楠田雅紀さんのレビュー一覧

氷雪の花嫁 小説

楠田雅紀  夏河シオリ 

氷雪の妖怪と大学生の輪廻転生もの

大学生の受けは、雪山で氷漬けになっていた男を発見する。氷漬けなのに生きていたばかりか、そのまま受けを攫ったその男は、自分は氷雪の妖怪で、前世で受けと夫婦だったという。到底信じられず、元の場所へ返せと喚く受けを男は「なぜ思い出してくれない」と陵辱し…。


輪廻転生ものです。氷漬けの男に誘拐され、閉じ込められ、思い出さないことを責められて陵辱される受けは本当に気の毒です。前世を思い出したら思い…

1

氷雪の花嫁 小説

楠田雅紀  夏河シオリ 

前世が女性の転生モノ

あらすじ:
森林科学部に属する大学生・蓮(受け)はフィールドワーク中、氷漬けの男を発見。
男の正体は、白耀(攻め)という氷雪を操る妖怪。
300年ぶりに目覚めた白耀は、蓮を結界の張り巡らされた社に拉致。
蓮を亡くなった嫁・タエの生まれ変わりだと言い張り…

受けが前世で女性で、攻めの嫁だった、という設定の転生モノ。
受けが前世で強姦被害に遭ったことや、攻めとの初夜などを(断片的にです…

7

ダメ犬の生存戦略~家族になろうよ~  協力書店限定ペーパー グッズ

無意識の挑発に流されて

本品は『 ダメ犬の生存戦略~家族になろうよ~』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、カイト視点で
悠吾と初めて抱き合った翌日のお話です。

カイトは悠吾の匂いが大好きです。

カイトは寄り添って眠っている
悠吾の身体から懐かしくて愛おしい匂いを
胸一杯に吸い込みました。

自分に自信がないらしい悠吾には
匂いだけが取り柄と誤解されかねないので
内緒にしてい…

0

ダメ犬の生存戦略 ~家族になろうよ~ 小説

楠田雅紀  駒城ミチヲ 

もふもふ×2

1人暮らしのサラリーマン、保見(受け)は、クリスマスの夜に1匹の仔犬を拾う。とりあえず連れ帰ったら、そこに仔犬の親らしい成犬まで乱入。仕方なく一晩泊めたところ、深夜に絶世の美形男性が自分にフェラをしてきた。理解できず夢だと思い込もうとしたら、次は犬の親子が人間に変化するという出来事まで起きて…。


仔犬を拾ったら親犬までついてきて、さらにその犬の親子が人間になっちゃった、という話です。

3

君に捧ぐ恋の証 小説

楠田雅紀  南月ゆう 

まさに『ボーイズラブ』って単語がぴったりの良作

この話は高校3年生同士の男の子が、お互いの身体も心も好きだって気持ちに向き合う様子を等身大で感じ取る事ができる良作だった。

制服を着ていた十代の頃って外の世界をかじっているような経験値があるんじゃないかって雰囲気の同級生が妙に大人びて見えたものだった。
多分、主人公・秀(受け)の目から見た同級生・東(攻め)の第一印象ってそんな感じだったんじゃないかな、って思えてくる。

そんな遊び人に…

1

やりすぎです、委員長! 小説

楠田雅紀  夏乃あゆみ 

初恋からの遠回り

告白もしないで中学の卒業以来疎遠になっていた初恋の相手との再会愛。

主人公の晴樹は大手製パン会社の地方支社勤務。ある日本社からエリートが転勤してくるのだが、それが初恋の宮沢だった。
いじめから守ってくれた、強くていつも正しい「委員長」宮沢。でも、性格は子供の時と変わらず規則通りすぎる融通の利かなさで、職場で浮いてしまう…
結論から言うと、宮沢も晴樹の事が好きだった両片想いで、自分の出した…

0

恋人はバカ~理系彼氏のしつけ方~ 小説

楠田雅紀  陵クミコ 

元々ゲイなのでは…?

ノンケ同士が恋をするつもりじゃなかった相手と恋に落ち、両想いが発覚した途端あっさりセックスに至るという展開は、まあBL作品ではたまに遭遇しますが、この作品はあまりにもお手軽すぎてポカーンとしてしまいました。

あれだけの交流で同性に恋するなんてありえない。私は異性愛者ですが、自分と可愛い(あるいはカッコ良い)女の子に置き換えたって絶対無理です。それくらい二人が恋する理由付けが浅く、実は元々ゲイ…

1

二代目の愛は重すぎる 小説

楠田雅紀  高緒拾 

甘くてしょっぱくてすっぱくて苦い

細部にこだわらずヤクザと高校生の純愛コメディかな、と思って軽く読んでいたら後半重苦しい感じで空気が違ってきて中途半端でした。

優しくて暖かな雰囲気の学校の先生へのほのかな憧れと、街で出会ったヤクザな男に惹かれる気持ちを持て余し心が揺れる高3男子。
ここのところ立て続けて3Pモノを読んでしまいすっかり毒されたせいか、そのつもりで手にとったわけでもなかったのにひとり3P祭り継続か?と思ってしま…

4

史上最悪な上司 小説

楠田雅紀  山本小鉄子 

そういう意味での「最悪」?

タイトルに偽りあり!
が読後すぐの感想でしたが、良い意味で騙されたというのが近いかも。

1冊すべて表題作です。
晃弘(攻め)が主人公ですが、彼の若気の至りシーンが本当にうわぁって感じで令也(受け)に対して酷い態度なのですが、本人がすごく反省しているので悪い印象を持ちません。

令也(受け)もどんなに最悪なのかと最初は構えて読んでいたのですが、要は恐ろしいばかりに素直で天然というもので…

2

優しい鬼の封じ方 小説

楠田雅紀  北沢きょう 

高校生同士のキスシーン連発に萌えた

両親から、人を妬んではいけない、感情を荒げてはいけないと言い聞かされて育った真人(受け)。ある朝脇見運転の車に轢かれそうになり、思わずカッとなったところ、その車が直後に事故に遭う。その場に居合わせた一学年年下の仁龍(攻め)は、その事故が真人の力のせいであると疑い、行動を共にするようになって…。


鬼の血を引く受けと、鬼の力を鎮める家系に生まれた攻めの話です。どちらも高校生で年下攻めです。

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