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6/7(合計:69件)
羅川真里茂
cryst
なかなか一生を通して描かれたBLは少ない上、雰囲気で流すことなく「描き切った」と言える数少ない作品ではないでしょうか。 特筆したいのは、猟奇事件の解決をもって物語の終わりとならないところです。その後の彼らの生活もきちんと書いてあり、家族をはじめコミュニティと共存していく部分も入っています。 そして、彼らの周りの人たちのことも。けしてゲイカップルの愛だけが素晴らしいのではなく、周囲の人たちも…
BLかと聞かれるとちょっと違うのかもしれません。また、羅川さんの作風とも少し違う気がします。これが描かれたのは、「赤ちゃんと僕」の連載中でした。なぜこれを描きたいと思ったのか、知りたいなぁと思いました。 お話はアメリカを舞台にゲイカップルの出会いから二人が人生の幕を閉じるときまでを描いた、非常にシリアスなものです。 セリフ回しが多少芝居がかっていますが、真摯に二人の気持ちがつづられていて胸…
ありC
ネタバレ
文庫本の2巻目です。 こちらの巻は猟奇事件の話を主に展開します。 個人的に専門分野と重なる部分があったので興味深く読みました。 海外の猟奇殺人は日本の猟奇殺人より半端ない被害と内容のものが多いですが、 こちらの作品もそうした海外の猟奇殺人的な雰囲気がそのままなので、苦手な方はかなりの要注意です。トラウマにならないことを願います(^_^;) ただ、その事件に関わる人間の心理や愛を描…
羅川真里茂さんと言えば「赤ちゃんと僕」(今現在の最新作はましろのおと)などが思い浮かぶかたですが、こちらの作品は少女漫画ではないし、少女趣味的でもないです。 そしてBLと銘打って触れ回れば、間違いなくBLじゃな~い!とショックを受けて怒る人が出てくるような作品だと思います。これはBLなんて軽々しいもんじゃない、と怒る人。逆にBLだと言われてもっとライトなものを想像して読んだのに重すぎてダメ…
きぎまる
本当にオススメしたいのでネタバレはしません。 というか何とまとめようか悩んでしまうため上手にレビューが書けません。何ヶ月か一度ニューヨーク・ニューヨークを読みたい波がきて、読んで、感動というか刺激を与えられて、また閉じて…を繰り返し続けてきました。何度読んでも飽きないというより、またあの二人の人生を垣間見たいと思うのです。 題材が題材ですからどこかで立ち読みできるものでもないですし、迷うならぜ…
賛否両論で敬遠されている方も沢山いらっしゃるかと思いますが、私はとても好きな作品なのでネタバレせずにただただオススメします。 こちらは作者様自身、ボーイズラブとして仕上げたものではないようなので、いわゆるファンタジーな世界観はございません。リアル(といっても現実には程遠いのでしょうが)です。 読後は重いと感じるか、また白けてしまうか、ざっくり二パターンに分かれるかと思います。萌えとは程遠い。因…
けもけもぱぷ
前評判を聴いてから読んでしまうと、ああ、ドラマチックだなー、ここで感動しちゃう人もいるんだろうなあ、と醒めた気分に。 BLとかホモとかゲイとか、そういったものを扱った作品を読んだことがない、ビギナーとか、逆にBLには興味がないといった人が読むといいのかもしれませんね。 わたしはたのしませんでした。残念。
評判がいいので読んでみましたが、わたしの好みではなかった。 もっと夢を見たいのですよ、BLには。 いろんな作品を読んできたので、こういう作品もありかなとは思うんですが、感動するには年老いてしまったようです。
3373
赤僕等で有名な羅川さんの描く、ゲイがリアルな問題と立ち向かう話。 羅川さんが描くというので、花ゆめで読切出した「シークレットボーイに手ぇ出すな!!」系のほのぼのBLかと思ったらガッツリ本格派。 なんか、凄く重い。凄く深い。 BLってのは所詮ファンタジーなので、やたらと主人公の周りにはホモばっかりとか、学園公認で不純同性交遊OKだったりするのですが、これはワリとゲイの多いニューヨークが…
つかさ
オススメ度の高かったこのタイトルを、どうしても読んでみたくて入手しました。 買って後悔ナシ! とにかくヒューマンドラマです。 空想のBLなどという甘いストーリーではなく、「本当にありうるだろう」と思わせるリアリティな世界です。 二人のゲイが出会い、恋人になるまでの過程もシリアスだし、過去の恋人に対して執拗に嫉妬してしまうところとか、人間の醜い部分の感情などもきっちりと描かれていて、とて…