山中ヒコさんのレビュー一覧

丸角屋の嫁とり コミック

山中ヒコ 

恋・愛・人情

まずはこちら、表題作を読み終えてすぐに本を閉じました、そのまま先に進めなくて。自分はよくこれをやるのですが、通して読んでいたら評価も変わっていたかもしれない。気持ちとしては、表題作と同時収録作それぞれに神をつけたいです。一冊にこんな作品が二つだなんてちょっともったいないなぁ。同時収録作のほうが少し長いですよ。ちなみに後半の作品を読んだのは2日後でした。※以下、ネタバレあり

表題作『丸角屋の嫁…

7

いつかお姫様が 小説

久我有加  山中ヒコ 

乙女系とは違うような

とっても素敵な表紙イラストに強く惹かれて購入しました。

「お姫様」というのが主人公である佐山を指しているのはあらすじから分かるのですが…。「お姫様」、「乙女系」、(攻から見て)「可愛い」などのキーワードが最後までしっくり来ませんでした。ノンケで、中身が乙女ってわけでもないしお姫様願望があるわけでもないのに、同い年の男子にお姫様扱いされてひかないのって…そういう素質があったということなんですか…

2

エンドゲーム 2 コミック

山中ヒコ 

忘れられない一冊

山中ヒコさんの作品はどれも大好きですが、中でも一番好きなのがこの作品です。
現実的にはちょっとありえない展開だったり登場人物の考え方だったりしますが、それをすらすらと読めてしまうのは、ヒコさんの描く「間」がとても上手いからだと思います。

とにかく一度何も考えず読んでみると、思わぬところで胸がツンと来ます。犯罪とかそういうことはいろいろ抜きにして、登場人物たちの心情にだけ焦点を当ててみると、…

6

500年の営み コミック

山中ヒコ 

何度読んでも暖かくなる作品。

読後、じわっと涙が出てくる作品です。
この作家さんは、トラウマや痛い系と言われることが多いのですが、この作品も同様で、胸の奥にじわりと突き刺さってくるものを投げてきます。
絵柄の好みが分かれるかと思います。
どちらかといえば、はじめ私は避けていました。
しかし、たまに表れるギャグっぽいツッコミのコマにはちょうどピッタリで、設定やテーマとのギャップに微笑ましく引き込まれました。
世界観もキ…

7

丸角屋の嫁とり プチコミックス グッズ

丸角屋の騒動

コミックスは未読です。
森川さん、立花さんのお声目当てでCDを購入した際に、おまけでついてきたプチコミックスです。
このコミックスのおかげで、CDを聞く前になんとなく世界観と言うか雰囲気を知る事が出来ました。
ちなみにこのお話は、ドラマCDにも収録されています。

ドラマCDにもある、切なさ・・・と、そして若旦那新三郎がいかに鈴に夢中かという様子が良く分かる一遍になっています。
嫉妬心…

1

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

ストーリーは好きさ!

レビューや、評価を見て購入しましたが………(-_-;)


表紙や、1ページ目の絵がとても綺麗!
ストーリーも、とても良いなぁ〜♪と感じました。

ただ、、、本文に入ると絵が残念な感じ。
とても、スッキリなシンプルな絵かなと………。

ストーリーは、とても好きですが「萌」は感じられず……………
入りきれなかったです。




0

500年の営み コミック

山中ヒコ 

空白と余白に色んな想いが溢れます

AI(人工知能)という言葉を知ったのは、学生の頃にリアルタイムで読んでいた三原ミツカズさんの『DOLL』という漫画でした。
人そっくりだけど人にはなり得ない機械の存在が、人しか持ち得ない矛盾とか孤独とか空虚とか絶望といったものは決して要らないものではないんだよ、ってことに気付かせてくれたのですよね。
以来、AIモノには弱いです。

と前置きはさておき、
こちらの作品、そんな私のAIモノに…

20

500年の営み コミック

山中ヒコ 

アンドロイドと人間。

ドラマCDを視聴したことがあったので
手にとってみたこの本。

ネタバレレビューは控えたいので
さらっとまとめると、、、
未来に生きる人間とアンドロイドのお話で
今までblでは読んだことのない部類の
ストーリーでした!
読んでて胸の奥がきゅってしまるような
切ないお話で エロはまったくないんですが
すごく引き込まれる素敵な作品でした!!

特に最後の ヒカル のあのシーンが…

5

500年後 コミック

山中ヒコ 

my room, with you

『500年の営み』のその後、
寅雄とヒカルの再会のお話。

250年後、寅雄が目覚めた時、
よく似せられた偽物の自分の部屋と
3割減の偽物の恋人(=アンドロイド・ヒカル)が用意されていた。

500年後、寅雄が目覚めた時、
ゴミの山の中にいるようだった。
ゴミでできたベッド、本棚、壁に掛かった下手な絵。
ゴミでできた、寅雄の部屋。

でもそれは、不器用なヒカルが長い年月をか…

21

500年の営み コミック

山中ヒコ 

うれしいの?かなしいの?あなたの涙は美しい

『うれしいの?かなしいの?』
寅雄が泣く度に、ヒカルは問いかける。
目からこぼれるしょっぱいもの、
知識としてヒカルは涙について知っている。
でも、人間じゃないアンドロイドは、涙の本当の意味を知る由もない。

愛しい恋人・光の死により、
この世に何の未練もなくなり自殺を図った寅雄。
それから250年、目覚めた傍らに愛しい人がいた。
いや、愛しい人によく似たアンドロイドがそこにいた…

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