人の姿が浮き出てくるようでした。

特に、生徒(受)の志緒が好きです。
いつもは、攻が好…

12

ONE LIFE 小説

一穂ミチ 

再読率No.1 お気に入り攻No.1(笑)

BLはストーリーよりキャラクター、作品の空気重視です。
再読するのはそのキャラクターに逢いたくて、もしくは作品の空気に触れたくて、という理由です。

で、現在再読率ナンバー1がこの同人誌。

本編「街の灯ひとつ」もよかったんですが、神というほどではなかったんです。
キャラクターは大好きだけれど、ストーリーや設定がわざとらしくて。
実際お気に入り作品として手放さずにおいてあるけれど、一…

5

2012 Winter 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

幸せな今だからこそ拭えない不安

いやー…本当にお久しぶりの入江と遥。
嬉しいです!

入江の元カノ・真希に偶然出会ったというエピソードは
そんなに突飛では無いのですが
ミチさんの手腕で
遥の不安に同調してしまうのでした。

遥がそうなるように仕向けたわけじゃないけれど、
入江が真希と別れる事を望んでいた過去が
罪悪感を掘り起こします。

自分じゃなくて、入江が真希とこんな風に偶然出会っていたら、
真希は…

1

Don't touch me 小説

一穂ミチ  高久尚子 

一穂さんのすごいところ

「今日は疲れているし、さらっと読めるのがいいな」
「今日のテンションから、シリアス目なの読みたいな」
と、本を前にして、何を読むかを考えると思います。
で、さらっと陽気な物語を読みたいときに、
ガツンと重々しいシリアスを読み始めてしまったことに気づくと、
その物語にあまりいい印象を持てなかったり、
途中で断念して、またシリアスを読みたいときまで、読むのをとっておく
ことがあります。

5

2012 Winter 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

何もかも手は届かないけど、怖いばかりじゃないと、知る時

久しぶりでしたという感じの、『藍より甘く』の短い番外編。
タイトルは「ゆうぐれなき」、夕暮れ泣き。

偶然街中で、かつて暁行の彼女だた真希と出会った遥。
この偶然がもし、自分とではなく暁行との間に起こっていたら…

  …世界が、決して自分の手の届かないところで回っていると知った
  とりとめのない焦燥や不安で、夕暮れに泣きたい気持ち、怖さ…

そんな思いが溢れて、やってきた暁行…

1
PAGE TOP