田倉トヲルさんのレビュー一覧

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

ゆっくりとした時間の流れ

物語の中を、ゆっくりと時間が流れているような
そんな錯覚になる静かなお話でした。
兄弟だからなんでもしてやりたいけど
兄弟だからできないこともある・・・

幼いころからずっと好きだった兄さんが高校を卒業後家を出てから8年
家に帰って来た。
兄27歳、弟16歳。
お互い変わらない、好きな気持ちは兄弟としてではない愛おしい気持ち。
そのことに気づいても、気づかないふりをして
どうし…

3

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

すばらしい

設定が兄弟なのが好きなので、ちるちるで見つけて買った本ですけど、せつなかったです。
兄弟だからこそ男として好きっていうことをお互い告白できなくてしまってるところが苦しいです。この二人は、兄弟じゃなく、ただの男同士だけの障害だけなら、スムーズにくっついてるんでしょうね。ちょっと終わり方は、すっきりした終わり方じゃなかったけど、よかたtです。二人がくっついてキスでもしてる終わり方なら神評価に絶対にい…

3

独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

そしてつながる

デビュー作から拝見させていただいていて、色々な作風を見せてくれていますが、
今回は一転、かなりシリアスでミステリアスなお話でした。
表紙が田倉トヲルさんですが、とても惹かれる雰囲気のイラストです。
このお話、追ってしまうと壮大なネタバレになってしまうので中身にはあまり触れない方がよいのかと。


原稿の校閲をフリーランスで仕事している光が主人公。
彼の夢で物語が始まります。
それは…

12

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

すごい良かった

AmazonでBL本を探しているときに たまたま見つけて表紙買いをしちゃいましたw表紙と中身の絵が違う!という事もなく、とても絵が綺麗でとてもスムーズに読めました。
シリアスな感じで濃い絡みはないので、物足りないと感じる方も居るかもしれません。
兄弟ものは、この本が初めてだったんですが、とても満足です。

9

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

お兄ちゃん、がんばれ!

「セロ・メロウ」、「0能力者ミナト(漫画版)」の方ですね。

仲の良すぎる兄と弟のお話。
家を出ていく時、小さな弟にさんざ泣かれて困った兄は、弟と文通をはじめます。
何年も家を空けている兄は、弟離れを宣言した手紙を最後に送ってきます。
その手紙からはじまる、二人の兄弟愛の新しいステージ。

二人の手紙での繋がりから、会って話して触れられる距離の繋がり。
手紙を書いていた頃の素直な気…

4

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1/21の青い輝き、「クラッシュド・ブルー」by 一穂ミチ

ルチルの冊子のタイトルは、毎回rutile souvenirに何か一言加えたものだが、
この一冊の一言は「宝物」。
その中から、一穂先生「藍より甘く」の番外編のみのレビューです。

               :

サラリーマンとして働く暁行は、急な代役で九州に出張に行く。
なんとか仕事はうまくいき、その後の取引先社長の家のガーデンパーティ、
庭に咲いた小さな青い花を見て遙を思い…

3

兄弟恋愛 小説

李丘那岐  田倉トヲル 

これ1冊で5冊分ぐらい、おなかいっぱいになれる

いやあ、盛りだくさんでしたね。
主人公大学生だったけど十分キュートでした!
誘拐、超能力っていうか霊感、虐待、禁断の兄弟愛(いろんな組み合わせありw)、グレーな汚れ仕事、スパイ?w、その他もろもろトラウマなど、もっのすごくたくさんの内容が詰め込まれていました。

作者さんの筆力がすごいからか、それらがとても自然にいくつもの伏線として組み合わさっていて、ラストの感動へと一気につながるところは…

1

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

純粋な恋物語

まさかのキス止まりでしたが、画も綺麗で話の流れも好きです。
少女マンガがBL、しかも兄弟愛になった感じ。

主人公の豊は高校生。8年前に仕事のために家を出て行った兄、稔とは手紙を通じて繋がっていました。ある夏の日、その兄から「ただいま」というメッセージと自分の写真が同封された手紙が届きます。
その晩、唐突に帰ってくる兄。兄とひと夏を共にするうちに、自分の気持ちが他の兄弟の「好き」と違うこと…

5

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“藍”と“愛”は遥以外の何者でもない

アンソロですが、ミチさんがお目当てだったので
『藍より甘く』の番外編、『クラッシュド・ブルー』のみで失礼致します。

上司の代理で向かった九州出張。
無事商談もまとまり、
最後は取引先会長のご自宅でのガーデンパーティに出席する入江です。
庭の片隅に見つけた“忘れな草”で遥を想い、
会長に「季語は“藍微塵”だ」と教えられる。
声を掛けられた時に力の加減で摘んでしまったそれを
ハン…

3

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

ノスタルジー溢れる

行きすぎた兄弟愛の最終形…ガチ兄弟
と呼ぶにはあまりにキレイでキラキラして。田倉ワールドの雰囲気にどっぷりと浸かることができました。
まだ携帯やメールが普及する前の時代。
文通というやり取り、兄弟でというのが心の通いあいを見せる。
ソウメンやリンゴ飴、様々なエピソードにキュン萌えを感じずにはいられない。

兄弟、といっても生々しくなく、ブラコンの延長線上、突き詰めればこんな愛も待ってい…

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