山中ヒコさんのレビュー一覧

初恋の70%は、 コミック

山中ヒコ 

やっぱり好きだと再確認

何でもそこそこ出来て、彼女もそこそこ出来て、でもなんか物足りない春日部は、校庭の背景の一部でしかなかった杉山をだんだん知るにつけ惹かれて行きます。
この出だし、話の流れ、基本的な学園物って感じで実はテンプレなんですが、ヒコさんが味付けすると何だが一味違うんですよね。
杉山に惹かれて行って、だんだん変化する春日部、杉山の微妙な変化、文化祭実行委員の女の子、春日部の母、関わってる人の行動がいちいち…

6

涙三滴、薔薇の花びら コミック

山中ヒコ 

三滴どころじゃありません(ToT)/

”王子と小鳥 その後”の「…会いてぇなー…」の直後の場面と、別れてからそこに至るまでのハーリド殿下側のストーリーを、王子付きのハッサン視点で描いております。

血縁が絶対の国で皇太子に仕えることができなかったハッサンは、始め落胆していました。
しかし、血縁ではなく語学に優れているところを認められ選ばれたと知り、感動して一番の理解者としてハーリドに仕えてきました。

王子と小鳥でも出てきた…

11

初恋の70%は、 コミック

山中ヒコ 

たいへん好きですv

(●´ω`●)こーいうの好きです。
かわいらしい絵とかわいらしい恋心。
エロが描写がもう少し長けているとなお良かったけど
少年らの表情がとにかくかわいくって萌えました。

そこそこ頭もよくて背も高くてそこそこモテるけど
なにかに夢中になったことなんかない男の子が
陸上に一生懸命な男の子のことをどんどん好きになる。
妄想ばっかしちゃって、どーしようもないwww
うまく立ち回ろうとす…

4

丸角屋の嫁とり コミック

山中ヒコ 

表紙で避けてた私は愚かだ

山中ヒコさん大好きだけど、これはきっと違うんだろうなあ、と思って避けていた作品。読んでみたら大変良かったです。危機回避能力ってたまに私の薔薇色BL生活を邪魔しますね!

女として育てられた武家の側室の子・鈴は、母の死後、虫かごに閉じ込められたような生活のに嫌気が差しています。そんなある日、町で悪漢にからまれたところを町人の新三郎に助けられ、初めて「男」を目の当たりにします。彼への憧れから、男に…

2

丸角屋の嫁とり コミック

山中ヒコ 

己の単純さを思い知った一冊

嫁入りもの(と、呼ぶかどうかは知りませんが)という設定は特にツボではないので特に期待もせずに読みました。
良い意味で裏切られて嬉しかったです。まず普通に時代劇ものとして面白い。また、エピソードが相変わらずお上手です。幼少時のも一つ一つ良いし、滅多に顔も見せない父親から主人公が初めて与えられたものが切ないのです…。
しかし女装だし、帯にもある決め台詞?にはそこまで萌えないんだぜ…と思っておりまし…

3

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

山中ヒコ先生初読みでした。

セリフの多くが横書きで少し不思議な感覚でしたが、たいへん読みやすかったです。絵柄が見やすいせいかキャラの心情の悪い意味での分かり辛さもほとんど無し、ネーム量も適量でしたし。
そもそも、いわゆる“アラブもの”をほとんど読んだことが無いのですが、そんな私でも何となく、そのいわゆるアラブに当てはまらない繊細さがあるかなぁと感じました。
ディテールの付け方と、無理のあり過ぎない展開が良かったです。具体…

2

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

いい意味でスズキのいい加減さに癒される。

あれよあれよという間に日常とは大きくかけ離れた世界に連れて
来られているのにスズキはあまり焦燥感を感じさせないというか、ゆるい(笑)
そのゆるさは、彼だけじゃなくって、ハリードの弟、ミシャーリのかわいい
アホさ(ポキメーン!のくだり)も大きく作用していて、私がいままで持っていた
アラブ系BLに対するイメージを変えてくれました。
なんとなくアラブ系BLというと、「ハーレークイン」ちっくなも…

2

丸角屋の嫁とり コミック

山中ヒコ 

切ないけれど痛すぎない、優しい話

表題作は、姫として育てられた美少年が男前な金貸しと恋をする話。
『新しい武器』は、過去の苦い恋愛経験から人と距離を置いているサラリーマンが後輩にほだされる話。
どちらも受けが可愛くて、攻めはかっこいいだけじゃなく情けなさもあって、丸ごと愛おしかったです。

けっこうありがちなすれ違いストーリーなんですが、モノローグが非常に巧みで惹きつけられます。『新しい武器』の攻めの幼少時代の回想は特にす…

2

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

アラブのしきたりが二人の障害です。

読みやすい絵柄とネームの量、
ときどき絵が変わり、ギャグっぽくなる。
すこしおバカな感じの学生鈴木が受け、
攻めはアラブの王子様。
兄に絶対に服従しなければならないというアラブのしきたりがあるため、
好きになった鈴木も兄に請われたら差し上げなけらばならない。
二人は別れの夜に体をつなげる。

鈴木のとぼけ具合が面白く、いい感じの味が出ていたが、
アラブ王子の気持ち、せつなさがあま…

2

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

切ないアラブもの

やっと買えました。
評判通り、めちゃめちゃよかったです。
派手さがないからこそ、じわじわと染み入ってくるものがあるというか。
スズキだけでなく、いろんなものをどれだけ大事にしているのか、その気持ちが切なくて切なくて。断腸の思いで手放したんですよねぇ。
兄との力関係が逆転しなかったのも、これまたツボ。それをやっちゃうと、よくある砂漠ものになっちゃうから。

欲を言うなら、もう少しラブラブ…

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