山中ヒコさんのレビュー一覧

初恋の70%は、 コミック

山中ヒコ 

山中ヒコさんのデビューコミックス

山中ヒコさんは、絵柄が独特なので好き嫌いが出るかもしれないのですが、雰囲気とかキャラが持ってるおぼこさが滲み出るような感じがして好きな作家さんの一人です。
この本には3つのお話が収録されているのですが、どのお話も高校生が主人公で初恋の甘酸っぱさとか、片思いの切なさが詰まっている一冊です。
どのお話も好きなのですが、それぞれのお話で気に入った所を上げれば、表題作では受けの杉山君の天邪鬼さと攻めの…

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500年の営み コミック

山中ヒコ 

再会を信じる

カバーが素敵です。
恋人の光が死んでしまったことに絶望して投身自殺した寅雄。
目覚めたときは250年経っていて光にそっくりなアンドロイド光=Bがいた。
光=Bは光に似せて作られていたけれど3割減(笑)似ているけど違う。
寅雄は光=Bを受け入れることができなかったのですが光=Bの業務を引き継いだ光=Aが現れたときにそれを起動することができませんでした。
寅雄は光=Bを探し出しますが事故でま…

1

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

物語、ということばがよくにあう。

独特な画風に
遠い空の下でのおはなし
そしてふたりのあいだでは、通じない言葉

とてもまとまりのある素敵な一冊だなぁと感じました。

彼の虜になってしまう、
恋におちてしまうのも、当然。

ふたりの置かれた特殊な環境と、
この本の雰囲気のせいなのでしょうか。

よくお互いを知りもしない、
言葉も通じないふたりが惹かれあうことが、
ごくごく自然なことのように思えました。

5

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

切ないアラブもの

 
山中ヒコ先生の独特な心にグっとくるあの雰囲気がハッキリでていたと思います。

夢のようなリアルのようなアラブもの。
兄に取られたくなくって、でも捨てることなんかできなくって。
ぎゅっと抱き合って泣く二人にこっちも胸が痛くなりました。
言葉が通じにくいところも良かったです。
読みながら「幸せにしてやりたい…!」と思ってしまいました。

読み切りで完璧な再開シーンがなかったところ…

5

500年の営み コミック

山中ヒコ 

人間だなあ。

表紙がとても魅力的な作品で、興味を持たせるようなタイトルのセンスが素敵です。

いわゆる漫画っぽい絵ではなく、少し独特でどちらかというとイラストっぽいですね。
全体的に白っぽい印象でした。それが作品を際立たせているわけではないので、すこし物足りないと感じてしまいました。

内容は、なんだか外枠だけ大きくてスカスカした印象。
まず、前提となる亡くした恋人の描写が少なすぎる。ので、すでに主…

7

500年の営み コミック

山中ヒコ 

敵前逃亡

縞々さんの「なにかが惜しい」という意見に賛成です。
山中先生はモチーフはすばらしいけど、いろいろ残念なラストを迎えると思います。
私はBL的な良し悪しとは関係なく、山中先生から感じられる脱BL志向を目指したBLという観点からレビューしたいです。
「カレー味のウンコ」か「ウンコ味のカレー」どっちを選ぶ?という議題がありますが
「500年の営み」は、すくなからずそうした疑問に挑戦しようとしてい…

9

丸角屋の嫁とり コミック

山中ヒコ 

騙し合いの先

 正室の奥方より先に身ごもった鈴の母は、争いを避けるために、鈴を女子として届けます。ずっと女性の着物姿で過ごしているのですが、本当は男子と知るのはごく一部の人間です。
 やがて、鈴に丸角屋の新三郎から縁談の話が舞い込み、女性のなりのまま嫁ぐことなります。新三郎は男子だと知った上でこの縁談を進めているのですが、時代劇の話をそのままBLにしたようなお話で、安定感はあるものの、萌えは感じられませんでし…

3

500年の営み コミック

山中ヒコ 

良かった

曖昧な部分もあるけど、なんだかすごく感動した。
最後のD-4QPの言葉に泣いた。よくわかんないけど。

2

500年の営み コミック

山中ヒコ 

SF設定は得意

って言うか、好物です。

時を超えて巡り会う恋物語。
冷凍睡眠にアンドロイド。
SF的には王道です。

お話の展開も、泣かせ所のつぼを押さえていて、うるうるです。

でも、
たとえ、
やっぱり
SF設定だとしても、
SF設定だからこそ、

500年は風呂敷広げすぎで、、、、、。

さすがに、500年となると、
それも250年を一人で生き抜くアンドロイドとなると、

1

エンドゲーム 2 コミック

山中ヒコ 

2冊同時に一気読みしました

友達にすすめられて2冊一気に読ませていただきました。
なので2冊読み終わった感想をレビューしています。
1巻の方じゃないかな?っていう内容の書き込みがあったら申し訳ありません。

克哉は透のことが幼い時から好きだったので心情の変化はあまりなく、
ずっと透を守れるようになりたいという強い意志があり、
ぶれない克哉の一途さがとてもいい印象でした。

透は透で、最初は罪滅ぼしのためもあっ…

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