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13/29(合計:290件)
恋煩シビト
hepo
ネタバレ
別々の話かと思いきや、全部がつながっている短編集でした。 「友達が欲しいそれだけ」(1話目)の三上と「優しくしないでくれますか?」(2話目)の充が同じ学校の同級生。 2話目の伊万里が「僕のお兄さんをとらないで!?」「ハッピーエンド」に出てきます。 表題作に出てくるかおるの話が「幸せってなんだっけ?」でした。 何というか…、なぜこの順番で収録したのでしょうか。巻末にある初出の順番通り…
幼馴染がずっと好きだった。 いつまでも変わらずに一緒にいられると思っていた。 BLに限らずよくある設定に、1/3の確率で予想しうる結末。 3つのうちどの結末を期待したかで評価が分かれる作品だと思います。 小学校からずっと一緒だった次郎と馳男。 中学から仲間に入ったハチと他の仲間たち。 ある日、次郎に彼女ができたことで均衡が崩れはじめて…。 という話ですが、次郎目線→馳男目…
3つの短編が読めました。 そのうち2つは登場人物が同じで読み応えありです。 【なつの遊戯】 女子だらけの高校の美術部に女子目的で入部した後藤。その後藤の絵に惹かれて入部した安部。後藤の幼馴染の吉沢。 安部の気持ちに気付いて口止めのように安部を抱く吉沢と、吉沢の目的が見えないまま後藤に抱かれる安部を中心にした話です。 予想がつく方もいらっしゃるとは思いますが、ぜひ読んでください。胸が苦…
雑食読みの徹底主義なので地雷のビッチやSM風、どぎついものまでどんなものでも読みます。 基本的にえろすはなくていい派、人物と心理描写で読ませてくれる作品が好きなので、きつめのタイトルの作品には身構えてしまいます。 この作品もアイキャッチを狙ったきつめのタイトルに身構えたものの、マゾ?愛玩?出てきたかな? 作者さんのように既に作家読みするファンが多くついている方ならタイトルで倦厭されること…
恋煩シビトさんの作品を読むといつもモヤっとしたものが胸に残ります。 わたしと同じように感じる方は、この短編集にモヤモヤばかりが募ると思います。悪い意味ではなく。 ひとが普段は表に見せない弱みをいとも簡単に暴いたり曝け出したりしておいて、その状態で放り出される。作者さんは問題提起するだけで、どう答えを出すかは読者に任せる。 軽くさらっと読める作品を求めているときには向きません。こころと頭に余裕…
こちらを先に読んでしまったので、「どういうこと?」という点がいくつかあったものの、特に支障なく読めました。 むしろこちらを先に読んでから「バラ色の時代」を読んだ方が心がそこまで乱されずに済みます。地雷多めの方にはその順番がおすすめです。 ヤクザの後継兄弟とその母、それにチンピラ崩れの男の話です。 父に似ている長男の巽を溺愛する母。 自分を愛してくれる「誰か」を探し求める巽。 兄に執着…
スピンオフを先に読んでしまいました。 そのせいであちらを読んでいるときは「どういうこと?」ということがちらほらあったけれど、結末が分かっていたおかげでこの作品を冷静に読めたので結果的には良かったです。 そうでなければつらすぎて、途中で放り出したくなってしまったかもしれません。 高校の図書館にたまたま居合わせただけの2人。 ひとりは生まれた環境に人生を食い潰されて、もうひとりはその男に人…
表紙の「山口珈琲」の文字に食べ物の気配を感じて。 出て来ませんでしたが…。 8つの短編が収録されていました。わりと性格的なSとMの話の割合が多かったような。 どの話も萌えると言うより人間の狂気のようなものが興味深かったです。 中でもSに依存されているようでSの愛情表現でないと実感できなくなってしまった「Mのリビドー」と、尽くし過ぎるダメンズメイカーを描いた「ラブサービスマン」は狂気っぷ…
ふばば
大好きなシビト先生の「人外」もの! 主人公は可愛らしい天使くんのルイ。(←私の趣味よりはちょ〜っと女の子っぽいかな〜) ルイは迷える子羊を救うため、人々を正しい道に導くために、人間のふりをして下界に降りてきています。 そして色々な「愛」と「欲望」のカタチに立ち会っていく、という展開です。 まずは写真家と少年。 続いて人狼と青年。 鬼神と青年。 そこに天使ルイを邪魔する悪魔マルコが…
Watabimochi18
受けのルイが可愛かった。落ちこぼれだけど、まじめで健気。時々見せる、勉強嫌だよ~みたいな顔が可愛かった。恋煩シビト先生の作品はこれが最初で、とても気に入って、この後他の作品も色々と読みましたが、なかなかこの受けの可愛いアホ顔(失礼でごめんなさい)が見れたのは、今の所この作品のルイだけでした。攻めのマルコは寡黙で頭が良くて、何でも出来てしまう。その為この受けのルイのぽやぽや感に癒されていたのかなと思…