河井英槻さんのレビュー一覧

二次創作

フラフラ。 コミック

河井英槻 

高緑っていいよねー。

偶然、pixivをさまよっていて見つけた河井さんの高緑本。
黒バスはアニメ見ただけなのですが、この2人は結構好きで。
それで描いてるのが河井さんで。
サンプルもきゅんきゅん来る感じだったので買ってみました。

買って正解。

基本的には河井さんのお話のテイストが好きなのもあるんですけども。
高緑の性格もステキで。

自分の気持ちを止められずに真ちゃんに告白してしまった高尾。

1

Chance! コミック

河井英槻 

ノスタルジーと、現実を生きる二人

線の細いキレイな絵に、登場人物の背負うものの重さのギャップが好きな河井作品。
青春のキラキラした感じと若者故の無力さ・所在無さとが同時に描かれていて、良い意味でリアル。劇的にすごいことは起きない現実の中で生きる高校生二人。彼らの恋や日常や、色々抱えながら大人になっていく姿の一つ一つが愛おしい。
さびれたポルノ映画館や肉親の死なども含め、時の流れとともに失われてしまうものへの寂寥や愛着を強く感じ…

3

青春花心中(1) コミック

河井英槻 

青春の行き着く先は

人生の厳しさを感じさせる重たいストーリー展開ですが、河井さんの線の細い絵柄の影響か、どこか浮き世離れしたファンタジーのような雰囲気もあります。

チームを解雇されたプロのサッカー選手・竹中。
恋人とも別れ、自棄になっていたところを、学生時代の大嫌いな先輩・山崎に身を任せ…
2人で堕ちているようで、セックスに耽ることで自我を保っているようでもあり。
竹中にまつわる過去・現在の人間関係につい…

8

月曜日の約束 コミック

河井英槻 

パステルカラーの表紙が素敵!

河井先生のカラー絵って不思議な魅力がありますね〜!
こんなに淡い色合いで、お花が飛んでて、まつげバサバサで、くちびるぷっくりしているのにちゃんと男の子に見える不思議。
中のカラーなんて髪にお花さしてるのに、やっぱり色気のある「男の子」に見えるんですよ!!

収録作のうち一番好きだったのは、最初の2作。
『放課後ラブコネクション』とその続編です。
高校生の柔道部先輩後輩カップルで、とても…

3

王子と乞食 コミック

河井英槻 

完結したら「神」をつけたい。

19世紀、万博で盛り上がるロンドンが舞台。
6年かけて少しずつ連載してきた物語が、豪華版で出版された本。
儚く美しい痛みに満ちたおとぎ話のような物語なのですが、実は完結していないんです。
後書きによると、次回は早めに出すとおっしゃっているんですが
いやはや、2年経ちましたが〜?
そして、更なる不幸が予感される気になる予告編!あの〜っ?!

同性愛は法律で禁じられていた時代のロンドン(…

6

月曜日の約束 コミック

河井英槻 

切ない雰囲気、エロい表情

先日来、そうだ!河井英槻さんを知ってもらおう!という気分が高まっております。
だって、盛り上がらないと「王子と乞食」の続編が出なさそうなんだもの〜

様々な持ち味の短編の寄せ集めなのですが、どれも切ない。
旧版に新たに3編加わって、全部で12編。
暖かかったり可愛かったり、ちょっとおかしかったりのものもあるけれど、
ハッピーエンドでも、やるせなく切ない気分になるところがこの作者の持ち味…

5

Chance! コミック

河井英槻 

「九条がそばにいると、いつも少しだけ世界が美しく見えた」

水村の家は、今や時代遅れになった場末のポルノ映画館。
街ぐるみの再開発計画があり、立ち退きを迫られ嫌がらせを受ける日々。
そんな日々、誰よりも速く泳ぐ九条を見つけ、心に一筋の希望を抱く…。

大切な思い出が壊されてしまう痛み…、ままならない現実…、無力な自分。
路地裏、焼けつくような夏の日射しし、黒い影、蝉の死骸、風鈴の音、
プールの水飛沫、オクラホマミキサー、汗、吐息、抱きしめる手触…

9

青春花心中(1) コミック

河井英槻 

不幸の美しさと、痛みの甘さ

チームを解雇されたフットボーラー竹中。
何もかも失った彼をクラブハウスの前で待ち伏せている汚らしい関西弁の男、山崎。
山崎の家に居る自暴自棄になった竹中を訪ねてくる、学生時代のサッカー部の先輩鹿島。
竹中のかつての恋人、吉村。
謎を孕んだまま、竹中の過去に物語は遡る。

幼い日に、病弱でスポーツ観戦が好きだった祖父から貰ったサッカーボール。
中2時代、初恋の無惨な経緯と、皆から恐れら…

7

Chance! コミック

河井英槻 

もぅ、切ないなぁ・・・

河井さんの作品は単行本としてはこの作品しかまだ読んだことがないのですが、独特な雰囲気でとても印象強く残っています。
絵柄が好きで表紙に惹かれたのが読んだきっかけだったのですが、中身のストーリーも透明感があるというか、とてもピュアなイメージです。
内容はどちらかというと少し重めで、受け様の家庭環境がかなりシビアなのにもかかわらず、決して重すぎはしない・・・微かながら希望の星がキラキラしている、と…

4

王子と乞食 コミック

河井英槻 

特徴ある擬音、繊細で癖のある絵柄

評価数は多いのに、レビュー数が少ないのは
独特の「空気」を楽しむこの本のレビューが難しいからなんでしょうか?

カイは少年なのに、中身は大人―部下の職人たちに慕われる一級の技術者―なのがいいですね。

刊行ペースは亀の歩みなんですけど、待っているので打切りにならないでほしいです。

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