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29/37(合計:366件)
山中ヒコ
marun
ネタバレ
SFファンタジーの感動作でした。愛するものを追い求める姿に強い意志を感じる。 不思議なタイトルだと思ったらそれもそのはず、人間の冷凍保存技術も完璧で アンドロイドが当たり前のように人間の傍らにいる時代。 現代の恋人同士が、突然相手に先立たれ、生きる希望を失い先立った相手を 追うような形で飛び降り自殺をしてしまうことから始める物語。 山田虎雄が目覚めた時、既に時代は250年も過ぎ去って…
おけもりもり
山中ヒコさんは全部とはいわないけど、今漫画を集めている最中なので 見つけたときはやった!と思いましたが、手にとるとこの表紙・・・ 正直買うか買わないかすごくためらいました。 けど、家に帰って見てみると・・・もう!最高でした! 「女の子みたいなナヨナヨした受け」を想像していたんですが むしろ反対でした!男というものへの強い執着がある受け!かっこいい! 特に攻めである新三郎と出会うとこ…
宵待草
寅雄の自殺の描写は、よく言えば潔い、悪く言えば後先も考えずなんて浅はかな、若い衝動だろうと思わせる唐突さですが、1話目が終わる頃にはその衝動も理解できている自分がいました。 250年間の冷凍保存から覚醒した寅雄に与えられたのは、恋人だった光に似せて作られたアンドロイドだけれど、なんだかちょっと違う「ヒカルB」。 もし、寅雄にはじめから「光」と全く同じアンドロイドが与えられたとしても、寅雄は…
眠れる森
本の表紙とつりがきを見た印象は 「あー、この和風男の娘が無理やり嫁に行かされ、徐々にほだされていくお話なのかな」 ってな感じでした。 (帯がついてたらきっとわかったんでしょうけどね、帯の代わりにペーパーがついてたんで・・・) ・・・違うかったw いやぁ、月代を剃った本格的な男同士のガッツリした恋愛がメインテーマだとは。 ただまぁ鈴の思考には「男への憧れと恋とを混同してんじゃないか?…
雀影
山中ヒコさんの作品は、単純にBLと括りきれないような作品が多いですが、この作品もやはり、BL寄りになりそうな要素はありつつも、やっぱり非BLなのかな。 この巻では、至の物語が半分ほどを占めています。 家出した至はオカマバーに押しかけで転がり込み、お店のジジイ達じゃなかった、ババァ達と暮らしています。 女装してお店に出て、サラリーマンを手玉にとったりと、それなりに思い通りの楽しい日々を過ご…
これこそ、マンガならではの作品。 記憶の空白が、絵の余白とダブって、 曖昧な軽さと、裏切りの重さと、 言葉では表せない、 言葉にならない そんな空気感を読ませる作品で、 その上更に、サックリした余白たっぷりのヒコさんの絵が、より一層作品世界の組成をゆるやかな物にしていて、 なので、これは、 小説でも、ドラマCDでもなく、 マンガでしか、 マンガだからこその作品。 この…
霧島伊都
あらすじを読んで面白そうだったので、特典ペーパー付きの新刊で購入しました。 読む前は、250年後に冷凍保存から生き返った後、 それから残りの250年は輪廻転生を繰り返して、 合計で500年なのかな?と想像していました。 実際は、冷凍保存から生き返った後、砂漠で生き倒れてしまい、 再び冷凍保存され、それから250年 経ったという設定でした。 長い間、冷凍保存され、それが2回も…
縞々
タイトル通りです。 山中先生の漫画は、シナリオは凄く良いものが多いのですが、それを味付けするスパイス(キャラ、背景、コマ割り、モノローグなど)が自己完結的と言いましょうか。 言わんとすることは通じるけどイマイチ心に響かないもどかしさを感じます。 本作で感じたもどかしさ。それは世界観の描き込み不足。 はじめに大風呂敷を広げたのにも関わらず、中身が小さいわ、どっかで借りてきたような近未来描…
茶鬼
雑誌掲載のときは、発刊に間が空いたりするために、またこの作品が500年とか途方もない時間を超えた作品だったためか、少しかったるく感じていたのですが、こうして一冊で全て読破するとどうでしょう! それはキラキラとした心に染みるお話に自分の中で変化していました。 とても切ない展開です。 SF設定になっているので、そこに色々と実はツッコミどころは満載であるのですが、こうしたファンタジーはそれが主軸で…
けもけもぱぷ
表紙がきれいだったので、このマンガ家さんのコミックスを初めて購入。 お話としては、悪くなかったと思います。 切ない話でした。 ただ、別にBLでやらなくてもいいと思うけど。 設定もSFというより、ものすごく突飛で、キワモノのような? 現代から一気に未来に変わっても、画面や雰囲気が変わるわけではないので、ちょっとついていけないというか・・・ あれこれ、読み手がおいていかれる…