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山中ヒコ
ゆーちゃん?
ドラマCDを視聴したことがあったので 手にとってみたこの本。 ネタバレレビューは控えたいので さらっとまとめると、、、 未来に生きる人間とアンドロイドのお話で 今までblでは読んだことのない部類の ストーリーでした! 読んでて胸の奥がきゅってしまるような 切ないお話で エロはまったくないんですが すごく引き込まれる素敵な作品でした!! 特に最後の ヒカル のあのシーンが…
冬草
ネタバレ
『500年の営み』のその後、 寅雄とヒカルの再会のお話。 250年後、寅雄が目覚めた時、 よく似せられた偽物の自分の部屋と 3割減の偽物の恋人(=アンドロイド・ヒカル)が用意されていた。 500年後、寅雄が目覚めた時、 ゴミの山の中にいるようだった。 ゴミでできたベッド、本棚、壁に掛かった下手な絵。 ゴミでできた、寅雄の部屋。 でもそれは、不器用なヒカルが長い年月をか…
『うれしいの?かなしいの?』 寅雄が泣く度に、ヒカルは問いかける。 目からこぼれるしょっぱいもの、 知識としてヒカルは涙について知っている。 でも、人間じゃないアンドロイドは、涙の本当の意味を知る由もない。 愛しい恋人・光の死により、 この世に何の未練もなくなり自殺を図った寅雄。 それから250年、目覚めた傍らに愛しい人がいた。 いや、愛しい人によく似たアンドロイドがそこにいた…
シムリー
贖罪と罰 罪を受け入れ贖罪を続ける者と 罪から逃亡した者 二度と恋なんてしちゃいけない 挿絵画家の伊藤透は、幼くして交通遺児となった克哉を引き取り 過剰なほどの愛情を注ぎ平穏に暮らしていた 青年に成長した克哉は、養父である透に道ならぬ恋心を抱いていた そして、透もまた親以上の感情持ちながら克哉を大事に見守ってきた 家族として暮らす幸せを感じながらも、お互いへの気持ち…
『王子と小鳥』がとても素晴らしく、 番外編のこちらにまで手を伸ばしてしまいました。 先にレビュアー様が書いていらっしゃる通り、 ハッサンの視点で物語は進みます。 ハッサンという人物について確認したら 『王子と小鳥』の描き下ろしに登場しており、 そのラストシーンあたりの時間軸とリンクさせたものが こちらの作品となります。 ハッサンの視点と同軸で、スズキの日常が交ぜられていて …
手元にあるコミックスの中でも、 今作ほど美しいと思える表紙は他にありません。 ふたりの姿がとても美しい、その一言に尽きます。 とある砂漠の国のオークションに出品された日本人・スズキは 最愛にして唯一の肉親・祖父を亡くし、 その祖父が残した借金を抱え、異国の地に売り飛ばされた身の上。 危ういところを第二王子・ハーリドに救われ(奴隷として買われ)たけど スズキが考えるのは、脱走して日…
山中ヒコさんの作品を読むのは初めてです。 初めてにして、この衝撃... 魅せられ、引きつけられ、どう足掻いても離さない力強さで 心を持っていかれました。 原田にとって大切なものは、お金。 "give and take"のヤクザの世界、彼はいつも"take"に重きを置き いかに"give"よりも多く自分の懐に入れられるか、 …
bonny
たとえ話にしたら、思いのほか意図することが伝わったりすることってありませんか。『500年の営み』もそんなたとえ話の一つなのかもしれません。 同性の恋人が死んで、絶望して彼の後を追って命を絶ったら、親の願いによって250年後に生き返されて、目覚めたらかつての恋人に微妙に似せられて造られたアンドロイドが生涯のパートナーとなるべく待機していた。こんなことが自分の身に起きたら、一体どーしたらいいんだ…
宮原きの子
続きを考えて見ました。やっぱり、妄想ですかね。 初恋の70%は、妄想から始まる。 文化祭の委員会に選ばれ、部活が忙しいからと出なかった委員会で女子たちに美術スタッフにされる杉山。 チャンスだと思った春日部は自分も立候補する。 この女子が意地悪で最悪です。 自分が作り忘れた看板を春日部に作って欲しいと頼み、春日部は杉山は部活が忙しいから一人で作り上げちゃうんですが、女子がそ…
星兎
以前から気になってた500年の営み。やっと手に入れて読む事ができました。 他の方も書いているように、号泣するんじゃなくてポロポロ泣けるお話です。 人によって泣くポイントは違うと思いますが、私は寅の 「人間は……好きな奴の為にはこうしてしまうものなんだ」 という台詞に涙がボロボロ出始めました。情事をしたときには「好き」だと言えなかった寅。再会した時ヒカルに「好き」と伝えたときは何とも思わ…