ひびき玲音さんのレビュー一覧

告白 scent of declaration 小説

高遠春加  ひびき玲音 

高遠琉加ワールド

「神様、どうかこの人を俺に下さい」

14歳の少年が28歳のオトナに対して抱いた必死な祈りが、胸を刺した。
ヒリヒリするような痛みを胸に引き起こすストーリーでした。
ああ、高遠琉加さんの世界だ…と思った。切なくて悲しくて大好きな空気感。

母をなくした少年が、父親を訪ねてくるところから物語は始まります。
彼は父親が13歳のときにできた子供で、その父親は少年を認知もしてないし、存在すらも知らなかった…

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