河井英槻さんのレビュー一覧

2丁目の小さな魚 コミック

河井英槻 

ひさびさ

久しぶりに河井英槻さんの作品読んでみましたが、やっぱりこの人の描く話好きだなーと思いました。

そして表題作読んでる途中で泣きそうというか泣きました(と言っても私が単に涙もろいだけで普通なら多分泣かない)笑。
でも、ホントに受けの子が健気で…可愛すぎる…!

表題作の他にも短編がいくつかあって、そっちも面白かったです。ただ、個人的には表題作の話をもう少しやって欲しかったという気持ちもあり…

5

Thank you my God コミック

河井英槻 

誰かのおかげで生きようと思える

相変わらず、河井英槻さんの漫画は秀逸です。
BL漫画を読んでいるというより、ティーン海外文学を読んでいるような気分になりました。

舞台・年代・環境もはっきりしていなくて、ただどことなく近代的でない土壁の建物・陽だまり・青空から絵本のような印象も受けます。

最初は兄弟モノ??と思って読み進めたのですがそんなこともなく…主人公の相手として登場する人物はしっかりしたキャラ設定があるにも関わ…

6

Thank you my God コミック

河井英槻 

深い

表紙が綺麗で気になっていたこの作品。ようやく読むことができました。

幸せになりたいだけなのに、なかなか上手くいかない。生きてる意味がわからないと自分を追い込む主人公とうまくいっているようで実は意外と悩んでいる弟。主人公からしてみてば母親からも好かれて自分の持っていないものをたくさん持っている弟は羨ましい反面憎い存在。

家族から逃れるために遠いところへ逃げたのに、追っかけてきた弟。弟ら兄…

1

Thank you my God コミック

河井英槻 

期待していた話とは違っていました。

期待していた話とは違っていました。
いや、勝手に思い込んでいただけなのですが。
いや、まあこればっかりは仕方ないのですが。


ずっと、弟×兄だと思って読んでいました。
でもよく見たら表紙から違いますね(汗)
うっかり、うっかり。

これで突き返された弟はどうなってしまうのでしょうか。
私は弟も家を出て、この地で暮らしていく話かと思っていました。
結局、ニコは許されないのです…

2

Thank you my God コミック

河井英槻 

愛を乞う

なかなか本が出ない河井さんの新刊。
7年かけてまとまったそうだが、一貫した絵と作風に改めて
独特の魅力を持った作家さんだと思わずにはいられない。

仄暗くて繊細な魂の痛みを描かせたら、絶品の河井作品。
中二病とも言える世界観だが、一人一人のキャラに透明感があって、
脆そうに見えるけれど細くて折れない芯がある感じがいい。

舞台は、南米のどこか。
巨大なキリスト像がある街に北の国か…

10

Thank you my God コミック

河井英槻 

求めることの難しさ

ニコにとっての神様は…。

亡くなった父に似ている弟:ウィルのみに過剰な愛情を注ぐ母に愛情と同じくらいの憎しみを抱くニコは故郷を離れ遠い異国の地に辿り着きます。
3年の月日が流れ、ニコは安寧な日々を過ごしますが、ある日、ウィルが突然訪れたことから心がどうしようもなく波立ちます。

ウィルを見ることにより母に愛されなかった哀しくやるせない苦い日々を思い出し揺れるニコの気持ちを場面を過去エピ…

7

「Thank you my God」初回特典ペーパー グッズ

もっと読みたい~描いて欲しい~!

「本編に入れたかったのですが、1話丸ごと使ってしまいそうで入れられなかった」
そう作者のコメントが付いているのも納得。
1枚ものの漫画ペーパーですが、素敵な雰囲気がギュッと詰まっていました。
4話目の直後に入るという、エリとニコがデートするお話です。


仕事が決まり、観光客相手にガイドの仕事もすることになるニコに、
「めぼしい観光スポット、案内してやるよ」
そうエリが言い出して、…

2

Thank you my God コミック

河井英槻 

希望

 求めよ、さらば与えられん。信じる者は救われる。神さまはきっといるから。
これまで素通りしていた言葉に、振り返ってみようかなという気にさせられました。
諦めたつもりになったり、自暴自棄になったりすることもありますが、もう少し生き生きと生きてみようとしてもいいのかもしれない。
7年かけて1冊にまとまったというこの本に、衝撃を受けて感動するというより静かに火を点けられたような思いです。

 …

6

Thank you my God コミック

河井英槻 

祈りにも似た愛

巨大な神の像がトレードマークの、とある外国の町の物語。
「求めよ、さらば与えられん」
という聖書の言葉が引用されていますが
描かれるのは、報われないと知りながらも愛さずにはいられない、切実な人びとの姿です。


故郷を捨て、異国の地で語学で生計を立て生きるニコ。
彼の、傷ついても傷ついても母親の愛を諦めきれない姿がとても切ない。
子供の頃から、勉強して成績を上げても、働いて母の日に…

10

Thank you my God コミック

河井英槻 

う〜ん....

表紙が綺麗だったのでジャケ買いしましたが、話がそもそもつまらない?
というかテンポが悪い?
主人公の境遇には同情しますが心理描写の語りが多過ぎて逆に不幸自慢をつらつらしてるように思える。
萌えるポイントがない。
登場人物に感情移入できない。
ちょっとこれは買って失敗したかも。

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