楠田雅紀さんのレビュー一覧

天翔ける王の愛贄 ~天鳳界綺譚~ 小説

楠田雅紀  羽純ハナ 

悪しき因習で隠された真実

今回は天の四界の天鳳界を治める鳳王と
鳳王な献上する果物も育てる果樹園の主のお話です。

偏食(!?)な攻様を餌付けした受様が彼の伴侶となるにまで。

天には天竜界、天虎界、天亀界、天鳳界の四界があります。

受様は天鳳界で流浪の民といわれるロアの民でしたが
旅の途中で天鳳界で伝説の農夫と言われた人物に
助けられた事がきっかけで定住し、

老人の死後は彼の果樹園を引継ぎ、

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天翔ける王の愛贄 ~天鳳界綺譚~ 小説

楠田雅紀  羽純ハナ 

鳳凰

天界シリーズ最後は超美形鳳さんでした。攻め受けのキャラ、お話ともストレート王道だなと思ったので萌にしました。キラキライケメンなのに食べるものを選ぶのって可愛い。本編260Pほど+あとがき。

天鳳界で極上の果実を栽培しているユキ。ある日、桃畑でとりわけ美味しい実をつける木の下で、かじった桃の落ちている中に寝ていたのはキラキラしいイケメンで・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
バ…

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天翔ける王の愛贄 ~天鳳界綺譚~ 小説

楠田雅紀  羽純ハナ 

違う違うそうじゃない!な部分が切ない。

楠田さんのファンタジーは初めて読みます。
こちらの作品は天の四界シリーズの最終章だそうで。
鳥人の世界が舞台です。ちなみに知らずに読みました。

さてさてお話は、読み進めるとじっちゃんの果樹園を継いで一人で切り盛りし慎ましく暮らすユキと、果樹園の大事な王宮に納める一番美味しくて実の大きい桃の実を勝手に食べて木の下に寝ている超絶美形の空腹な青年エルとの出会いと…。 

尊大なエルですが、…

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棘だらけの求愛 小説

楠田雅紀  みずかねりょう 

負の連鎖だったのか?そこに意志はあったか?

楠田さんのミステリー以外を読むのは初めてです。
すごかった!正直読むのが辛かったです。
つい残りのページを何度か確認してしまいました。
それ以上に今は晴れやかな気持ちでいっぱいです!

こういうね〜、母の呪い系は本当に嫌なんですよ。身近にいるから余計なのかもしれませんが。

小さい頃から母に褒められたくて頑張って頑張って。
それだけなら微笑ましいのですが、この母は!
せめて大学に…

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恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

いっぱい泣いた

小学校の遠足で同級生が行方不明になってしまい、
それ以来仲違いをしていた二人の再会もの。

当時班長だった攻めが重い責任を感じていて、
あの時の自分の行動が正しかったのかどうかを
自問し続けていたのが辛かった。
子供に責任はないし、
攻めの行動も間違ってないとわかっていても
「もしあの時…」と考えてしまう攻めが、
避けていた当時の同級生達との再会や受けの言葉で救われていく姿に涙。…

1

恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

ミステリーBL

考え方は違えど警察官を目指して厳しい訓練に耐え切磋琢磨する姿は眩しい。ただ尊と朝陽の過去が重かった。2人が入校した事で過去が動き出し、その展開には背筋が凍る思いでした。
朝陽は勿論、責任感の強さゆえに自分を責める尊に胸が痛くなりました。最初はすれ違った2人だけど、向き合って朝陽が一緒に居て良かった。微妙になった2人の関係が動き出し、想いが通じてからの2人はめちゃめちゃ甘かった。今回は攻めの尊に萌…

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恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

警察学校のことが分かります。

警察学校!ちょうど今読みたかった!商売上手~とポチり。
完全に某作品の影響ですがw
学校での様子が詳しく書かれてまして、そこは楽しく読みました。

内容は主にキャラにもやもや。
朝陽はあんなことがあって、今までいっぱいいっぱい考えてきたはずなのに、中身の成長が足りてない気がします。
当事者っぽさが感じられないんですよね…。
人によるといえばそれまでだけど、違和感がめっちゃある。
あ…

5

恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

タイトルはコメディっぽいのですが

お話はいたってシリアス。
そんで、ちょっとばかり重苦しい気配が詰まっている。
でも私はこのお話、面白かったんです。
と言うのも「友人が犯罪の被害者になってしまった子どもって、こんな風に感じるんだろうなぁ」と思ったから。
天羽も日野もとてもリアルに感じました。

小学校の行事で行った山で、班行動の途中に友達が行方不明になってしまう。
これはショックですよ。
日野は捜索&捜査に来た警官…

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恋するヒマもない警察学校24時!! 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

恋するヒマはあったらしい

タイトル買い。明るいタイトルと爽やかな表紙にワクワクしながら読み始めると、導入から気分が落ちるエピソード。前半はストレスゲージをじわ伸びさせるエピソードの連続で、読むのがしんどい。後半からは面白くなってくれて良かった。

子供時代に事件の関係者となった二人が、警察学校で再会して……?というお話。

主人公の朝陽はたぶんイイ子。一般的に本音でなく建前として言われることを、常に本気で言っている…

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君に捧ぐ恋の証 小説

楠田雅紀  南月ゆう 

ラブレターから仕切り直して。

楠田雅紀先生の文庫デビューの作品なんですね。
たまに無性に読みたくなる一冊です。


受け様は高校3年生高橋。
ゲイであることをひた隠しにしている、真面目な優等生タイプ。

攻め様はクラスメイトの東。
チャラい遊び人だったんだけど、優しい気遣いもできる男なんだよなぁ。


高橋は、東から「本当にゲイなのか、証明してみろよ」と挑発される形で触りあうのだけど、初めての快楽が気持ち…

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