小椋ムクさんのレビュー一覧

さよなら 小説

成瀬かの  小椋ムク 

切なくも献身的な愛情が沁みる

これはネタバレなしで読んだ方が絶ッッ対良いです。
攻め受けの情報登録もバレ配慮がされているので既に目に入ってても大丈夫。
(登録した姐様もそのままにしておいた姐様方も素晴らしい…!)

ミステリアス仕立てというか、
異世界に迷い込んだような覚束ない空気感で不安定さがあります。
少しずつピースを埋めていき導き出される"真実"が頭をよぎった時に
もしかしてメリバじゃな…

2

恋を半分、もう半分 ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

ヤキモチ⤴⤴⤴

本編と本編最後のおまけの間ぐらいのお話です。ふふ、甘い・・・卓人視点のにまにま話です。
以下 ネタバレ

栗梅亭市福の家に内弟子として住み込んで8か月たち、休みの日が違うし、スマホもパソコンも卓人が夜しか使えないので連絡もままならず、やや卓人不足な様子の勇真。うたたねしていたのを揺り起こしたら、甘えるみたいに膝に頭を載せてきて、頭撫でてって頼んできて・・

弟子入りするために書いていた手…

0

恋を半分、もう半分 小説

久我有加  小椋ムク 

関西弁たっぷり!

昭和初期と思われる「頬にしたたる恋の雨」がめっちゃ好きで、芸人シリーズはもうこの本だけで十分や神や!と思ってたんですが、ムク先生の挿絵に弱くて購入。今度はほぼ現代。関西弁ばりばり。これ関西ホームやない人、大丈夫やろかとめちゃ心配ですが、お話の内容が可愛らしい、ええ話なんで、関西弁話が気になっている方はお手にとってみてください~。受けに癒され、後半のSSでヘタレってる攻めと受け兄に爆笑し、最後のおま…

7

雪の褥に赤い椿 小説

華藤えれな  小椋ムク 

寒く、淋しい。冬の情景と重なるストーリー

寒い冬に読むのにぴったりな1冊でした。
北陸の厳しい寒さが伝わる情景と切ないストーリーが重なります。

冬独特の空気は意味も無く無性に淋しさを感じる瞬間があったりしますが、読んでる間中ずっとそれに似た"なんか淋しい"を感じてました。寒いときだからこそ心温まる作品もいいですがたまには心まで冬に浸りきるのも世界観に入り込めておつかもしれませんねぇ( ´-ω-`)_且~~

3

恋を半分、もう半分 小説

久我有加  小椋ムク 

もう、ビックリするほど受けにデレデレ

こちら、芸人シリーズの落語家編です。
シリーズと言いつつ完全に独立したお話なので、今作だけで問題無く読めます。
ちなみに「落語って全然知らないし」と言う方も、(私のような)ド素人でも楽しく読めるように書かれてるので、お気軽に手に取られて大丈夫だと思います。

で、こちら、とにかく甘いんですよー!!
攻めがですね、もうビックリするほど受けにメロメロ。
ついでにデレデレ。
また、素直な受…

11

ランチの王子様 小説

間之あまの  小椋ムク 

ごちそうさまです

作家さん買い。
オフィス街に小さなご飯屋を開いたばかりの受けと、そこに通い始めて常連客となる年下ワンコ攻めのお話です。
受けがやってるご飯屋さんが舞台なので当たり前だけど美味しそうな料理がやたら登場するので、お腹が空いて困る。
定食なんだけど、香の物とか、ほぉ〜味見してみたいなぁと思うものばかりなんですよ〜。

両片思いの二人が客とオーナーという立場から徐々に個人的に距離を縮めていくので…

2

妖狐上司の意地悪こんこん 小説

ゆりの菜櫻  小椋ムク 

攻め受けどっちも愚かに感じて……

同じ作家さんの「愛しの腹黒弁護士」が面白かったので目に付いたこちらを読んでみましたが、展開やキャラの言動にモヤモヤしきりで消化不良感が残りました。

まず受けが余りにも危機感なさすぎ。
受けの目覚めた妖力を狙う者たちから匿う為に、妖力は封印され、攻めの張った結界に守られて暮らしているんだけと、敵が怪しい動きをし始めた事が解っていても、何度もうかうかと結界の外に出ては危機に陥り、案の定捕まる……

2

君に触れたら 小説

松幸かほ  小椋ムク 

処女なのに、魔性の小悪魔を演じて

トピは忘れちゃいましたが答姐で「健気な処女受け」作品だと知り、面白そうだなぁと読んでみたのですが、この受けの真咲が本当に必死で健気でかわいかった。

セックスどころかキスもした事がない純情な子が、遊び慣れた気ままな猫(それも女王様気質の)を演じたおかげで見事憧れの人から告白されるも、素の自分と演じてる仮面とのギャップに悩む……というお話です。

中1の時、助けてもらった生徒会長の貴尚を好き…

3

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

癒し系BL

評判がよさそうなのでずっと気になっていたのですが、なんとなく大事に読むのをとっておいていました。
が、ふいに「読むなら今日だ!」と思ったので、えいやっと読みました。
可愛かった……そして最強の癒し系のお話でした。

「めんない千鳥の啼く夜」
「てのなるほうへ」
「春宵一刻」
「特別版」
の四篇が入っている本作。
第一篇の「めんない千鳥〜」だけが攻め視点の過去話で、後はすべて受け視…

2

何度でもリフレイン 小説

安西リカ  小椋ムク 

再会ってだけで萌える

再会復縁もの。
一度別れた恋人同士がばったり再会したことからまた止まった時間が動き出したり、過去の思い出が蘇って熱を上げたりというお話が大好物なので、この作品はとても楽しく読むことが出来ました。

前半は受視点で復縁するまでの話。
後半は攻視点で復縁後の話です。両視点ものはお互いが相手のことをどう考えているのかがよく分かるので、ふたりの性格の違いなども顕著でとても面白かったです。
特に攻…

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