ぷれぱーる
さて。私が最近の著作の中では一番好きな「スパダリ失格」のスピンオフです。
別のシリーズの前作 他社さんで刊行された作品の作画の変化に戸惑いましたが、それについてやはり
「あとがき」で言及されていて、その事はおそらく今回の「徳間書店」さんには関係無い事なのに…。
先生の戸惑いは根深いものがあるのだなぁ、とつくづく思いました。悲しくなるからやめてほしい。
そして思わず件の…
黒髪メガネ、天然受け。高校生の竹中は、ホントに愛らしかったりもするんですが。
いかんせん、馬鹿過ぎる‼︎ 天然も度が過ぎると、少々イラっとします。
しかも「男同士なんてあり得ない!」と、バッサリ。ゲイ全否定。
無自覚にエロいフェロモン垂れ流してる癖に危機管理も無い。
何度も襲われかけているのに。
そんなおバカな竹中を「かわいすぎる…。」と、惚れ込んでいる南先輩。
強引に迫る事なく、守り…
セレブが集う全寮制の高校。
そして麗しい事には、将来ほぼ人の上に立つ事が約束されているご子息だらけなので、
下の者の気持ちと上に立つ者の気持ちを学ぶ為に、上級生のお世話をしなければならないという、
付き人制なる制度があるのだ‼︎ いきなりの主従!素晴らしい、BLっぽい高校!
そして、父が宝クジで高額当選したというので、庶民の彬は、頭も悪いのに関わらず、このセレブ高に入学することとなる。…
鷹丘モトナリ先生は強烈な個性のある作家さんの一人だと思う。
バリバリに硬そうな髪。しっかりとした筋肉質の中肉のマッチョ体型。神経質そうなドSメガネ。
丸い目をした天然系の受け。などなど。
それを「流行りの絵柄に変えてください。」などとザックリした依頼で作画を不安定にさせてしまったという。愚痴とも言い訳とも取られかねない、あとがき。コンプライアンス的にどうなのか?というそれを載せてしまえる、あ…
ブラコン兄ものといっても、義兄弟ものでは無く。
兄の親友とねんごろになってしまうという。お兄ちゃんは気が気では無く、めちゃくちゃショックを受けてる筈で。ちょっとした描写はありますが、いかんせん少ないし‼︎
だいたい兄ちゃんが入院するというので、獰猛な獣である危険な日高に任せるかな⁈
兄としては、日高の想いを知りながら「もう何とも思って無い。」という日高の言質を取ってたから、信用してたみたいな…
時にはちょっと意地悪過ぎるところもあって、受けが可哀想になることもあるのですが、
髪がサラサラの意地悪そうなメガネ + スーツっていうのは、鷹丘先生の定番クーデレ。
表題作よりも‼︎ 後半の中編、「ずっと、もっと、一緒」が可愛くて、好き♡
可愛過ぎる義弟に執着する兄‼︎ そんな兄の想いを知らずして、兄に憧れ、恋い焦がれる天然系弟‼︎
こういう展開はBL界に多いですが、イケメン兄が弟に近づく…