松尾マアタさんのレビュー一覧

アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

関東×宮本、ラストまでの長い道のり

マアタさんの素敵イラストに惹かれて購入。

何でも成功してきたイケメン宮本には、いきつけのレストランで気になるシェフ、関東がいる。料理の腕は一流、寡黙ながら男っぽい関東が、いつも物陰から宮本のかわいがっている後輩、福原を見つめているのに気がついてしまう。”こいつはゲイで、福原のことが好きなのか?”
後輩を守ろうと関東に近づいた宮本だったが、別の意味で関東が気になる存在になり。。

という…

3

ディア・マイ・コンシェルジュ 小説

李丘那岐  松尾マアタ 

イラストもノベルも実力派

大変面白かったです。作者さん的には難産だったようですが。。

まず、BLを除いてもノベルとして面白い。ただの状況説明文の羅列ではなく、ちゃんと物語として読ませる。
それから、BLにありがちなご都合主義が感じられない。確かにお話しなので日常生活で起こらないようなこともありますが、自然な描写と前後関係で、最後までひっかかることもなく一気に読みました。
隙間時間に読んだのですが、早く続きが読みた…

6

秘密の猫耳レストラン 小説

浅見茉莉  松尾マアタ 

We LOVE ケモミミ

ライチョウって検索したら、可愛い鳥でした。
白地に黒の模様で頭に赤色。食べちゃうんだ……食べれるのか?これ、というね。

ジビエがたくさん出てくる話ですが、シカ肉は食べたことあります。
でも、食べた瞬間からそこにシカがいるんです。お口には合いませんでした。
浅見茉莉先生もこの作品を書くにあたり、ジビエを食したのでしょうか。

そんなところが気になってます。

びっくりしたら耳とし…

3

オールモスト・パラダイス コミック

松尾マアタ 

少女漫画とBLのボーダー

こういうのを望んでいたのかも、と思わせてくれた作家さんです。BLコミックというよりは少女漫画を彷彿とさせます、しかも1980年代によく読んでいた頃の。

はい、BL漫画だよっ!とストレートに提供していただけるのは、探す時間や手間なく好きな作品を手に入れることができて非常にありがたいです。でも、全く予期せず読んでいてふとBLを想起させるシチュエーションに遭遇してしまった時のドキドキ感、というのが…

3

オールモスト・パラダイス コミック

松尾マアタ 

癒しの1冊

多彩な恋愛模様が描かれた、短編集です。どのお話も、サラッと読めるけど、心が温まるような内容です。

『オールモスト・パラダイス』
ゆっくりと愛情が育っていく過程が描かれていて好きです。中学生の、宝物のような恋にキュンとなります。同時に、何もできない無力な自分に対する絶望感が切なかったです。子供だからこそ、大人だからこその恋愛の醍醐味を考えさせられます。再会後の、甘々な二人にニヤニヤします。

2

アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

本当の恋を知る、『外面如菩薩内面如夜叉』w

見た目が麗しくて、グラフィックデザイナーの才能も溢れる宮本は
自分に自信があるし、好きなように生きているような人間です。
自分の性格が悪いのも自覚していて
気に入った人は可愛がるタイプ。
新人の福原が、ちゃんと主張のある柴犬みたいで
相談に乗ってあげたりご飯を奢ってあげたりするのです。
行きつけの「かなりあ」というカフェのシェフ・関東が
愛想は無いけど美味しいランチを作る男で
どう…

6

隣りにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

好きだよみっちゃん

「遠くにいる人」がぐんと近くなって、うれしい、でもくるしい、どうしようみたいな段階にある2人のお話。これが男女の仲なら、1年近く付き合って、相性も確かめ合って、お互いの気持ちもますます盛り上がって参りました、では次のステージへ・・・となったりするんだろうけど、男同士の場合その先に明確な答えが用意されているわけではない。

 この1年、小田島は自分史上最高に誠実に、治樹のことを愛してきたつもり…

3

星に願いをかけながら 小説

杉原理生  松尾マアタ 

星は何でも知っている

すごくシンプルで、緩やかで優しいお話でした。
好みはわかれそうですが、私にはかなりツボです!


昔から少し女の子っぽいところがあり、ゲイである慧(けい)。
慧の友人俊之の弟、無愛想でもの静かな海里(かいり)。
10年前に引っ越してしまった、お隣に住んでいた初恋相手の弟。
ツラい想い出の相手、あの頃いつもその隣にいた小さな弟。
慧は、仕事で訪れた喫茶店でアルバイトをする海里と偶然再…

3

星に願いをかけながら 小説

杉原理生  松尾マアタ 

繊細な心の揺れがたまらない…!!

帯の「──もう無理だよ。
俺の気持ちを変えさせようだなんて、あきらめて?」で
ずぎゃーんときてしまって
貪るように読ませていただきました!!

小さい頃、隣の家に住んでいた兄弟二人の両親が不仲で
慧の家がある意味休息所のような形で
過ごす時間も多かった当時、
兄は同い年の俊之、5歳下の弟は海里、
二人とも違うタイプの子供でした。
俊之は朗らかで優しくて慧の密かな想い人でしたが

6

夜明け前 小説

華藤えれな  松尾マアタ 

もう少し濃い目が良かったかな

華藤さんというと個人的にはハード?と思っております。
初読みなのであまりハードでなさそうな物と思い、こちらを選択いたしました。
こちらハードではなかったのは有難かったのですが、ちょっとアッサリ色々なことにかたがつくお話でした。

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受けの旭飛は、中高生に見えてしまう容姿の19歳。
十年間小児癌と戦い、やっと一年遅れでパリの大学へ入学しました。

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