小椋ムクさんのレビュー一覧

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

こそばゆい学園モノ

流星シロップを先に読んで、こっちも気になったので。
こっちのカップルはほのぼのとしていて、
余計に衛守×峰はいろいろ大変な問題を乗り越えたんだなーと感じました。
この二人ってほかの人達から見たらこんな風だったんだー…ニヤニヤ

「空色スピカ」の生徒会長・楠ノ瀬は、峰とはまた違う、見た目は王子様より天使で、中身は体育会系。
しかも峰のように頭がいいわけではなく、副会長の高科がブレーンで、…

9

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

腹黒小悪魔・峰サマにやられた…

主役二人のキャラがすっごくよかった。!!
なんといっても峰。
自分の可愛らしい顔のことも十分理解しているし、それを使って生徒会長やら寮長にまでのし上がる。
でもそのためには努力を惜しまず、誰に対しても笑顔を振りまき、物腰も柔らかく。
衛守と一緒にいるために全てを差し出しているような子でした。
昔から変な男に狙われやすいため、自分の女の子のような外見にコンプレックスを抱きつつも、
男らし…

3

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

がんばれ、高校生!

前作は1年限定に絞ったお話でしたが、今作は遠戚という設定上、中・高6年間のことがびっしりと書いてあります。なので、ちょっと邪魔くさいなぁ~という気がしなくもない。

でも、それは峰の成長によって、可愛い可愛いと容姿を褒められていた頃と、衛守に気持ちを伝えようと思った頃には、かなり肉体的にも成長し、女の子みたいに可愛くなくなってきたことの対比が書かれていたんだろうなぁ~と思うんです。
衛守のた…

0

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

峰君の複雑な性格がなんともいえないのです

前作「空色スピカ」の二人より一年上の生徒会長・峰と副会長・衛守のお話です。
スピカもよかったですが、私の好み的にはこっちの大人っぽい感じが好きです。
中学生の頃のエピソードなども沢山描かれていて、健気だったり可愛かったりするのですが、それでも大人っぽく感じるのです。

この二人は遠戚の関係でもあるとのことで、数々のエピソードの始まりは幼少時に遡ります。
意外に複雑な背景を持っているからこ…

1

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

白い王子と黒の騎士

前作で一筋縄ではいかなさそうな美人という印象があった峰でしたが。
予想以上にハードな家庭環境で育った、複雑な人でした。
あの麗しの笑顔の下には、色々な葛藤が………!!
これは衛守でなくても守ってあげたくなりますね。
あと笑顔でさり気なく毒を吐く峰がたまらない。
私もイヌと呼ばれてみたいです(笑)

しなやかな白い王子に付き従う黒の騎士・衛守。
男は黙って背中で語れ!みたいな、寡黙で…

1

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

淡々とすすむラブストーリー

イトコでおさななじみの2人の話だ。
紡績系の名家出身の、受と攻はイトコ同士。
小さいころに木から落ちる受を攻が受けとめたなんて印象的なエピソードがあったりする、インネン(笑)の2人だが、それが寮生の中学校で再会して、なんてところから話が始まる。
スピンオフでもある前巻で、学校のあるていどの設定が最初からわかっていたから話には入りこみやすかった。
が、なにせ中学校でお互いにイシキしあって、な…

0

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

段組に魅かれました

二作目の「流星シロップ」から逆行して(作中的には時系列で)読みました。
段組だというので身の詰まった内容を期待しつつ購入(注目点が段組なの?と言われましたが、段組です)。

半寮生の山奥の男子高、イベントで女子校生徒を呼び込むのが一番の仕事という生徒会。生徒会長と副会長の選出の仕方も女子を呼び込むの為に「客寄せ」と自覚して運営するところに割り切りが見えていいですし、生徒会長運営が2年の秋から…

3

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

そんな裏側があったとは!

「空色スピカ」のかわいいカップルの裏で結構な存在感を持ってた峰会長&衛守副会長のお話。
あ、×で表すなら衛守×峰ですけどね!
空色~の方ではもう全く胡散臭くて腹黒くしか見えなかった峰の、実はかなり繊細で結構重い過去を持ちつつ出来あがってしまった性格を知ってちょっとびっくり。
そして一途なかわいらしさも見れて、非常に堪能いたしました!

子供の頃、峰を助けた事によってついてしまった大きな傷…

1

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

彼の笑顔のその下は

空色スピカ の前の代の生徒会長と副会長の話。
「空色~」では随分と、腹黒に見えた、前生徒会長・峰が、実はこんなに可愛くて、必死だったのか。
衛守もちゃんと峰のことをわかって受け止めてあげている。

季節ごとの、生徒会の仕事や何かは、「空色~」に事細かに書かれているので、こちらではその分、二人の子供時代から中学生の頃の話が書かれている。
また、早い段階で、お互いに好き合っていることを認識し…

4

LOVEラブ 小説

遠野春日  小椋ムク 

思いやりのなさ…が青い証

私はこういうお話、すごく好きです。
1つ違いの高校生カップル。
甲斐はテニス部の部長・冬木から佐伯を紹介されました。
佐伯は細く白く、性格も繊細で弱々しい、反対に甲斐はテニス部できたえた体と強気な性格。
従兄弟の冬木は、佐伯の切ない片思いをほんの少し応援する気持ちで、後輩の甲斐に紹介したのでした。

甲斐にしてみれば、男から慕われるというのが気持ち悪い。
でも先輩である冬木の手前、仕…

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